新たなソーシャルレンディング「マリタイムバンク」が2022年3月にサービス開始しました。
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マリタイムバンク
■運営会社
●概要
「マリタイムバンク」の運営会社は、 日本マリタイムバンク株式会社です。
第二種金融商品取引業、貸金業の免許を取得しています。
2020年設立で、主な事業は第二種金融商品取引業です。
●代表者
日本マリタイムバンク株式会社の代表取締役社長は昼田将司氏です。

昼田将司氏の経歴については以下の通りです。
1999年に同志社大学法学部を卒業し、就職氷河期の中、近鉄エクスプレスに入社しました。
通関士の資格を取得し、航空貨物部門で外国貨物を内国貨物にする通関の仕事をしていました。
次に横浜の営業所に異動したのですが、横浜という土地柄もあり、海上貨物のお客様も担当するようになり、その時初めて海運の仕事に触れました。
その後、同期で1番最初にアメリカのアトランタでの研修に参加し、海外で働くことの楽しさに気付きました。会社を辞め、海外で働きたいという思いを胸に、海運の仕事をしていた父にシンガポールのシップブローカーを紹介してもらい、3年間船のブローキングの仕事をします。
シンガポールでずっとブローキングの仕事をしようと思っていましたが、自分のキャリアについて周囲からの助言や応援もあり、ギリシャに本社がある船のファンド会社で働くことになって、金融や海運大国ギリシャの考え方も学べ、仕事も上手くいき、このまま一生安泰だと思っていた矢先、リーマンショックが海運業界を襲います。リーマンショック後は、とにかく無我夢中に案件のリカバリーをする毎日でした。
ブローキング、金融、ファンドのことを学んだ中、自分で仕事をしてみたいと思い会社を立ち上げたものの、リーマンショックによる大不景気の真っ只中です。
どんなことをすれば良いか踠いて考えた末、出た結論が「スクラップ」でした。当時の海運業界は皆が下を見ていましたが、スクラップビジネスだけは好景気だったんです。これは面白い。これが自分の中の転機でした。ここに希望を見出し、船舶スクラップ事業のファンド化の構想を思い立って投資家を探していたら、あるファンドマネージャーがお金を出すことを即決してくれてファンドが組成できました。今でもその方とは本当に良い関係を持たせてもらっています。
そうこうしている内に「インドネシアでスクラップヤードを始めないか?」という話が舞い込んできました。
実際インドネシアに行って見てみたら、使わなくなってしまった船がたくさん海に浮いていました。インドのスクラップヤードまで持っていく経費の方が、スクラップで売却する代金よりも高くつてしまうので、インドネシアの船主は古い船をそのまま置き去りにしていたんですよ。これはチャンスだと思い、スクラップヤードを一から作ってみることにしました。この時は、知り合いの船主さん数名が「昼田くん、頑張ってみろ!」と言った感じでポンっとお金を出してくれました。今でもこの方々には頭があがりません。最初は苦労して、どうなってしまうのかわからなかったものの、インドネシアでスクラップ事業をしているのは自分だけだったので、インドネシアの船会社や、製鉄所も応援してくれて。無我夢中で働いて、気が付いたら5年経っていました。インドネシアで自分が住んでいた村は治安も良くなかったし、衛生環境も悪く、付いてきてくれた家族には頭が上がりません。
2016年にスクラップヤード事業をインドネシアの造船所に売却して、日本に帰国しました。日本でポテンシャルがあって、面白いことって何だろう?と考えた時、「お金」だとぼんやり思いました。これまでの自分の経歴も踏まえて、「お金」のことを始めよう。と、第二種金融商品取引業の免許を取って、今は船舶オペレーティングリースを組成する仕事をしています。お陰様で順調です。そしてこれからは、「船舶」と「お金」というものの更に先へ向かいたいと、日本マリタイムバンクを立ち上げました。
社長 昼田将司インタビュー●出資者
日本マリタイムバンクは株式会社オーシャントラストの子会社です。
株式会社オーシャントラストの出資者についての情報は見当たりませんでした。
●悪いうわさなど
日本マリタイムバンク・昼田将司氏とも、特に悪いうわさは見当たりませんでした。
■サービス
「マリタイムバンク」は、金融商品取引法に基づくソーシャルレンディングサービスです。
投資家から集めた資金を借り手に貸し出し、得られた金利を投資家に分配します。
「船舶特化型クラウドファンディング」を標榜していますが、サービス内容を見ると船舶会社への融資を行うスキームなので、ソーシャルレンディングサービスであると考えてよいでしょう。
●特徴
・融資対象は船舶会社
マリタイムバンクの融資対象は、船舶会社です。
投資家から集めた資金を借り手である船舶会社に貸し出し、得られた金利を投資家に分配します。

・船舶を担保とする
マリタイムバンクは、融資を行う際、融資先の企業の所有する船舶を担保とします。
船会社が借入金を返済できない場合、船舶を差し押さえ、競売により資金の回収を図ります。

・投資対象の船舶が確認できる
投資した船はどういう形で、どんな様子で、今どこにいるのか、マイページで確認できます。


■ファンド紹介
●冷蔵船2号ファンド
冷蔵船2号ファンドの内容は以下の通りです。
・募集金額 120,000,000円
・運用期間 33ヶ月
・予定利回り(年利) 4.12%

ノルウェーの船会社G社が所有する冷蔵船を担保とした期間3年の船舶ファイナンスです。マリタイムバンクは既に第一回目の返済を6月3日に受領しており、当ファンドは第一回目返済後の時点での融資残高 ($958,500)と残融資期間(33か月)を継続する形になります。

船舶の概要
本船は1990年にノルウェーの造船所で建造された、冷蔵貨物輸送に特化した冷蔵船です。ユニークな特徴としてはパレット積みされたバナナを効率よく積み込むために甲板上にサイドドアがあります(通常の船は各ハッチからだけ荷積みが可能)。
本船は魚輸送の業界では最大手G社によって運航されており、主に欧州~西アフリカの水域で魚輸送の仕事に従事しています。

船舶会社に特化したソーシャルレンディングという点はユニークだと言えます。
次回は「
ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2022年版)「SBIソーシャルレンディング」「i-Bond」」の予定です。



















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