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ソーシャルレンディング3社の徹底比較(2012年版)(ビジネスモデル)

しばらく前回から空いてしまいましたが、ソーシャルレンディング3社の徹底比較(2012年版)まずはビジネスモデルから比較してみます。

ソーシャルレンディング会社比較 (内容・数値はいずれも2012年2月時点) 
 maneo(マネオ)AQUSH(アクシュ)SBIソーシャルレンディング
  ファンド型
(フリーローン(2年・3年)
借換ローン(3年))
ビジネスモデルタイプオーダーメイド型ファンド型ファンド型
(オーダーメード型および証券担保ローンファンド型も実施)
ビジネスモデル・事業性ローンのみ・複数の借り手に対して貸し手も複数・複数の借り手に対して貸し手も複数
・1人の借り手に対して貸し手が複数・借り手を審査し、信用リスクを客観的に格付評価した「AQUSHグレード」(5段階)を提示・2週間ごとに新たなファンドが生成される。募集期間終了後に貸出金利が決定され、融資が実行される。
・貸し手は、借入目的・事業内容などの情報を元に借り手を選び、貸出金額を指定する。・投資家は借り手を直接指定できず、グレードと金利を指定して投資する。・投資家は借り手を直接指定できない
  ・ファンド型のほかにオーダーメード型および証券担保ローンファンド型も実施
金利決定の仕組みローン募集時に借り手が決定金利は、ローン募集期間中に貸し手が決める。低い金利を設定した貸し手から優先的に貸出が実行される。借り手側金利はSBIソーシャルレンディングが審査結果を基に決定。
募集期間終了後に全借り手の金利から貸出金利が決定され、融資が実行される。(全借り手金利の平均が貸出金利となる)
(=融資が確定してからでないと金利がいくらになるか決定しない)
収益源・借り手金利と貸し手金利の差(=maneo金利)が収益源。・ローン成立時に、借り手から貸出金額の4%に相当する手数料を徴収・ローン成立時に、借り手から貸出金額の3%に相当する手数料を徴収
・maneo金利の利率はローンにより異なるが、5~6%程度。・貸し手から毎月貸付金残高の0.125%の営業者報酬を徴収(年利1.5%)・貸し手から毎月貸付金残高の0.125%の手数料を徴収(年利1.5%)
特徴・貸し手は借り手に対して質問できる。・投資先を自動で分散してくれる。・貸し手の資金が融資されるかどうかは早い者勝ち
・借り手から優待が受けられるローンがある


昨年からの違いは以下の通りです。

・maneoは個人向けローンから撤退し、事業性ローンのみとなりました。
・maneoの貸し出し時手数料(貸出金額の1.5%)が廃止となりました。
・SBIはファンド型のほかにオーダーメード型および証券担保ローンファンド型も実施
(AQUSHは特に変更なし)

改めてビジネスモデル上のメリット・デメリットを整理すると以下の通りとなります。

<maneo>
 ■貸し手にとって
  ●メリット
   ・企業のビジネスモデル・借入目的などの情報を元に借り手を直接選ぶことができる。
   ・借り手と直接コミュニケーションができる。
   ・仕組みがわかりやすい。
   ・借り手を決めれば、貸付は必ず行われる。
   ・一部のローンではレンダー優待がある。
  ●デメリット
   ・借り手の情報を元に信用度を見極める力が必要になる。
   ・投資先を自動的に分散させる仕組みはない(リスク分散は自分で行う必要がある)
 ■借り手にとって
  ●メリット
   ・自分で金利を決められる。
   ・貸し手に対して借入目的や熱意・お礼などを伝えることができる。

<AQUSH>
 ■貸し手にとって
  ●メリット
   ・借り手の情報を元に信頼性を判断する必要がない。(借り手の情報はそもそも見られない)
   ・自動的にリスク分散される(各グレードの中で自動的に分散投資される)
  ●デメリット
   ・慣れるまでやや仕組みがわかりにくい
   ・投資先のグレード・金利によってはなかなか貸付が実行されない。
   ・貸し手から毎月貸付金残高の0.125%(=年利1.5%)の営業者報酬を徴収
 ■借り手にとって
  ●メリット
   ・信用状況や借入目的などの情報を投資家に公開しなくてよい
   ・自動的に最適な金利が提示される。(自分で決める必要はない)
  ●デメリット
   ・ローン成立時に、借り手から貸出金額の4%に相当する手数料が徴収される。

<SBIソーシャルレンディング(ファンド型)>
 ■貸し手にとって
  ●メリット
   ・借り手の情報を元に信頼性を判断する必要がない。(借り手の情報はそもそも見られない)
   ・自動的にリスク分散される(自動的に分散投資される)
  ●デメリット
   ・融資が確定してからでないと金利がいくらになるか決定しない
   ・なかなか融資が実行されないことがある
   ・貸し手から毎月貸付金残高の0.125%(=年利1.5%)の営業者報酬を徴収
 ■借り手にとって
  ●メリット
   ・信用状況や借入目的などの情報を投資家に公開しなくてよい
  ●デメリット
   ・ローン成立時に、借り手から貸出金額の3%に相当する手数料が徴収される。


どこも一長一短ですが、貸し手としては、借り手を直接選びたければmaneo・借り手を分散させてリスクを自動で分散させたいならAQUSHかSBISLを選択するのがよいでしょう。

ただし、ビジネスモデル以外にも比較すべき要素はあります。
次回以降見ていきたいと思います。
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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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