ネット資金調達 米国の賭け
- 2012/05/12
- 19:02
「アメリカでネットを通じ広く資金を集める「クラウドファンディング」が広がっている」という内容です。
ネット資金調達のインディーゴーゴーというサービス事例が紹介されていました。
今はやりの「クラウドコンピューティング」のはクラウドはcloud(雲)ですが、「クラウドファンディング」はcrowd(大衆)で、全然違う単語です。
日本語にすると同じになってしまうので大変紛らわしいのですが。
記事の中で特に気になった部分を引用します。
(引用開始)
潮流をワシントンもかぎ取る。これまでは寄付ベースだったが、今月成立した新法では、投資型でも一定範囲でネットを通じた募集を認めた。米証券取引委員会は来年、詳細な規則を決める。高失業率に悩むだけに「起業こそ新規雇用を生む」(ブラウン上院議員)ともくろむ。
(引用終わり)
アメリカではネットでの資金調達についての法整備を進めているとのことです。
アメリカにはすでに世界最大のソーシャルレンディング「レンディングクラブ」がありますが、さらに多様な新規企業が今後生まれるでしょう。
日本のmaneoやAQUSH・SBIソーシャルレンディングはサービス開始にあたり金融庁等から認可を受けるまで何年も費やしたそうです。このあたりに日本で新たな金融サービスがなかなか生まれない理由があるように思います。
投資家保護は確かに重要ですが、新たな金融サービス誕生を阻害することのないよう、過度の規制はないほうがよいのではないでしょうか。
極端に言えば、リスクや資金用途についての情報開示だけ義務付けるようにし、あとは投資家の判断に任せる、ということでもよいように思います。