JCサービス社が民事再生手続を開始
- 2021/04/07
- 05:00
グリーンインフラレンディング社の親会社であるJCサービス社が、2021年3月24日に民事再生手続きの申し立てを行いました。
↓
民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ
これは、maneoマーケットによるグリーンインフラレンディング破産申し立てに対する対抗措置と考えられます。
JCサービス社の主張の概要は以下の通りです。
1.申し立てに至る経緯について
現時点ではグリーンインフラレンディングのファンド募集額の85%程度について償還の目途が立っていた。
しかし、JCサービス社に対する誤った報道やコロナの影響で開発が大幅に遅れたため償還ができずにいた。
ところが、maneoマーケット社がグリーンインフラレンディング社に対して破産申し立てを行った。
今後はJCサービス社に対する破産申し立てが行われることも懸念される。
仮にJCサービス社が破産となれば、償還元本が毀損する恐れがあるため、債権者に対する返済原資を確保するため、やむを得ず民事再生手続きを開始した。
2.maneoマーケット社によるグリーンインフラレンディング社に対する債権者破産の申立てについて
maneoマーケット社は、証券取引等監視委員会によるファンド資金の目的外使用の認定がなされた途端、一方的に新規ファンドの募集や元利分配のシステム提供を停止させた。そのため、投資家への元利分配が滞る事態となった。
3.今後の対応について
当社は、不正な資金流用などの事実は一切ないと確信しており、事業を継続することにより再生を図る。
当社が破産すると債権者や投資家が損害を被る。
これに対し、maneoマーケット側はサイトにて以下の主張をしています。
↓
株式会社JCサービスの民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ(重要)
・当社がグリーンインフラレンディングの新規募集停止をしたことはやむを得ない措置であった。
現時点で120億円以上に上る未償還元本が償還できていない理由などが明らかにされない以上、グリーンインフラレンディング社に対する破産申し立てはやむを得ない措置であった。
このように、両社の主張は真っ向から食い違っています。
いずれの主張が正しいのかわかりませんが、
・証券取引等監視委員会から、グリーンインフラレンディングによるファンド資金の目的外使用の認定がなされていること。
・2018年7月以降グリーンインフラレンディングの返済が停止していること。
といった客観的な事実を考慮すると、「ファンド募集額の85%程度について償還の目途が立っていた」とするJCサービス社の主張はかなり信憑性が薄いと言わざるを得ません。
私自身、グリーンインフラレンディングに対する54万円の返済遅延中ファンドがありますが、基本的には今回のmaneoマーケット社によるグリーンインフラレンディングに対する破産申し立てを支持します。
破産申し立てを妨げる、JCサービスによる民事再生手続き申し立てに対しては反対します。
次回は「ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2021年版)「SBIソーシャルレンディング」の予定です。

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