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ソーシャルレンディング・不動産クラウドファンディングサービス2022年貸出額ランキング・シェア

前年度に引き続き、2022年度の各サービス年間貸出額ランキングを発表します。

なお、年間貸出額の算出にあたっては、各サービスが公表している募集実績の値を元にしました。

過去の記事はこちら
ソーシャルレンディングサービス2021年貸出額ランキング・シェア
ソーシャルレンディングサービス2020年貸出額ランキング・シェア
ソーシャルレンディングサービス2019年貸出額ランキング・シェア。maneoに代わり1位になったのはあのサービス
ソーシャルレンディングサービス2018年貸出額ランキング・シェア
ソーシャルレンディングサービス2017年貸出額ランキング・シェア
ソーシャルレンディングサービス2016年貸出額ランキング・シェア
ソーシャルレンディングサービス2015年貸出額ランキング・シェア

各サービスの年間貸出額(2022年)ランキングは以下の通りです。

表:ソーシャルレンディングサービス 貸出額実績ランキング(2022年)
ランキング 前年度ランキング サービス名 開始時期 累計貸出額
(2023年3月時点)
(単位:億円)
年間貸出額(2022年)
(単位:億円)
シェア
(2022年)
         
1 1 クラウドバンク 2013年12月 2179.1 470.2 27.6%
2 7 COZUCHI 2020年7月 263.0 194.0 11.4%
3 2 ファンズ 2019年1月 332.8 151.1 8.9%
4 11 Bankers 2020年12月 169.6 143.7 8.4%
5 3 レンデックス 2017年7月 299.9 86.9 5.1%
6 5 オーナーズブック 2014年9月 357.1 76.6 4.5%
7 17 オルタナバンク
(旧SAMURAI FUND)
2015年5月 125.1 63.1 3.7%
8 4 クラウドクレジット 2014年7月 483.2 61.4 3.6%
9 14 TECROWD 2021年8月 61.7 44.0 2.6%
10 - マリタイムバンク 2022年3月 42.9 42.9 2.5%
11 23 TSON FUNDING 2020年1月 46.3 35.9 2.1%
12 13 アイフルファンド 2021年9月 47.7 29.9 1.8%
13 10 J.Lending 2015年12月 88.45 28.7 1.7%
14 6 CREAL 2018年11月 168.6 22.6 1.3%
15 - TOMOTAQU 2021年8月 22.6 19.2 1.1%
16 22 COMMOSUS
(旧CAMPFIRE Owners)
2019年10月 33.0 18.2 1.1%
17 12 ビットリアルティ 2019年1月 66.0 18.0 1.1%
18 - FUNVEST 2021年12月 18.9 17.2 1.0%
19 15 Pocket Funding 2017年8月 55.9 15.4 0.9%
20 32 リンプル 2020年3月 22.4 13.3 0.8%
21 21 大家どっとこむ 2020年10月 26.0 13.2 0.8%
22 27 victory fund 2021年3月 17.1 13.0 0.8%
23 - わかちあいファンド 2022年3月 22.3 13.0 0.8%
24 20 利回り君(旧SYLA Funding) 2019年12月 26.4 12.5 0.7%
25 26 利回り不動産 2021年4月 16.4 11.7 0.7%
26 39 みんなの年金 2021年3月 12.0 11.0 0.6%
27 19 ASSECLI 2019年10月 21.3 9.1 0.5%
28 18 property+ 2021年6月 18.3 7.2 0.4%
29 33 アンシンバンク 2021年5月 9.2 6.8 0.4%
30 9 i-Bond 2019年6月 45.3 6.4 0.4%
31 30 COOL 2019年7月 10.7 6.0 0.4%
32 24 FANTAS Funding 2018年12月 42.6 4.6 0.3%
33 34 ちょこっと不動産 2021年5月 5.3 3.0 0.2%
34 - SOLS 2022年1月 3.1 2.9 0.2%
35 31 信長ファンディング 2020年12月 6.2 2.8 0.2%
