ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2022年版)「リンプル」「アンシンバンク」
- 2022/09/07
- 05:00
今回は「リンプル」「アンシンバンク」です。

⇒リンプル
概要

沿革
リンプルは、2020年3月に開始した不動産ソーシャルレンディングサービスです。 運営会社は投資用・居住用不動産販売、賃貸管理などを手掛けている東証一部上場の不動産会社プロパティエージェント株式会社です。
代表取締役社長の中西 聖氏は、2015年明治大学大学院グローバルビジネス研究科を修了(MBA)し、ゼネコンにて施工管理を経験後、不動産開発会社にて営業職を経験し、2004年プロパティエージェント株式会社を設立しました。
2015年、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場しています。
なお、奥さんはフリーアナウンサーの山本モナさんとのことです。
リンプルは、不動産特定共同事業法に基づく、不動産型のソーシャルレンディングです。
投資家から資金を集め、不動産の取得や改修工事を行い、そこから得られた収益を投資家に分配する事業です。
CREALやFANTUS Fundingなどと同様のモデルです。
リンプルの主な投資対象はマンションです。
また、投資家が優先出資者となり、プロパティエージェントがプロジェクトの30%程度を劣後出資金として出資する方式のため、物件の価格下落が生じた場合も一定水準までの下落であれば、投資家の元本は守られる仕組みとなっています。
リンプルは、ポイントを使って投資できる点が特徴です。
「リアルエステートコイン」というコインを使い、「1コイン=1円」の価値で不動産に投資することができます。
このリアルエステートコインは、セゾンカードの永久不滅ポイントなど、他社サービスの各種ポイントから交換することが可能です。
2020年の貸出額は6.2億円(シェア0.6%)と、業界13位の規模です。
なお、2021年3月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。
代表取締役社長 中西 聖氏
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。あくまでご参考としてください。

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⇒アンシンバンク
概要

沿革
■運営会社
●概要
「アンシンバンク」の運営会社は、サン・キャピタル・マネジメント株式会社です。
第二種金融商品取引業の免許を取得しています。
昭和47年設立で、主な事業は第二種金融商品取引業、金融商品仲介業です。
外国債券の販売などを手掛けています。
●代表者
サン・キャピタル・マネジメント株式会社の代表取締役社長は前田利和氏です。
前田利和氏の経歴については見つけられませんでした。
●出資者
サン・キャピタル・マネジメント株式会社の出資者についてはわかりませんでした。
●悪いうわさなど
サン・キャピタル・マネジメント株式会社は2016年に行政処分(業務改善命令)を受けています。
処分理由は、「事業の実態について事実と異なる内容を表示し匿名組合契約に基づく権利の私募の取扱いを行った」ことです。
↓
サン・キャピタル・マネジメント株式会社に対する検査結果に基づく勧告について
サン・キャピタル・マネジメント株式会社は、パチスロ機レンタル事業に投資するというファンドの募集を行っていました。
しかし、投資先の企業では実際にはパチスロ機購入ではなく別の用途に資金が流用されていました。
サン・キャピタル・マネジメント株式会社はその状況を全く認識していませんでした。
そのため行政処分を受けています。
■サービス
アンシンバンクの資金使途は、インドネシアの個人向けソーシャルレンディングサービスである「Asetku」を利用するインドネシアの個人および法人への小口融資事業です。
「Asetku」は、インドネシアにおいて101万人の借り手アクティブユーザーを持ち、23億ドルを超える融資実績があるとのことです。
保険会社による信用保証が利用できる仕組みと、機械学習技術を利用した借り手の審査により質の高い借り手への融資を実行することにより、返済期日より最大90日の期間内の返済実績が100%とのことです。
<スキーム図>
●特徴
・投資先はインドネシアの個人および法人への小口融資事業
アンシンバンクは、グループ会社を通じてインドネシアの個人向けソーシャルレンディングサービス「Asetku」を利用するインドネシアの個人および法人へ貸付を行うサービスです。
・運用利回りは7%程度
募集案件の利回りは7%程度です。
・為替変動リスクがある。
インドネシア法人への貸付の実行及び元利金の回収は全て円建てで行われます。
為替リスクについてはインドネシア法人が負うものとしていますが、インドネシアルピアの価格変動により返済原資が予想以上に毀損した場合は、出資金が毀損するおそれがあります。
2021年の貸出額は2.4億円(シェア0.2%)と、業界33位の規模です。
なお、2022年3月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。

次回はFIでないのにREしてしまいました(4)~退職後6か月が経ちましたの予定です。




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