ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2021年版)「クラウドリアルティ」「ASSECLI」
- 2021/08/14
- 05:00
今回は「クラウドリアルティ」「ASSECLI」です。

⇒クラウドリアルティ
概要
サービス名 | クラウドリアルティ |
運営会社 | 株式会社クラウドリアルティ |
サービス開始時期 | 2016年12月 |
ビジネスモデル | ソーシャルレンディング |
貸出金額実績(2020年) | 1.1億円(シェア0.1%、22位) |
平均利回り | 6.9% |
主な投資対象 | 国内外不動産事業者 |
貸倒率実績 (金額ベース・2021年3月時点・サービス開始以来累計) | 0.0% |
返済遅延率実績 (金額ベース・2021年3月時点) | 26.4% |
沿革
クラウドリアルティの代表である鬼頭 武嗣氏はドイツ証券でノンリコースローンなどの不動産のデットファイナンスを手掛けた後、アメリカのファンドでも勤務した経歴を持ちます。国内の不動産の購入などの実務に携わっていました。
また、コンサルタントを務めた後、不動産バンカーとしてJ-REITや三井不動産などのディベロッパーのIPOや公募増資、現物不動産の証券化などを手掛けました。
自ら不動産ファンドのビジネスを手がけたいと考え、クラウドリアルティを立ち上げました。
貸付型ではなく、エクイティ型の投資ファンドを目指しているとのことです。
クラウドリアルティはこれまでに海外(エストニア)と国内の不動産ファンドを募集しています。
国内の不動産ファンドとしては、京町家の取得・宿泊施設へのリノベーションや飲食店の立ち上げなどを手掛けています。
その仕組みは一般的なソーシャルレンディングとはやや異なり、金利だけでなく、不動産売却時のキャピタルゲインも得られる点が特徴です。売却時に想定よりも高く売れれば、その分投資家への分配金も高くなるという仕組みです。
2020年の貸出額は1.1億円(シェア0.1%)と、業界22位の規模です。
なお、2021年3月現在、貸倒れは発生していませんが、返済遅延発生率は26.4%です。

鬼頭代表(左)
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。
2021年3月時点 | ||||
評価項目 | 評価基準 | クラウドリアルティ | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | B | |||
平均利回り | A:平均利回り8%以上 B:平均利回り6~8% C:平均利回り6%未満 | 6.9% | B | |
投資のしやすさ | C | |||
年間募集額(2020年)(単位:億円) | A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 1.1 | C | |
ファンドの安全性 | B | |||
現時点での貸倒・返済遅延発生率 (募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合) | A:貸倒+返済遅延発生率1%未満 B:貸倒+返済遅延発生率3%未満 C:貸倒+返済遅延発生率3%以上 | 貸倒:0% 返済遅延:26.4% | C | |
平均利回り | A:平均利回り6%未満 B:平均利回り6~8% C:平均利回り8%以上 | 6.9% | B | |
サービス事業者自体の安全性 | A | |||
金融取引事業者の種別 | A:第1種 B:第2種、不動産特定事業 C:その他 | 第2種 | B | |
上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている | A:上場企業もしくはその関連企業である。 B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている C:その他もしくは不明 | カブドットコム証券株式会社 株式会社新生銀行 三菱地所株式会社 株式会社三菱UFJ銀行などが出資者 | A | |
金融当局からの行政処分などを受けていないか | A:処分を受けていない B:軽微な指摘 C:重大な指摘・行政処分 | 処分を受けていない | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくい。 C:不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A |
⇒クラウドリアルティ
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⇒ASSECLI
概要
サービス名 | ASSECLI |
運営会社 | 株式会社エボルゾーン |
サービス開始時期 | 2019年10月 |
ビジネスモデル | 不動産特定共同事業 |
貸出金額実績(2020年) | 1.0億円(シェア0.1%、23位) |
平均利回り | 6.0% |
主な投資対象 | 不動産 |
貸倒率実績 (金額ベース・2021年3月時点・サービス開始以来累計) | 0.0% |
返済遅延率実績 (金額ベース・2021年3月時点) | 0.0% |
沿革
ASSECLIは、2019年10月に開始した不動産ソーシャルレンディングサービスです。
運営会社は一棟収益不動産(マンション・アパート・商業ビル)の売買・運用などを手掛けている株式会社エボルゾーンです。
代表取締役会長の藤本 保雅氏は、元中堅不動産ディベロッパー取締役社長を経て株式会社エボルエステート取締役会長に就任しました。また、株式会社岩本組の取締役会長も兼任しています。
ASSECLIは、不動産特定共同事業法に基づく、不動産型のクラウドファンディングです。
投資家から資金を集め、不動産の取得や改修工事を行い、そこから得られた収益を投資家に分配する事業です。
CREALやFANTUS Fundingなどと同様のモデルです。
ASSECLIの主な投資対象はアパートやマンションなどの住宅です。
また、投資家が優先出資者となり、事業者がプロジェクトの一部を劣後出資金として出資する方式のため、物件の価格下落が生じた場合も一定水準までの下落であれば、投資家の元本は守られる仕組みとなっています。
2020年の貸出額は1.0億円(シェア0.1%)と、業界23位の規模です。
なお、2021年3月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。
代表取締役会長 藤本 保雅氏
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。あくまでご参考としてください。
2021年3月時点 | ||||
評価項目 | 評価基準 | ASSECLI | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | B | |||
平均利回り | A:平均利回り8%以上 B:平均利回り6~8% C:平均利回り6%未満 | 6.0% | B | |
投資のしやすさ | C | |||
年間募集額(2020年)(単位:億円) | A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 1.0 | C | |
ファンドの安全性 | A | |||
現時点での貸倒・返済遅延発生率 (募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合) | A:貸倒+返済遅延発生率1%未満 B:貸倒+返済遅延発生率3%未満 C:貸倒+返済遅延発生率3%以上 | 貸倒:0% 返済遅延:0% | A | |
平均利回り | A:平均利回り6%未満 B:平均利回り6~8% C:平均利回り8%以上 | 6.0% | B | |
サービス事業者自体の安全性 | B | |||
金融取引事業者の種別 | A:第1種 B:第2種、不動産特定事業 C:その他 | 不動産特定事業 | B | |
上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている | A:上場企業もしくはその関連企業である。 B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている C:その他もしくは不明 | 不明 | C | |
金融当局からの行政処分などを受けていないか | A:処分を受けていない B:軽微な指摘 C:重大な指摘・行政処分 | 処分を受けていない | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくい。 C:不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A |
次回は「新たな不動産クラウドファンディングサービス「property+」がスタート 」の予定です。
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