36 36 TREC FUNDING 2020年3月 9.0 2.8 0.2%
37 - GALA FUNDING 2022年5月 2.6 2.6 0.2%
38 28 FUNDROP 2020年11月 6.6 2.5 0.1%
39 16 FUELオンラインファンド 2020年3月 22.6 2.4 0.1%
40 42 プレファン 2021年11月 2.9 2.2 0.1%
41 - KORYO Funding 2022年4月 2.1 2.1 0.1%
42 - えんfunding 2021年8月 2.8 1.9 0.1%
43 25 CRE Funding 2020年1月 14.0 1.9 0.1%
44 - REISM(リズム) ファンズ 2022年3月 1.8 1.8 0.1%
45 - DAIMLAR FUND 2020年9月 2.1 1.4 0.1%
46 - iRD 2021年4月 3.0 1.4 0.1%
47 45 ONIGIRI Funding 2020年10月 1.4 1.1 0.1%
48 40 BATSUNAGU 2021年7月 1.8 1.0 0.1%
49 29 ジョイントアルファ 2019年5月 11.1 1.0 0.1%
50 35 ハロー!リノベーション 2018年6月 3.4 0.8 0.0%
51 - T’s Funding 2022年6月 0.7 0.7 0.0%
52 - 72CROWD 2021年7月 1.2 0.6 0.0%
53 - 高島屋ソーシャルレンディング 2021年7月 2.4 0.5 0.0%
54 - Ezファンド 2022年5月 0.5 0.5 0.0%
55 37 パートナーズファンディング 2020年1月 6.6 0.5 0.0%
56 - GATES FUNDING 2021年7月 0.5 0.1 0.0%
- 8 SBIソーシャルレンディング 2011年4月 1682.9 0.0 0.0%
- 38 ぽちぽちファンディング 2020年11月 1.2 0.0 0.0%
- 41 RENOSYクラウドファンディング 2018年7月 13.0 0.0 0.0%
- 43 WealthPark Investment(旧クラウドリアルティ) 2016年12月 9.1 0.0 0.0%
- 44 ソルミナ 2021年3月 0.4 0.0 0.0%
- 46 A Funding 2020年2月 0.5 0.0 0.0%
- 47 ネクストシフトファンド 2018年3月 1.8 0.0 0.0%
- 47 maneo 2008年10月 1644.5 0.0 0.0%
- 47 LCレンディング 2015年7月 308.0 0.0 0.0%
- 47 スマートレンド 2016年4月 90.8 0.0 0.0%
- 47 プレリートファンド 2017年12月 26.3 0.0 0.0%
- 47 アメリカン
ファンディング
2016年7月 26.1 0.0 0.0%
- 47 アップルバンク 2017年4月 24.8 0.0 0.0%
- 47 クラウドリース 2016年2月 159.8 0.0 0.0%
- 47 グリーンインフラ
レンディング
2016年10月 200.8 0.0 0.0%
- 47 トラストレンディング 2015年11月 83.2 0.0 0.0%
- 47 ガイアファンディング 2015年10月 93.3 0.0 0.0%
- 47 TATERU FUNDING 2016年6月 38.0 0.0 0.0%
- 47 キャッシュフローファイナンス 2017年2月 37.8 0.0 0.0%
- 47 ラッキーバンク 2014年12月 155.9 0.0 0.0%
- 47 さくらソーシャルレンディング 2016年12月 14.1 0.0 0.0%
- 47 みんなのクレジット 2016年4月 44.8 0.0 0.0%
- 47 AQUSH 2009年12月 14.9 0.0 0.0%
- 47 willcrowd 2020年3月 0.0 0.0 0.0%
- 47 みんなdeマンション経営 2020年10月 0.3 0.0 0.0%
    (合計)     1705.2 100.0%

■全体

サービス事業者の数は前年の46社から56社に増えました。(年間貸出額が0のものは除く)
また、全事業者の年間貸出額の合計は、1705.2億円でした。

■年間貸出額ランキング
年間貸出額ランキングは以下の通りでした。

1位:クラウドバンク(470.2億円・シェア27.6%)
2位:COZUCHI(194.0億円・シェア11.4%)
3位:ファンズ(151.1億円・シェア8.9%)


