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UBI決算書分析(2011年度)

UBIの2011年度の決算書が公表されました。

UBI決算書(2011年度)
以前の記事「決算書から見たUBI株式会社の安全性は?」でUBIの2010年度までの決算書を簡単に分析しましたが、2011年度の決算書も同様に分析してみたいと思います。

まず、2011年までの経年での比較をしてみます。
UBI財務分析2012(1)

まず財務面では、2010年と比較して総資産が6億円以上増えているが、有利子負債も6億円近く増えている、ということに気づきます。(①の箇所)
貸借対照表を直接見てみると、社債の残高が8億円程度増えています。
この有利子負債の増加分はほとんど社債のようです。
UBI株式会社は2011年にmaneoでも資金調達をしているはずですが、その分は社債として計上されているのか、あるいは長期借入金として計上されているのかはよくわかりません。

結果として自己資本比率は2010年よりもやや低下し、負債比率は上昇しています。
安全性という観点からすると、やや悪化していると言えそうです。

一方、損益の面では、前年よりも売上高が70%以上も伸びていることが注目されます。
過去5年間でも最高の金額となっています。
ただし、営業利益・経常利益は前年とあまり変わっていません。(②の箇所)

これらの状況から判断すると、UBI株式会社は2011年には社債を多く発行して積極的に新規投資を行ったものと思われます。その結果として売上高は大きく増えたのでしょう。
ただ、費用も多くかかっており、利益にはまだ結びついていないようです。
好意的に考えれば、2012年以降利益が伸びてくるものと思われます。

次に、同業他社と比較してみます。
UBI財務分析2012(2)

今回も住友不動産販売と比較しました。
ただし、UBIのほうは2011年1月~12月の12か月の値であるのに対し、住友不動産販売の方は同じ期間の決算表が見当たらなかったので、2011年4月~12月の9か月間の値とします。

2010年と同様、自己資本比率・負債比率とも住友不動産販売のほうが断然よい数字です。(③の箇所)
あと、表には記載していませんが、売上高営業利益率も住友不動産販売のほうがかなり良い数字です。

ただ、「あなたを変える「稼ぎ力」養成講座 決算書読みこなし編」によると、自己資本比率は30%以上あればひとまず安心ということのようですので、まあすぐにつぶれることはないと考えてよいのではないでしょうか。


2011年にmaneoという資金調達マシン?を手に入れたUBI株式会社は、それを武器として積極投資に打って出ています。
このスキームが成功すれば大きな利益を生むことになるでしょうが、もしつまずくと、財務状況の大幅な悪化を招くことになるかもしれません。

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