ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2023年版)「property+」「アンシンバンク」
- 2023/07/15
- 05:00
今回は「property+」「アンシンバンク」です。

⇒property+
概要
沿革
■運営会社
●概要
「property+」の運営会社は、株式会社リビングコーポレーションです。
2015年8月開業です。
株式会社リビングコーポレーションは、投資用収益物件に関する企画・設計業務の提供、投資用収益物件の開発・販売、建築工事の施工及び不動産全般に関するアドバイザリー業務、不動産特定共同事業を手掛けています。
主に富裕層向けに、高さ10mに4階建てを可能とする特許技術(10-4CUBE工法)を使い、メンテナンス費用抑制のためエレベーターやベランダを排した一棟収益型賃貸RCマンション(現在の名称はquador/クアドール)を開発し、販売してきました。
過去十数年で累計開発棟数は数百棟に上っています。
●代表者
株式会社リビングコーポレーションの代表取締役社長は鈴木 英樹氏です。
twitterプロフィールによると、
静岡県富士市出身。証券マンから不動産屋に。
とのことです。
代表取締役社長 鈴木 英樹氏

●出資者
株式会社リビングコーポレーションは旧SBIライフリビング株式会社(現株式会社ウェイブダッシュ)の分社化により、不動産事業を引き継ぎ不動産専門会社として新たなスタートを切ったとのことです。
また、現在は、東証⼀部上場の飯⽥グループホールディングスのグループ会社です。
●悪いうわさなど
株式会社リビングコーポレーション、鈴木 英樹氏とも、特に悪いうわさなどは見当たりませんでした。
■サービス
property+は、不動産を対象とするクラウドファンディングです。
投資家から集めた出資金を不動産の取得・開発に使用し、運用期間中の賃料収入や売却時の利益を分配します。
不動産特定共同事業法に基づくサービスです。
●特徴
・豊富な施⼯実績と⾼い稼働率
同社が展開する投資用デザインマンション(quador/Branche)は、政令指定都市を中心に全国規模で商品開発を行っており、290棟超の供給実績を誇るシリーズです。
主要都市に駅徒歩10分以内の好立地でありながら、高い人気を誇るデザイナーズマンションを提供しており、機関投資家や個人投資家など幅広い投資家から支持を集めています。
property+は、豊富な施工実績と高い入居率を誇る自社開発物件を活用したクラウドファンディングです。
・運用利回りは3.5~10%程度と高水準
これまで募集された案件の利回りはいずれも3.5~10%です。
不動産クラウドファンディングとしては高い水準と言えます。
・マスターリース契約
property+は、運⽤物件の空室リスクに対する対策としてマスターリース契約を⾏います。
これによって賃料収入が保証されます。
・優先劣後構造による投資家保護
運営会社が対象不動産に劣後出資を行っています。
万が一、対象不動産の価値が下落して損失が生じた場合においても、まず劣後出資分から負担されるので、下落リスクを抑えることができます。
2022年の貸出額は7.2億円、シェア0.4%と業界28位の規模です。
なお、2023年3月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。
評価

私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。
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⇒アンシンバンク
概要
沿革
■運営会社
●概要
「アンシンバンク」の運営会社は、サン・キャピタル・マネジメント株式会社です。
第二種金融商品取引業の免許を取得しています。
昭和47年設立で、主な事業は第二種金融商品取引業、金融商品仲介業です。
外国債券の販売などを手掛けています。
●代表者
サン・キャピタル・マネジメント株式会社の代表取締役社長は前田利和氏です。
前田利和氏の経歴については見つけられませんでした。
●出資者
サン・キャピタル・マネジメント株式会社の出資者についてはわかりませんでした。
●悪いうわさなど
サン・キャピタル・マネジメント株式会社は2016年に行政処分(業務改善命令)を受けています。
処分理由は、「事業の実態について事実と異なる内容を表示し匿名組合契約に基づく権利の私募の取扱いを行った」ことです。
↓
サン・キャピタル・マネジメント株式会社に対する検査結果に基づく勧告について
サン・キャピタル・マネジメント株式会社は、パチスロ機レンタル事業に投資するというファンドの募集を行っていました。
しかし、投資先の企業では実際にはパチスロ機購入ではなく別の用途に資金が流用されていました。
サン・キャピタル・マネジメント株式会社はその状況を全く認識していませんでした。
そのため行政処分を受けています。
■サービス
アンシンバンクの資金使途は、インドネシアの個人向けソーシャルレンディングサービスである「Asetku」を利用するインドネシアの個人および法人への小口融資事業です。
「Asetku」は、インドネシアにおいて101万人の借り手アクティブユーザーを持ち、23億ドルを超える融資実績があるとのことです。
保険会社による信用保証が利用できる仕組みと、機械学習技術を利用した借り手の審査により質の高い借り手への融資を実行することにより、返済期日より最大90日の期間内の返済実績が100%とのことです。
●特徴
・投資先はインドネシアの個人および法人への小口融資事業
アンシンバンクは、グループ会社を通じてインドネシアの個人向けソーシャルレンディングサービス「Asetku」を利用するインドネシアの個人および法人へ貸付を行うサービスです。
・運用利回りは7%程度
募集案件の利回りは7%程度です。
・為替変動リスクがある。
インドネシア法人への貸付の実行及び元利金の回収は全て円建てで行われます。
為替リスクについてはインドネシア法人が負うものとしていますが、インドネシアルピアの価格変動により返済原資が予想以上に毀損した場合は、出資金が毀損するおそれがあります。
2022年の貸出額は6.8億円(シェア0.4%)と、業界29位の規模です。
なお、2023年3月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。

次回は「ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2023年版)「i-Bond」「COOL」」の予定です。
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