1位は前年に引き続きクラウドバンクでした。
年間貸出額470.2億円と、2位に倍以上の差を付けて圧倒的な首位です。

2位はCOZUCHIでした。
不動産特定共同事業者の中ではトップとなりました。
2021年には年間貸出額63.8億円でランキング7位でしたが、2022年には年間貸出額194.0億円と大幅にアップし、2位に浮上しました。

3位はファンズでした。
年間貸出額は151.1億円と2021年の138.3億円からやや伸ばしましたが、COZUCHIに抜かれて前年の2位からランキングを落としました。

4位はBankersでした。
前年の11位から大幅にランクアップしました。

5位はレンデックスでした。
年間貸出額が2021年の118.3億円から2022年には86.9億円に下がり、ランキングも3位から低下しました。

6位はオーナーズブックでした。

7位はオルタナバンク(旧SAMURAI FUND)です。
前年は17位でしたが、大きく順位を伸ばしました。
年間貸出額は前年の11.3億円から63.11億円と5倍以上の伸びを見せました。

8位は、前年4位のクラウドクレジットでした。

一般的にソーシャルレンディング事業者の損益分岐点と言われる年間貸出額20億円を越えているのは、1位のクラウドバンク~14位のCREALまでです。
それ以下の事業者は、黒字化までもう少しかかりそうです。

■シェア

各サービスのシェアを円グラフで表すと以下の通りです。
 円グラフ
 


2021年は、1位のクラウドバンクが34.4%を占めていましたが、2022年は27.6%とややシェアを下げました。

■新規参入事業者
2022年の新規参入事業者は、以下の8社でした。
サービス名 開始時期
   
マリタイムバンク 2022年3月
わかちあいファンド 2022年3月
SOLS 2022年1月
GALA FUNDING 2022年5月
KORYO Funding 2022年4月
REISM(リズム) ファンズ 2022年3月
T’s Funding 2022年6月
Ezファンド 2022年5月


新規参入事業者としては、マリタイムバンク(42.9億円・10位)が最も健闘しました。

■市場規模推移

2015年~2022年のソーシャルレンディング市場規模の推移は以下の通りです。
推移



まず、グラフの通り、ソーシャルレンディング市場規模は2015年から2018年まで右肩上がりで成長してきました。
しかし、2018年は1972.5億円だった市場規模は、2019年には1290.4億円と35%ほど縮小しました。これはmaneoなどいくつかのサービスの中止の影響です。
そして2020年には1066.6億円と、さらに前年から18%ほど縮小しました。この市場規模縮小の主な原因は新型コロナの影響だと考えられます。
2021年は、3年ぶりに市場規模が拡大しました。1416.3億円と、前年から30%以上の拡大です。
2022年には1705.2億円とさらに市場規模が拡大しました。過去最大だった2018年に次ぐ規模となりました。


特に、年間貸出額について、シェア2位COZUCHIは63.8億円⇒194.0億円と130.2億円の増加、
シェア4位BankersIは25.7億円⇒143.7億円と5倍以上の増加、
シェア7位オルタナバンク(旧SAMURAI FUND)は11.3億円⇒63.1億円と5倍以上の増加を果たしています。

2023年も市場拡大傾向は持続するものと考えられます。

次回は「ソーシャルレンディング・不動産クラウドファンディング業界地図(2022年版)」の予定です。


WARASHIBE

上場企業・有名企業への投資
Funds


バンカーズ

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マザーズ上場企業が手掛ける不動産クラウドファンディング



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victory fund



BATSUNAGU

利回りくん









不動産の目利きには自信あり!
OwnersBook






FUELオンライン

イークラウド

CRE Funding


ポイントで投資できる不動産型クラウドファンディング
Rimple(リンプル)


最先端技術企業へ投資する株式型クラウドファンディング
ユニコーン



不動産・ホテルに投資
CREAL


中古不動産の再生に投資




アジアの中心!沖縄発クラウドファンディング
Pocket Funding



狭い国内市場には興味なし! ソーシャルレンディングで世界を救う!



日本初の株式型クラウドファンディング
FUNDINNO(ファンディーノ)



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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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