イギリスのスモールビジネス向けソーシャルレンディング「Funding Circle」
- 2011/04/26
- 20:08
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英国のスモールビジネス向けソーシャルレンディング
この記事によると、この「Funding Circle」は昨年8月の立ち上げ以来わずか8カ月で、4000件・1150万ポンド(約15億5000万円)の融資を実行したそうです。
maneoがサービス開始2年半の現時点で融資実行約300件・約4億2000万円なのに、それと比較してあまりに凄すぎます。
もっとも、同じイギリスのZopaは、現在6年目で貸出総額1.25億ポンド(約168億円)なので、それと比べればまだ少ないということになります。
4000件で15億5000万円ということは、1件あたり約40万円ですね。ビジネス資金としてはずいぶん少ないような気がします。飲食店の開業などでももっと資金が必要だと思いますが、どんなビジネスが多いのでしょうか。
Funding Circleサイト
上記サイトをみたところ、平均金利は8.3%だそうです。
Zopaは年率7.6%なので、ほぼ同水準のようです。(ただし手数料や税金を引いた後か前かはよくわかりません)
また、仕組みはAQUSHと同じようなファンド型で、貸出金額・貸出金利・一つの案件に最大何%投資するか
・貸出までの時間(早く貸したいか遅くてもよいか)などを指定して貸出を行うようです。
借り手がランク付けされる点もAQUSHと同じで、A+,A、Bの3ランクに分けられているようです。
気になる貸し倒れ率は、A+で0.6%・Aで1.5%・Bで2.3%と見積もられています(実績値なのか予想値なのかはよく分かりません)
ざっと見たところ、日本のAQUSHとビジネスモデルとしてそんなに大きな違いは無いように思います。
イギリスでこれだけ流行っているのに日本ではまだ貸出が増えていないのは、単に知名度がまだ低いからだけなのでしょうか?それとも金融をとりまく環境に大きな違いがあるのでしょうか?
そのあたり自分もまだよくわかりませんが、今後も引き続き勉強していきたいと思います。
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