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ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2021年版)「レンデックス」「オーナーズブック」

各サービス事業者の紹介および評価を掲載します。
今回はレンデックスとオーナーズブックです。



LENDEX.png

LENDEX

概要

サービス名レンデックス
運営会社株式会社LENDEX
サービス開始時期2017年7月
ビジネスモデルソーシャルレンディング
貸出金額実績(2020年)48.2億円(シェア4.5%、4位)
平均利回り8.9%
主な投資対象不動産事業者
貸倒率実績
(金額ベース・2021年3月時点・サービス開始以来累計)
0.0%
返済遅延率実績
(金額ベース・2021年3月時点)
0.0%

沿革

LENDEXは、公認会計士である筧 悦生氏が立ち上げたソーシャルレンディングサービスです。

投資対象は住宅・商業ビルなどの国内不動産で、主な借り手は不動産事業者と民泊事業者です。
ファンドの平均利回りが8.9%と比較的高いのが特徴です。

LENDEXでは、不動産の担保価値評価を自社で手掛けていますが、東急リバブルによる担保物件の鑑定結果も掲載しているのが特徴です。
これは、不動産評価の透明性・客観性を高めるための牽制的役割との位置づけとのことです。

2019年には、筧氏は代表を退任し、かわって田川徳彦氏が代表に就任しました。
さらに同年8月には深澤克己氏が代表に就任しています。

2020年の貸出額は48.2億円(シェア4.5%)と、業界4位の規模です。
なお、2021年3月現在、貸倒れ・返済遅延はまだ発生していません。
 

評価

私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。

2021年3月時点
評価項目評価基準レンデックス 
   根拠評価
利回り A
 平均利回りA:平均利回り8%以上
B:平均利回り6~8%
C:平均利回り6%未満
8.9%A
投資のしやすさ B
 年間募集額(2020年)(単位:億円)A:100億円以上
B:10億円以上
C:10億円未満
48.2 B
ファンドの安全性 B
 現時点での貸倒・返済遅延発生率
(募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合)
A:貸倒+返済遅延発生率1%未満
B:貸倒+返済遅延発生率3%未満
C:貸倒+返済遅延発生率3%以上
貸倒:0%
返済遅延:0%
A
 平均利回りA:平均利回り6%未満
B:平均利回り6~8%
C:平均利回り8%以上
8.9%C
サービス事業者自体の安全性 B
 金融取引事業者の種別A:第1種
B:第2種、不動産特定事業
C:その他
第2種B
 上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けているA:上場企業もしくはその関連企業である。
B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている
C:その他もしくは不明
筧悦生氏が出資者C
 金融当局からの行政処分などを受けていないかA:処分を受けていない
B:軽微な指摘
C:重大な指摘・行政処分
処分を受けていないA
運営力 A
 システム(わかりやすいか、不具合等がないか)A:わかりやすく不具合などがない
B:わかりにくい。
C:不具合が存在する。
わかりやすく不具合等もないA
 オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か)A:問題なし
B:何らかの問題あり
C:重大な問題あり
問題なしA



****************




オーナーズブック

オーナーズブック

概要
サービス名オーナーズブック
運営会社ロードスターキャピタル株式会社
サービス開始時期2014年9月
ビジネスモデルソーシャルレンディング
貸出金額実績(2020年)35.9億円(シェア3.4%、5位)
平均利回り4.8%
主な投資対象不動産事業者
貸倒率実績
(金額ベース・2021年3月時点・サービス開始以来累計)
0.0%
返済遅延率実績
(金額ベース・2021年3月時点)
0.0%


沿革


オーナーズブックは、不動産特化型のソーシャルレンディングです。

サービス提供会社はロードスターファンディング株式会社で、不動産業者であるロードスターキャピタル株式会社の子会社です。
両社の代表の岩野達志氏は外資系ファンドなどで一貫して不動産業を手掛けてきました。
不動産業において経営は順調でしたが、本業との相互効果が期待できるソーシャルレンディングにも進出を果たしました。

オーナーズブックのファンドはすべて不動産担保付きで、評価額、大まかな所在地(~町レベル)、稼働率などの情報がある程度詳しく記載されているのが特徴です。
もともと不動産業者であるため、物件の目利きには自信があるとのことです。

原則として、購入した不動産物件を賃貸にして長期的にインカムゲインを得るスキームです。
そのため、利回りは5%程度とそれほど高くはありませんが、安全性は高いと考えられます。
借り手は親会社であるロードスターキャピタル自身や他の不動産事業者で、主な投資対象はオフィスビルです。
また、ロードスターキャピタルは本業の不動産業で十分な利益をあげており、サービス業者自体の安定性も高いと言えます。

さらに、ロードスターキャピタル株式会社は、2017年にマザーズへの上場を果たしました。
これにより信頼性・安全性がさらに高まったと言えるでしょう。

2020年の貸出額は35.9億円(シェア3.4%)と、業界5位の規模です。
なお、2021年3月現在、貸倒れ・返済遅延はまだ発生していません。

ownersbook3.jpg
岩野代表(中央)

評価


私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。

2021年3月時点
評価項目評価基準オーナーズブック 
   根拠評価
利回り C
 平均利回りA:平均利回り8%以上
B:平均利回り6~8%
C:平均利回り6%未満
4.8%C
投資のしやすさ B
 年間募集額(2020年)(単位:億円)A:100億円以上
B:10億円以上
C:10億円未満
35.9 B
ファンドの安全性 A
 現時点での貸倒・返済遅延発生率
(募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合)
A:貸倒+返済遅延発生率1%未満
B:貸倒+返済遅延発生率3%未満
C:貸倒+返済遅延発生率3%以上
貸倒:0%
返済遅延:0%
A
 平均利回りA:平均利回り6%未満
B:平均利回り6~8%
C:平均利回り8%以上
4.8%A
サービス事業者自体の安全性 A
 金融取引事業者の種別A:第1種
B:第2種、不動産特定事業
C:その他
第2種B
 上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けているA:上場企業もしくはその関連企業である。
B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている
C:その他もしくは不明
ロードスターキャピタル株式会社(マザーズ上場企業)A
 金融当局からの行政処分などを受けていないかA:処分を受けていない
B:軽微な指摘
C:重大な指摘・行政処分
処分を受けていないA
運営力 A
 システム(わかりやすいか、不具合等がないか)A:わかりやすく不具合などがない
B:わかりにくい。
C:不具合が存在する。
わかりやすく不具合等もないA
 オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か)A:問題なし
B:何らかの問題あり
C:重大な問題あり
問題なしA



次回は「サラリーマンでも飲食店オーナーになれるか(9) 」の予定です。



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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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