ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2021年版)「WARASHIBE」「パートナーズファンディング」
- 2021/06/02
- 05:00
今回は「WARASHIBE」「パートナーズファンディング」です。

⇒WARASHIBE
概要
サービス名 | WARASHIBE |
運営会社 | 株式会社SATAS |
サービス開始時期 | 2019年7月 |
ビジネスモデル | 不動産特定共同事業 |
貸出金額実績(2020年) | 5.2億円(シェア0.5%、14位) |
平均利回り | 10.2% |
主な投資対象 | 不動産 |
貸倒率実績 (金額ベース・2021年3月時点・サービス開始以来累計) | 0.0% |
返済遅延率実績 (金額ベース・2021年3月時点) | 0.0% |
沿革
WARASHIBEは、2019年7月に開始した不動産クラウドファンディングサービスです。
運営会社は不特法のコンサルティングや不動産ファンドの運営を手掛ける株式会社SATASです。
代表取締役の小林 秀豪氏は、金融機関で勤務した後、オーナー系不動産会社で役員を務めた経歴の持ち主です。
2020年から代表を務めています。
WARASHIBEは、不動産特定共同事業法に基づくクラウドファンディングサービスです。
投資家から資金を集め、不動産の取得や開発、改修工事を行い、そこから得られた収益を投資家に分配する事業です。
CREALやFANTUS Fundingなどと同様のモデルです。
WARASHIBEの投資対象は住宅・商業不動産など幅広いです。
利回りも、4%程度から12%ほどと幅広く募集されています。
また、投資家が優先出資者となり、株式会社SATASがプロジェクトの40%程度を劣後出資金として出資する方式のため、物件の価格下落が生じた場合も一定水準までの下落であれば、投資家の元本は守られる仕組みとなっています。
WARASHIBEの特徴としては、途中解約が可能な点が挙げられます。
投資期間中でも、希望すれば会社がファンドを買い取ってくれます。
2020年の貸出額は5.2億円(シェア0.5%)と、業界14位の規模です。
なお、2021年3月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。
代表取締役 小林 秀豪氏
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。あくまでご参考としてください。
2021年3月時点 | ||||
評価項目 | 評価基準 | WARASHIBE | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | A | |||
平均利回り | A:平均利回り8%以上 B:平均利回り6~8% C:平均利回り6%未満 | 10.0% | A | |
投資のしやすさ | C | |||
年間募集額(2020年)(単位:億円) | A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 5.2 | C | |
ファンドの安全性 | B | |||
現時点での貸倒・返済遅延発生率 (募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合) | A:貸倒+返済遅延発生率1%未満 B:貸倒+返済遅延発生率3%未満 C:貸倒+返済遅延発生率3%以上 | 貸倒:0% 返済遅延:0% | A | |
平均利回り | A:平均利回り6%未満 B:平均利回り6~8% C:平均利回り8%以上 | 10.0% | C | |
サービス事業者自体の安全性 | B | |||
金融取引事業者の種別 | A:第1種 B:第2種、不動産特定事業 C:その他 | 不動産特定事業 | B | |
上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている | A:上場企業もしくはその関連企業である。 B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている C:その他もしくは不明 | 個人が出資者 | C | |
金融当局からの行政処分などを受けていないか | A:処分を受けていない B:軽微な指摘 C:重大な指摘・行政処分 | 処分を受けていない | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくい。 C:不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A |
⇒WARASHIBE
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⇒パートナーズファンディング
概要
サービス名 | パートナーズファンディング |
運営会社 | 株式会社パートナーズ |
サービス開始時期 | 2020年1月 |
ビジネスモデル | 不動産特定共同事業 |
貸出金額実績(2020年) | 5.0億円(シェア0.5%、15位) |
平均利回り | 8.0% |
主な投資対象 | 不動産 |
貸倒率実績 (金額ベース・2021年3月時点・サービス開始以来累計) | 0.0% |
返済遅延率実績 (金額ベース・2021年3月時点) | 0.0% |
