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maneo妹尾氏によるセミナーに行ってきました(2)

maneo妹尾氏によるセミナーレポートの続きです。

■maneoについて
 ・maneoの2010年度の実績
   貸出金額:2.2億万円 うち返済遅延:100万円
 ・パーソナルローンの審査基準は、年収300万円以上、借入総額が年収の1/3以上、債務整理・自己破産・延滞などがないこと(JICCの情報を元にチェック)
 ・一時期、パーソナルローンのデフォルト率が非常に高く、7%を超えていた。詐欺も多かったため、2009年から勤務先の在籍確認、他社での同時の借入申し込みの確認、電話での資金使途のヒアリングなども行うようにした。現在の承認率は5%未満。

■maneo事例の紹介
 ●フランチャイズ案件
  ・個人事業主だったり、実績がなかったり、金額が少なかったりすると銀行では借りられない。
  ・maneoでは、事業計画の審査・オーナーとの面談・フランチャイズからの保証を行っている。
 ●コーポラティブハウス
  ・複数の居住予定者で組合を作って土地を取得してマンションを建てるような場合、住宅ローンは建物が建ってからでないと実行できないので、土地の取得費用を借りる必要がある。銀行は、そうした組合向けの融資は実行しにくい。
  ・maneoでは、居住予定者の審査を行い、貸出募集を行う。
  ・コーポラティブハウスの運営会社であるアーキネットと提携してローンを実行。
  ・もし途中で組合員が抜けてしまった場合、値引きしてリセールすることで対応できるので、リスクは比較的低い。
 ●レイス治療院
  ・医療訪問(マッサージ治療)に対する融資
 ●不動産担保ローン
  ・不動産を担保として設定
  ・貸付金額は時価評価の45%なのでリスクは低い

■ソーシャルレンディングの意義
 ・1940年代体制の元で、金融の各種の機能は全て銀行に集中していた。
  しかし、リスク分散の観点から、これをもっと分散させるべきという考え方がある(金融アンバンドリング)
 ・その流れで、例えば決済機能についてはpaypal・海外送金についてはSBIレミットなどが実行できるようになりつつある。同様に、預金・貸出機能についてはソーシャルレンディングが担っていけるのではないか。

■質疑応答
 Q:maneo起業のきっかけは?
 A:もともと都銀に入ったときは起業は考えていなかった。
   勉強会に参加している中で、ソーシャルレンディング起業の話が出て、銀行に勤めながら参加していた。
   もしかしたら世の中を変えるサービスになるかもしれない、という予感があったので、銀行を辞めて社長になった。準備期間は約2年。
 
 Q:起業資金はどうやって集めたのか
 A:最初は金融庁からOKが出なかったので、機関投資家からは借りられなかった。
   エンジェル投資家から出してもらった。
 
 Q:Kickstarterなどのマイクロパトロンプラットフォームとの違いは?
 A:お金の出し手の動機が違うので、競合はしないと考えている。
   ソーシャルレンディングは元本が返ってくるのが原則だが、マイクロパトロンでは元本は返ってこず、代わりにサービスなどが受けられる。


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<感想>
妹尾さんのお話は単なるmaneoの紹介だけではなく、日本の戦後の大きな金融の流れとその課題についての非常に分かりやすい説明となっていました。その流れの中でどうしてソーシャルレンディングが出てきたのかよくわかりました。
さすがにもともと都銀に勤務されていただけあり、銀行の業務についての知識はとても豊富で、話につい引き込まれてしまいました。
また、パーソナルローンで当初デフォルト率が高くなってしまったことについては失敗だったと率直に認めており、今後は審査の厳格化やスペシャルローンの重視を進めていくということでした。



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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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