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【書籍紹介】ソーシャルファイナンス革命 ~世界を変えるお金の集め方(1)

書籍の紹介です。

ソーシャルファイナンス革命 ~世界を変えるお金の集め方 (生きる技術! 叢書)ソーシャルファイナンス革命 ~世界を変えるお金の集め方 (生きる技術! 叢書)
(2012/06/30)
慎 泰俊

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業界内で話題になっていた書籍ですが、ようやく読み始めました。
内容の濃い本のようなので、何回かに分けて紹介していきたいと思います。

著者の慎 泰俊氏は81年生まれとまだ若い方ですが、モルガン・スタンレーキャピタルを経て、PEファンドの投資プロフェッショナルをされています。また、2007年に日本初のマイクロファイナンスファンドを企画されています。

最初に、資本コストのモデルについて説明されています。

<資本コストのモデル>
・資本コストとは
 資金調達の価格(借入の金利・投資リターン)のこと。

・資本コスト = 待つことの対価 + リスクの対価 + 情報取得の対価

・待つことの対価
  今日の消費を将来に遅らせることの対価と、お金が戻ってくるまでの機会費用

・リスクの対価
  投資リターンがばらつくことを受け入れることの対価・元本が返ってこない確率を受け入れる対価 

・情報取得の対価
  相手のことを調べるのに必要なコスト



銀行定期預金とソーシャルレンディングに当てはめると、

          定期預金                  ソーシャルレンディング
待つことの対価: 返済までの期限は数年           返済までの期限は数年
リスクの対価:  元本割れの確率は低い           元本割れの確率は高い
情報取得の対価: 銀行のことを調べる必要はほとんどない   事業者・貸出先について調べる必要がある

ということで、ソーシャルレンディングの方が定期預金よりも資本コストが高い(金利が高い)ということの説明がつきそうです。

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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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