maneo妹尾社長が本を出しました「みんなと幸せになるお金の使い方」(1)
- 2013/02/13
- 18:02
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「みんなと幸せになるお金の使い方 ソーシャルレンディングという新しい投資のカタチ」
![]() | みんなと幸せになるお金の使い方 「ソーシャルレンディング」という新しい投資のカタチ (角川フォレスタ) (2012/12/22) 妹尾 賢俊 商品詳細を見る |
内容は、maneoはもちろんソーシャルレンディング全般におよぶものです。
先日読み終えましたので、内容を紹介します。
全6章構成となっています。
各章の内容は以下の通りです。
第1章 あなたのお金の「活かし方」
この章では、「ソーシャルレンディング」という言葉を知らない人向けに解説しています。
「ソーシャルファイナンス」や「クラウドファンディング」「マイクロファイナンス」などとどう異なるのか、わかりやすく整理・分類しています。
ここでは、ソーシャルレンディングを「銀行を通さずに、お金を借りたい人(個人・法人)とお金を貸したい、投資してもいい人(個人・法人)とをWEB上でマッチングする」サービスと説明しています。
また、ソーシャルレンディングは海外で生まれ、世界各国で拡大しているという状況についても説明しています。
第2章 日本初への挑戦
この章では、妹尾さんがmaneoを設立するまでの経緯について説明しています。
妹尾さんは、東京三菱銀行に勤務し、支店で法人向け営業を担当する中、本来の業務であるはずの融資業務よりもデリバティブ商品の販売で手っ取り早く収益を上げようとする銀行の姿勢に疑問を持ちました。そんなとき社外の勉強会を通じてソーシャルレンディングというサービスを知り、一大決心の末に銀行を辞め、自らmaneoを立ち上げ、社長に就任しました。
maneo立ち上げのために最初に壁となったのが、財務省・信用情報機関・東京都といった各省庁への登録作業でした。最初はどこに行っても門前払い同様で、法律上問題がないということを納得してもらうために弁護士を連れていったりして、のべ100回以上も足を運んでようやく認可が下りました。
次に大変だったのは、システム構築です。既存のパッケージなどを利用することはできず、すべて自前で0から構築しました。
結局会社設立から、サービス開始まで1年以上の時間を要したのです。
第3章 あなたのお金が日本を救う
この章では、maneoのサービス開始後の経緯と、サービス内容について説明しています。
個人向けローンからスタートしたものの、貸し倒れが多く事業存続が危ぶまれました。事業向け貸出にシフトし、ようやく経営が軌道に乗ってきました。
また、銀行から借りられない企業が多いことについて、その背景・理由を説明しています。
銀行の審査では、通常3期分の決算書類を提出しないとならない、不動産などの担保が必要、少額・短期の融資は手間がかかるため敬遠される、ネガティブイメージのある業界は不利、などのハードルがあり、収支に問題がなくてもお金が借りられない中小企業は多いそうです。
maneoでは、そうした企業に対しても、融資によって将来成長が見込めれば貸し出すことができます。例としてレイス治療院・ウィンコーポレーションを挙げて説明しています。
(次回に続きます)
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