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日本政策金融公庫に600万円の融資を申し込みました

接骨院経営の話です。

接骨院の運転資金調達のため、日本政策金融公庫に融資を申し込むことにしました。
なお、接骨院を買収する際にもその資金600万円を日本政策金融公庫から借りています。

融資を申し込んだのは、「新型コロナウイルス感染症特別貸付」です。
この制度の概要は以下の通りです。



条件として、「最近1ヵ月間の売上高または過去6ヵ月(最近1ヵ月を含む。)の平均売上高が前5年のいずれかの年の同期に比し5%以上減少していること」というのがあります。

また、利率(基準利率)は、1.04%~1.70%と、比較的安いです。

インターネット申し込みに必要な資料は、以下の通りです。
①最近2期分の確定申告書・決算書 (勘定科目明細書を含みます。 )
②最近の試算表 (決算後 6 ヵ月以上経過している場合または事業を始めたばかりで決算を終えていない方)
③見積書(設備資金をお申込の方)
④新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書

私の会社の決算時期は4月なので、申し込みを行った5月時点ではちょうど前期の確定申告書・決算書が完成した時期でした。
ただ、決算書を参照したところ、「最近1ヵ月間の売上高または過去6ヵ月(最近1ヵ月を含む。)の平均売上高が前5年のいずれかの年の同期に比し5%以上減少していること」という条件を満たしていませんでした。
そのため、確定申告書・決算書を作成した税理士に相談し、条件を満たすよう、若干売上の数字を調整してもらいました。
おかげで申し込みを行うことができました。

運転資金として、600万円を返済期間20年で申し込みました。

さて、インターネットで申し込みをして数日後、日本政策金融公庫の担当者から電話がかかってきました。
いくつか必要書類をそろえた上で支店まで面談に来てほしいとのこと。
求められた必要書類は以下の通りです。

・法人名義の銀行の取引明細3ヶ月分
・口座番号・口座名義がわかる画面
・接骨院の経費のわかる資料
・5月の売上
・個人の銀行通帳 
・すべての借入の明細(個人の住宅ローンも含む)
・本人確認書類(免許証)

必要書類をそろえて面談に臨みました。
そこでのやりとりは以下の通りでした。

Q:追加で購入した不動産物件はどういうものか
A:千葉県柏市の中古の戸建てを購入した。

Q:物件購入の理由は
A:不動産収入を増やしたかったため。

Q:戸建てに入居者は入っているのか
A:先月から入っている

Q:もともと保有していたアパートの賃貸状況は
A:ほぼ満室で運用できている

Q:接骨院、従業員は以前から2名で変わっていないか
A:以前の2名は今年の4月で退職し、今年の5月からスタッフは入れ替わっている

Q:スタッフの退職の理由は
A:自己都合

Q:現在のスタッフの給与はいくらか
A:2名で60万円ほど

Q:現在の顧客一人当たりの単価は
A:保険請求も含めて2200円ほど

Q:1日当たりの顧客数は
A:20名程度

Q:営業日数は
A:週5日で、月約20日

Q:営業時間は
A:9:00~19:00

Q:直近2年は赤字とのことだが、現在役員報酬はとっているのか
A:役員報酬はとっていない

Q:接骨院の売上が上がらない要因は
A:コロナの影響が大きかった

Q:人件費が上がっている理由は
A:物価高などがあり、対応せざるを得なかった

Q:経費削減策は何か考えているか
A:6月末で人員削減を予定しており、7月から当面1名体制とする

Q:顧客増加に向けての対策は
A:DM・チラシなど広告宣伝を考えている。今回の融資の資金を使用する予定

Q:売上増加の見込みは
A:現在1日あたり顧客数は20名だが、30名を目指している

Q:現在顧客1名あたりの施術時間はどの程度か
A:10~15分ほど

Q:現在会社の口座はこれ1つか
A:その通り

Q:代表社員(けにごろう)には、個人として給与所得はあるのか
A:私は昨年2月に退職し、現在給与所得はなし

Q:現在個人としての所得はあるか
A:個人としても不動産投資を行っており、その収入がある

Q:個人として確定申告は行っているか
A:行っている

Q:そうであれば、個人の確定申告書も必要となるので、別途提出してほしい
A:了解した。

Q:会社への事業主としての貸付が増えており、現状1600万円となっているが、いずれ返す予定はあるのか。
A:会社の経営が軌道に乗れば返していきたい

Q:具体的な資金用途は
A:DMの発送 1回10万×12回
チラシ配布 10万×12回
オンライン広告 月6万 ×12回
あとは人件費などを予定している。

Q:個人としての融資は住宅ローンのみか
A:その通り

Q:個人として連帯保証を付ける必要がでてくるが、それでよいか
A:了解した。

Q:返済期間20年は長すぎるので、運転資金としては5~7年程度となるが、それでよいか
A:了解した。

Q:広告宣伝費だと600万円は多すぎるので減額される可能性があるが、それでよいか
A:了解した。

今後の流れについて、審査には約2週間かかる。
審査が通れば、速達で契約書を送付し、その後入金までは4営業日かかる。

面談は以上でした。1時間以上かかりました。

融資についてはかなり厳しそうな印象でしたが、無事に融資を受けることができでしょうか。

次回は「ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2023年版)「利回りくん」「利回り不動産」」の予定です。




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Author:中田健介(けにごろう)
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2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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