FUELオンラインファンドにインタビューしました。
- 2021/03/24
- 05:00
■インタビュー日時
2021年2月22日
■インタビュー方式
メールによるインタビュー
■インタビュー内容
―現在FUEL株式会社としてはすでにCRE Fundingのサービス提供を手掛けているが、新たに自身でもFUELオンラインファンドのサービスを開始したのはなぜか。
「CRE Funding」のような独自のサイトは必要なくクラウドファンディングを利用したいという事業者に幅広くご利用いただくためです。投資家の皆さまにとっても複数の事業者による様々なタイプのファンドをご用意することで投資の選択肢が広がるメリットがあると考えました。
―他のソーシャルレンディングと比べてFUELオンラインファンドの特色は
以下、4点あります。
〇ファンド組成事業者を上場企業や監査を受けている非上場企業グループに限定している
〇不動産や金融のプロフェッショナルが、ファンド組成を進める上でのストラクチャリングやドキュメンテーション等の高度なサポートを行いプロジェクトファイナンスにも対応できる
〇第二種金融商品取引業者として、当社が投資家保護の観点からファンドを厳格に審査している
〇1つのFUELアカウントで様々な不動産ファンドに分散投資ができる
物流や海外不動産、底地など、これまでさまざまな商品をリリースしてきました。
そして、今後も新規事業者の参画が予定され、不動産タイプも増えていく予定です。
そういった多種多様な商品を1つのFUELアカウントで購入・管理できるのは「FUELオンラインファンド」の大きな強みです。
なお、「FUELオンラインファンド」もしくは「CRE Funding」どちらか一つにアカウントを作って頂ければ、そのアカウントで両サービスの全ての案件に投資ができるようになっています。
―米国不動産ファンドについて、貸出先は東証一部上場企業である株式会社ADワークスグループの子会社とのことだが、東証一部上場企業であれば銀行から低金利で資金調達が可能だと思うが、なぜ敢えてクラウドファンディングで資金調達を行うのか
ADワークスでは海外不動産事業を積極的に手掛けており、この分野において非常に実績やノウハウが豊富です。ADワークスは、この実績やノウハウを基礎として海外不動産を対象としたクラウドファンディング事業を展望しており、その取り掛かりとして、投資家のご興味やニーズを探るべく、今回、保証の有無や為替ヘッジの有無を組み合わせた4パターンのファンドの募集を行いました。
―米国不動産ファンドについて、資金の用途は何か
ADWグループの海外子会社における米国不動産の投融資に使用されます。
―米国不動産ファンドについて、海外への投資だが、為替リスクはあるのか
ADW米国不動産ファンド1号と3号については為替リスクが無く、2号と4号については為替リスクが有ります。
―米国不動産ファンドについて、現在コロナの影響で海外との物理的な移動はできないと思うが、審査や融資の実施に際して影響はないのか
ADワークスは現地に人員を配置していますので、当社の審査などにおいて、コロナの影響はあまり感じませんでした。
―貸し付け対象の企業はどのように探すのか
当社では貸付先を直接的には探していません。
基本的に提携先企業グループが案件の組成を行います。
―貸付先企業および不動産物件の審査はどのように行うのか。また、その体制は。
審査は1次~5次まであります。
1次・2次審査の対象はファンド事業者です。1次審査では最低限審査の土台に乗るかどうかのチェックということで、10項目程度を審査します。
次に2次審査では財務の安定性や成長性などトータル60項目以上を総合的に審査します。
続いて、3次・4次審査の対象はファンドの貸付先やファンド全体です。
3次・4次審査の内容は1次・2次審査の内容に加えて、ファンドの事業計画や不動産の案件の場合は最終的にどのような形で資金が返済されるのか、
不動産マーケットや物件評価なども併せてチェックしています。
1~4次審査を経て、全てクリアしたら最終の5次審査に移ります。
5次審査の審査委員会は、取締役全員と外部の専門家の税理士で構成され、全員が拒否権を持っています。
一人でも「この案件は止めよう」と拒否したら、取り扱いません。
こうして5次審査まで全て通ったもののみを投資家にご案内するようにしています。
―投資期間が過ぎた後は物件は売却するのか
事業計画については売却やリファイナンス等、ファンド毎にそれぞれ計画しています
―予定通り売却できない場合はどうなるのか
元本の回収が図られるよう、ファンドの販売に際しては事業計画や不動産評価の確認等を行っております。また、リファイナンスを予め想定して審査を行う場合もあります。
―これまでの案件の利回りは2~5%前後だが、今後もこの水準か
利回りについては、市場動向や需給バランスを見ながら適宜判断していくこととなるかと思います。
―今後、不動産の新規開発も手掛けるのか
当社が不動産の新規開発を手掛けることは無いと思いますが、将来において、提携先企業グループが新規開発する不動産をクラウドファンディングで提供する可能性はあるかもしれません。
―年間募集金額の目標は
FUELとして全体では1000億円を当面の目標に推進してまいります。
―CRE Funding、FUELオンラインファンド以外に新たなサービスを開始する予定はあるか
今年幾つか独自サイトもリリース予定です。お待ちいただけると嬉しいです。
―今後の展望は
FUEL全体では新たな上場企業との提携を進み、物流、底地、海外不動産に加え様々な商品ラインナップを増やし、投資家のニーズを満たせるよう分散投資を可能にするモール型のサービスへと拡大してまいります。
―セミナーなどの開催予定は
オンライン上でPeatixやClubhouse等を通じたセミナーの開催を検討していきます。
新たにFUELでの口座開設を検討中の方、そして口座開設後の投資検討中の方等、幾つかのタイプのセミナーを開催してく予定ですので、お待ちください。
―投資家にサービスをアピールしていただきたい
いつもご利用頂きましてありがとうございます。
2020年2月のCRE Fundingに加えて、2020年12月に複数の事業者が参加可能なFUELオンラインファンドを開設しましたが、ファンド本数や金額が十分にご用意できず、数十秒で即完売といった案件が続き、投資したくてもできなかった方も多かったのではないかと推察しております。
皆様に温かく見守って頂いたお陰で、これまでの実績を大変高く評価頂いており、今後も複数の上場企業の参画が続々とリリースできそうです。ぜひご期待ください。
なお、今年は、投資家の皆様とのコミュニケーションを兼ねたセミナーや懇親会等も行ってまいりますので、日々感じていらっしゃるご意見等も直接聞かせて頂ければと考えております。
今後も、当社が目指す「新しい金融のカタチを創る」というビジョンに向けて、また「分散投資と言えばFUEL」と資産形成の大切な選択肢になれるよう精進しますので、温かい目でご支援の程宜しくお願い致します。
以上
次回は「CRE Fundingにインタビューしました」の予定です。

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