沿革パートナーズファンディングは、2020年1月に開始した不動産クラウドファンディングサービスです。
運営会社は株式会社パートナーズです。
2011年設立で、不動産に関する売買・賃貸・仲介などを手掛けています。
代表取締役は吉村 拓氏です。
駒澤大学卒業後、大手投資用不動産デベロッパーへ従事した後、アメリカ最大手の外資系金融機関へ入行し、様々なケースを想定するリスクマネジメント担当の経験を積み、投資用不動産専門の仲介会社へ入社しました。
日々数多くのお客様の売却のお手伝いご提案をさせて頂く中、平成23年3月11日の東日本大震災をきっかけに、被災地へのボランティア活動を体験する中で、一転奮起して平成23年9月株式会社パートナーズを設立しました。
パートナーズファンディングは、不動産特定共同事業法に基づく、不動産型のクラウドファンディングです。
投資家から資金を集め、不動産の取得や改修工事を行い、そこから得られた収益を投資家に分配する事業です。
CREALやFANTUS Fundingなどと同様のモデルです。
パートナーズファンディングの主な投資対象はマンションです。
また、投資家が優先出資者となり、プロパティエージェントがプロジェクトの30%程度を劣後出資金として出資する方式のため、物件の価格下落が生じた場合も一定水準までの下落であれば、投資家の元本は守られる仕組みとなっています。
パートナーズファンディングの特徴は以下の通りです。
・利回りが8%台と比較的高い。
ファンドの想定利回りは8%台が多く、不動産クラウドファンディングとしてはかなり高い水準です。
・優先劣後システムによるリスクの低減
優先劣後システムとは、投資家を優先出資者、事業者を劣後出資者と定義し、元本の償還及配当の支払いを優先出資者に対するものから優先的に行うことで、優先出資者に対する元本及び配当金の安全性を高める仕組みのことです。
空室や修繕費の発生により利益が減少した場合や、物件売却時に売却価格が出資総額を下回った場合でも、一定割合の損失までは投資家への配当金に影響しません。
優先劣後出資割合はプロジェクトにより変動します。
・途中解約が可能
パートナーズファンディングは中途解約が可能です。
中途解約申込書兼出資金払戻申請書を提出することで、出資金の払い戻しが申請できます。
2020年の貸出額は5.0億円(シェア0.5%)と、業界11位の規模です。
なお、2021年3月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。
代表取締役社長 吉村 拓氏
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。あくまでご参考としてください。
2021年3月時点 | ||||
評価項目 | 評価基準 | パートナーズファンディング | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | A | |||
平均利回り | A:平均利回り8%以上 B:平均利回り6~8% C:平均利回り6%未満 | 8.0% | A | |
投資のしやすさ | C | |||
年間募集額(2020年)(単位:億円) | A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 5.0 | C | |
ファンドの安全性 | B | |||
現時点での貸倒・返済遅延発生率 (募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合) | A:貸倒+返済遅延発生率1%未満 B:貸倒+返済遅延発生率3%未満 C:貸倒+返済遅延発生率3%以上 | 貸倒:0% 返済遅延:0% | A | |
平均利回り | A:平均利回り6%未満 B:平均利回り6~8% C:平均利回り8%以上 | 8.0% | C | |
サービス事業者自体の安全性 | B | |||
金融取引事業者の種別 | A:第1種 B:第2種、不動産特定事業 C:その他 | 不動産特定事業 | B | |
上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている | A:上場企業もしくはその関連企業である。 B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている C:その他もしくは不明 | 不明 | C | |
金融当局からの行政処分などを受けていないか | A:処分を受けていない B:軽微な指摘 C:重大な指摘・行政処分 | 処分を受けていない | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくい。 C:不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A |
次回は「2021年5月 投資中ファンド一覧」の予定です。

マザーズ上場企業が手掛ける不動産クラウドファンディング

ポイントで投資できる不動産型クラウドファンディング
最先端技術企業へ投資する株式型クラウドファンディング
上場企業・有名企業への投資
中古不動産の再生に投資

不動産・ホテルに投資
証券会社の運営するソーシャルレンディング
アジアの中心!沖縄発クラウドファンディング
狭い国内市場には興味なし! ソーシャルレンディングで世界を救う!

不動産の目利きには自信あり!
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