バンカーズホールディングスがクラウドクレジットを完全子会社化
- 2023/01/07
- 05:00
<以下引用>
株式会社バンカーズ・ホールディング(本社:大阪府大阪市、代表取締役:澁谷 剛、以下「バンカーズ・ホールディング」)は、クラウドクレジット株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:杉山 智行、以下「クラウドクレジット」)の発行済株式の全株を2023年1月1日付けで取得し、完全子会社化することについて、最終合意したことを、お知らせいたします。
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バンカーズ

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グループ化の目的
バンカーズ・ホールディングは、2020年12月より子会社のバンカーズを通じて、主に国内事業者向けの融資を対象事業とした貸付型ファンドによる、融資型クラウドファンディング事業を展開しております。一方、クラウドクレジットは、2014年6月より海外向けローンファンドに特化した融資型クラウドファンディング事業を8年以上に渡り運営する、海外案件の発掘および商品化のノウハウと経験を有する事業会社です。
今回、クラウドクレジットをバンカーズ・ホールディングのもとでグループに迎え入れる目的は、異なる強みと専門性を持つバンカーズとクラウドクレジットの業務経験者の合流により、グループとして、国内のみならず海外案件も対象としたより幅広い商品を取り揃え、投資家のみなさまに一層満足度の高いサービスを提供することにあります。
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2022年5月にSBIソーシャルレンディングを買収したばかりのバンカーズですが、今回さらにソーシャルレンディング老舗のクラウドクレジットを傘下に収めました。狙いはクラウドクレジットに登録している55,000人以上の投資家だと考えられます。
バンカーズは2020年にサービス開始した後発ソーシャルレンディングサービスですが、相次ぐM&Aにより短期間での投資家獲得およびシェア拡大を目指す戦略がより鮮明になったと言えるでしょう。
<以下引用>
今後の運営体制
2023年1月1日をもってクラウドクレジットはバンカーズ・ホールディングの完全子会社となりますが、バンカーズとクラウドクレジットは、グループ内の人材交流やノウハウの共有はあるものの、バンカーズグループ傘下の別会社としてそれぞれのブランドでサービスを運営してまいります。
<引用終わり>
クラウドクレジットとバンカーズが同一グループとなりましたが、当面はそれぞれ別のサービスとして存続することになるとのことです。
将来的にはサービスの統合が図られるかも知れませんが。
ただ、今後クラウドクレジットとバンカーズ相互で投資家の誘導が行われるのは間違いないと思われます。
ちなみに、旧SBIソーシャルレンディングのサービスは2022年の合併に伴い中止となり、投資家はバンカーズに引き継がれる形となっています。
なお、バンカーズの2021年度の年間募集額は25.7億円(業界11位)で、
クラウドクレジットの2021年度の年間募集額は88.9億円(業界4位)です。
クラウドクレジットの方が募集額で3倍以上の規模だったのですが、今回の買収劇は小が大を買収した形です。
2社の年間募集額(2021年度)を合計すると、114.6億円となります。
年間募集額のランキングとしては、4位となり、順位はクラウドクレジット単独の場合と変わりません。ただ、3位のレンデックス(118.3億円)とほぼ並ぶ水準となります。
また、業界シェアとしては8.1%となります。かなりの存在感を示す規模と言えるでしょう。

今後もバンカーズの動向には注目したいと思います。
次回は「不動産クラウドファンディング「T’s Funding」サービス開始」の予定です。




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