maneoは2011年6月から法人向けの貸出のみ行っているわけですが、その借入資格や審査内容についてはどのようになっているのでしょうか。
サイト上では明記されている箇所が見当たらなかったので、maneoサポートに質問してみました。
結果、以下の回答が得られました。
<質問>
・借り手側の借入資格はどのようなものでしょうか?
<回答>
対象は事業性資金を必要とする個人・法人になります。
金額・期間・利率は案件ごとに相談させていただきます
(ただし、期間は3年・利率は法定利息内が限度となります)。
会社の実在性や事業実態があることは、当然の前提となりますが、
一見のお客さまでは、これを必ずしも担保出来ないことから、
原則的には弊社に関係する方からのご紹介がある方を対象としております。
<質問>
・借入審査の内容はどのようなものでしょうか?
「マンガでわかるmaneo」によると
・融資対象先の業種や財務内容の確認
・会社訪問と社長面談
・会社の現場確認
・担保設定や売り上げの入金口座を抑えることで返済を確実にするための工夫
・最終的には役員会で融資の可否を決定
の流れだそうですが、それぞれのプロセスにおける審査内容は具体的にどのようになっているでしょうか。
<回答>
プロセス内における確認事項・審査のポイントは個々の企業によって異なります。
例えば、戸建て分譲業者であれば、見るポイントの一つとして在庫の回転率がありますが、
回転率はデータで確認するほか、社長が在庫の回転率にどのような考えを持っているかや現場判断を吸い上げる体制になっているか、
取扱い物件のエリアはどこか等の裏付けが必要なので、そういった事項を確認します。
ただ、そうしたポイントは一つの事業者に対しても複数あることに加えて、事業者毎にポイントは異なりますし、
事業ステージによっても変わりますので、大変申し訳ございませんが一概にこれとは申し上げにくいです。
<質問>
・借入審査の通過率はどの程度でしょうか
<回答>
上記のとおり、一見でのお申し出はお断りしており、
ご紹介いただいた事業や案件の中から選択しておりますので、
通過率というデータを厳密には算定しておりません。
また、通過率に関しては当方で何%目標というのはありません。
優良案件であれば積極的に取り上げますし、
そうでない場合は、通過率は下がるとお考えください。現在のところ、一見での借り手への貸し出しは行っていないとのこと。
一般の企業がmaneoで資金調達をしようとしても難しいようです。
また、借り手が法人であるため、審査内容は一律ではなく個別に異なるとのことです。
maneoは現在貸し出し先の選定・審査をあまりシステマティックに行っているわけではないようです。
よく言えば信頼のおける貸し出し先に対して個別に柔軟に審査を行っていると言えますが、悪く言えば審査する人の力量に依存しているといえそうです。
安定して貸し出しを行うことはできそうですが、大規模な貸出の拡大は難しいように思います。
今後もこの方針を継続するのでしょうか。
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