ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2022年版)「ビットリアルティ」「アイフルファンド」
- 2022/06/25
- 05:00
今回は「ビットリアルティ」「アイフルファンド」です。

⇒ビットリアルティ
概要
沿革
ビットリアルティは、ビットリアルティ株式会社が提供するサービスです。ビットリアルティ株式会社の出資者は、株式会社野村総合研究所とケネディクス株式会社です。
野村総合研究所は日本の最大手シンクタンクで、東証一部に上場しています。
また、ケネディクス株式会社は、不動産アセットマネジメント会社で、同じく 東証一部上場しています。
ビットリアルティ株式会社の代表取締役社長は菊嶋勇晴氏です。
2006年からJリートのケネディクス不動産投資法人(現ケネディクス・オフィス投資法人)の資産運用会社ケネディクス・リート・マネジメント(株)にて資産運用業務・資金調達・IR業務に従事し、2014年から取締役企画管理部長として、ヘルスケア専業リートであるジャパン・シニアリビング投資法人(現在は、合併を経てケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人)の立ち上げに参画し、資金調達及びIR業務の責任者を経て2018年2月ビットリアルティ株式会社代表取締役社長に就任しました。
ビットリアルティは、不動産を投資対象とするソーシャルレンディングサービスです。
特に、ミドルリスク・ミドルリターンとなる「メザニンローン債権」を主な投資対象とします。
メザニンとは、銀行借入や社債などのデットファイナンスと、株式によるエクイティファイナンスの中間という意味であり、一般的なローンよりも返済順位が劣後し、普通株式よりも配当支払いが優先される部分となります。 これは優先劣後構造やウォーターフォールとも呼ばれ、内部信用補完としてリスクをコントロールする方法です。
また、裏付け資産となる不動産価格が下落した場合でも、最初にエクイティが毀損し、それでも不足があるときに初めてメザニンローン債権の元本が毀損します。そのため、不動産価格が下落しても、すぐに元本が毀損するわけではありません。
匿名組合を通じて企業に対する貸し出しを行うスキームであり、その点では一般的なソーシャルレンディングと同じです。
オーナーズブックなどと近い仕組みと言えます。
また、ケネディクスのノウハウを最大限に活用し、不動産の専門家による目利きに裏付けされた不動産マネジメントを行うことで、高品質で魅力のある投資商品を厳選します。
ビットリアルティのファンドの最低投資金額はなぜか50万円です。
他のサービスは1万円程度から投資できるところが多いため、それらと比べるとハードルが高いと言えます。
2021年の貸出額は24.0億円、シェア1.7%と業界12位の規模です。
なお、2022年3月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。

代表取締役社長 菊嶋勇晴氏
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。

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⇒アイフルファンド
概要
沿革
●概要
「アイフルファンド」の運営会社は、AGクラウドファンディング株式会社です。
2020年8月27日開業です。
AGクラウドファンディング株式会社は、消費者金融大手で東証一部上場のアイフル株式会社のグループ会社です。
信用力では問題ないと言えるでしょう。
●代表者
AGクラウドファンディング株式会社の代表取締役社長は中馬 俊彦(ちゅうま・としひこ)氏です。
中馬 俊彦氏は、1987年にアイフル入社。
2005年教育部長、2009年管理本部部長。
2012年アストライ債権回収専務取締役。
2018年アストライパートナーズ取締役専務執行役員。
アストライパートナーズはアイフルの子会社で企業再生コンサルティングを提供する会社です。
●出資者
AGクラウドファンディング株式会社はアイフルの子会社です。
●悪いうわさなど
AGクラウドファンディング株式会社、中馬 俊彦氏とも、特に悪いうわさなどは見当たりませんでした。
■サービス
アイフルファンドは、ソーシャルレンディングサービスです。
投資家から集めた出資金を貸し付け、得られた金利から分配を行います。
金融商品取引法に基づくサービスです。
なお、アイフル株式会社はこれまでファンズを通じて資金調達を行ったことがあります。
●特徴
・東証1部上場アイフルグループ
親会社のアイフルは東証1部上場企業であり、厳しいコンプライアンス基準に基づいて事業を運営しています。
・貸付先はアイフル株式会社
開業当初はアイフルを貸付先とした商品のみを取り扱うとのことです。
貸し倒れのリスクは非常に低いと考えられます。
・運用利回りは1%程度
募集案件の利回りは1%程度です。
ソーシャルレンディングサービスとしては比較的低い水準と言えます。
2021年の貸出額は17.8億円、シェア1.3%と業界13位の規模です。
なお、2022年3月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。

次回は「古家投資の入居者がようやく決まりました」の予定です。
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