ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2023年版)「利回りくん」「利回り不動産」
- 2023/07/01
- 05:00
今回は「利回りくん」「利回り不動産」です。

⇒利回りくん
概要

沿革
利回りくん(旧シーラファンディング)は、2019年10月に開始した不動産クラウドファンディングサービスです。
運営会社は株式会社シーラです。
設立は2010年9月29日と、約10年の社歴があります。
資本金は1億5000万円です。
事業内容は、不動産売買、マンション開発、賃貸管理、建物管理です。
都内・横浜を中心に、「SYFORME」ブランドのマンションを開発・販売しています。
代表取締役・創業者は湯藤善行氏です。
湯藤氏は大学卒業後、大手マンションディベロッパーへ就職。
その後、投資用ワンルームマンションの開発・販売を手掛ける株式会社エスグラントコーポレーションへ転職。
同社は創業後4年で株式公開し、湯藤氏も経営陣の一人として活躍しました。
しかし、同社は2009年に事実上倒産。
時期的に、リーマンショックの影響と思われます。
「愛してやまないエスグラントをもう一度作る。」
この想いから立ち上げたのが「株式会社シーラ」とのことです。
また、取締役会長は杉本宏之氏です。
杉本氏は1977年生まれ。神奈川県出身。
高校卒業後、宅建主任者資格を取得し不動産会社に就職。
2001年に独立し、エスグラントコーポレーションを設立。
05年、業界史上最年少で上場。
09年に民事再生を申請し、翌10年にSYホールディングス設立。
なお、女優の深田恭子氏と交際しているとのことです。
利回りくんは、不動産特定共同事業法に基づく、不動産型のクラウドファンディングです。
投資家から資金を集め、不動産の取得や改修工事を行い、そこから得られた収益を投資家に分配する事業です。
CREALやFANTUS Fundingなどと同様のモデルです。
利回りくんは、“応援型”不動産クラウドファンディングです。
利回りくんの投資対象は、
「新築マンションに犬猫向け施設を組み込んだペット共生マンション」
「シニアテックマンション」
「宇宙ベンチャー企業の工場」
といった、社会貢献・地域創生をテーマとした案件が多いのが特徴です。
また、投資家が優先出資者となり、事業者がプロジェクトの一部を劣後出資金として出資する方式のため、物件の価格下落が生じた場合も一定水準までの下落であれば、投資家の元本は守られる仕組みとなっています。
2022年の貸出額は12.5億円(シェア0.7%)と、業界24位の規模です。
なお、2023年3月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。
代表取締役・創業者 湯藤善行氏
取締役会長 杉本宏之氏
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。

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⇒利回り不動産
概要

沿革
■運営会社
●概要
「利回り不動産」の運営会社は、株式会社ワイズホールディングスです。
株式会社ワイズホールディングスは、不動産開発事業、不動産特定共同事業、不動産仲介事業、賃貸事業、再生事業を手掛けています。ホテル開発なども手掛けています。
2014年8月開業です。
●代表者
株式会社ワイズホールディングスの代表は和泉 隆弘氏、萩 公男氏の2名です。
和泉 隆弘氏の経歴は以下の通りです。
青山学院大学法学部卒業
1991年、株式会社協和埼玉銀行(現株式会社りそな銀行)入行以来、20年間個人富裕層、中小企業取引中心の支店渉外として活躍。とりわけ、東京ミッドタウン支店では開設メンバー兼マネージャー職として、主にキャッシュリッチ富裕層開拓のビジネスモデル(富裕層紹介ルート開拓と投資用アパマン貸出等)を築き上げ、8期連続で社長表彰を受ける。
その後、本部の資産家取引推進チーム推進役、富裕層貸出・ヘルスケア推進企画業務、不動産業務に従事
2019年12月りそな銀行退職
2020年1月当社、専務取締役就任
2020年4月代表取締役就任
和泉 隆弘氏

萩 公男氏の経歴については見つけられませんでした。
また、SAMURAI元代表の澤田聖陽氏が顧問を務めています。

●出資者
株式会社ワイズデベロップメントの出資者についての情報は見当たりませんでした。
●悪いうわさなど
株式会社ワイズデベロップメント、和泉 隆弘氏とも、特に悪いうわさなどは見当たりませんでした。
■サービス

利回り不動産は、不動産を対象とするクラウドファンディングです。
投資家から集めた出資金を不動産の取得・開発に使用し、運用期間中の賃料収入や売却時の利益を分配します。
不動産特定共同事業法に基づくサービスです。
●特徴
・数万円から投資可能
「利回り不動産」の最低投資金額は数万円です。
・運用利回りは7%程度
利回り不動産の運用利回りは6~7%程度です。
不動産クラウドファンディングとしては比較的高い水準と言えます。
・投資対象は住宅が中心
投資対象は、マンションなどの住宅が中心です。
・優先劣後構造による投資家保護
株式会社ワイズデベロップメントが対象不動産に劣後出資を行っています。
万が一、対象不動産の価値が下落して損失が生じた場合においても、まず劣後出資分から負担されるので、下落リスクを抑えることができます。
・「ワイズコイン」を投資に利用できる
「ワイズコイン」を利回り不動産で投資に利用することができます。
「ワイズコイン」とは、利回り不動産への投資、口座開設時などで簡単にコインが貯まるサービスです。
WISE COINは1コインにつき1円相当で利用可能です。
2021年の貸出額は4.7億円(シェア0.3%)と、業界26位の規模です。
なお、2022年3月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。

次回は「素人が接骨院を経営できるか~2023年5月収支実績」の予定です。
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