ブラジル国債をすべて売却しました
- 2023/03/22
- 05:00
ブラジル国債を始めたきっかけは、ソーシャルレンディングについてある雑誌のインタビューを受けた際に、他の高利回り投資の話題となり、記者の方からブラジル国債について聞いたことです。
利回り8~9%と聞き興味を持ち、その後ブラジル国債を取り扱っている三京証券のセミナーに参加しました。
セミナーで聞いた話の概要は以下の通りです。
・ブラジルの国債の用途は、上下水道・インフラへの投資などが中心
・2008年に資源価格が高騰したため、資源国であるブラジルの歳入が急増し、財政黒字も増加した。
・ブラジルの実質GDP成長率は約4%(10年平均)
・政策金利は12%
・ブラジル国債の格付けはBBBで、利回りは8~9%
・一般的な外債は金利の20%の税金がかかるが、ブラジル国債はみなし外国税額控除の対象となっており、税金がかからない
為替リスクや債券価格変動リスク、デフォルトのリスクなどがあることを理解しましたが、利回り8~9%であれば、長期で保有すれば利益が得られるのではないかとそのとき考え、投資を決めました。
最初に購入したのは2012年で、2028年満期の国債を40000レアル分購入しました。
購入額は237万円でした。
その後、同じ2028年満期の国債を20000レアル分と、2021年満期のものを50000レアル分購入し、トータルで11万レアル分の国債を保有していました。
総購入額は542万円です。
その後、2021年に2021年満期の国債がすべて(50000レアル分)償還されました。
償還金額は968,000円でした。
2021年満期の購入金額は1,859,570円だったので、891,570円の損失が出たことになります。
さらに、2023年3月に2028年満期のものもすべて(60000レアル分)売却しました。
売却金額は1,405,640円でした。
2028年満期の購入金額は3,557,075円だったので、2,151,435円の損失が出たことになります。
というわけで、トータルで3,043,005円の売却損が出ていることになります。
価格下落の主な理由は、為替です。
2013年時点では1レアル=50円ほどだったのが、現在は1レアル=25円と、半分ほどに下がっています。

ただ、保有している間、半年に1度金利を受け取っています。
毎年30万円前後の金利を受け取っており、その総額は12年間で2,850,928円でした。
売却損が3,043,005円なので、得られた金利とトータルで192,077円のマイナスということになります。
結果的に見て、この投資は若干の失敗だったと言わざるを得ません。
2019年時点ではほぼトントンくらいだったのですが、2020年以降コロナの影響か、ブラジルレアルの相場が下がってしまい、この結果となっています。
結局、8~9%という高利回りの外国債券であっても、為替変動には勝てなかったということになります。
また、為替が下がると得られる金利の額も減少してしまうので、金利で為替変動をカバーするのがさらに難しくなると感じました。
(金利もレアル建てのため)
高金利の債券を長期で保有したからと言って利益が得られるわけではないと学びました。
次回は「接骨院でまた新規スタッフの応募をはじめました(施術スタッフ)」の予定です。





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