2011年ソーシャルレンディング6大ニュース(1)
- 2011/12/10
- 18:17
ニュースの選択や順位は独断と偏見によるものです。
<6位 maneo UBI株式会社傘下に(6月)>
maneoがUBI株式会社の傘下に入りました。
以下「maneo通信」からの引用)
弊社は、UBI株式会社のグループに入ることになりました。
UBI株式会社は、不動産のセール&リースバックを活用した企業支援・不動産や株式に対する投資、不動産特定共同事業に基づく投資ファンドを活用したオフバランス支援を事業とし、バランスシートとキャッシュフローの改善による中小企業の活性化に取り組んでおり、資本金10億円の企業です。
UBI株式会社の「売却による利益(キャピタルゲイン)を期待する投資商品ではなく、
毎月の安定的な収入(インカムゲイン)を確保する資産運用商品を提供する」という理念が、
弊社の理念と一致したことがグループ入りを決めた理由です。
(引用終わり)
ベンチャー企業として2008年10月の創業以来独立して経営を行ってきたmaneoですが、3年目にしてUBI株式会社の傘下に入るという決断を下しました。
これ以降UBIが手掛ける不動産関連ローンをmaneoが募集するなどの新たな試みを行い、成功を収めています。グループとしてのシナジー効果は発揮できていると言えるでしょう。
われわれ投資家としては、条件の良い投資先が増えたことと、maneoの経営が安定化したことを歓迎したいと思います。
<5位 AQUSH ローン申し込み金額26億円突破(10月)>
AQUSHのローン申し込み金額(サービス開始からの累計)が10月に26億円を突破しました。
AQUSHはローン成立金額を公表していないのでそのうちのどれだけが成立しているのかは不明ですが、「借入の承認率は20%未満」という情報と考え合わせると、5億円程度と考えられます。
同時期にmaneoの貸出金額が13億円を超えているので、規模ではまだmaneoに後れをとっている印象はあります。サービス登録者数でも、maneoは20000人を超えているのに対し、AQUSHはに6000人(8月31日時点)です。
しかし、AQUSHは雑誌やネットニュースなどのメディアでの注目度は非常に高いと言えます。
今年に入ってからのAQUSHのメディア(雑誌・ネットニュース・テレビ)での登場回数は合わせて8回です。
(AQUSHメディア掲載情報より)
AQUSHは今年特に新たなサービスを打ち出したり大幅に業績を伸ばしたりしたわけではありませんが、「運用実績7%」と「貸倒率1%未満」という数字がこの低金利時代において投資家の注目を集めているのは間違いありません。堅実なサービス提供が評価されていると言えるでしょう。
こうした点を考えると、2012年はAQUSHにとっても飛躍の年となる可能性があります。
4位以降については次回とします。
