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SBISL 対象ファンドの未償還元本の償還などを含めた対応について検討

週刊新潮2月25日号(2月18日発売)で、SBIソーシャルレンディングに関する記事が掲載されました。

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上記中づり広告の一番右の記事「金融庁が調査厳命!クリーン装い200億円調達の果て日没した「太陽光発電会社」の広告塔は「小泉純一郎」」です。

この記事のうち、投資家に関係するポイントは以下の通りです。

・2019年11月募集の「SBISLメガソーラーブリッジローンファンド24号」、12月の「同25号」とも、実質的な事業主体はテクノシステム株式会社である。

・テクノシステム株式会社は、太陽光発電や海水の淡水化システムなどを手掛け、2018年、2019年の11月期には、ともに160億円超の売上高を計上している。

・テクノ社はこれまでに200億円近い資金を調達しながら、大部分を募集時の目的のために使っておらず、借入金返済に充てていた。

・2020年10月頃、テクノ社が窮状をSBI側に報告すると、SBI側は、返済期限を迎えたものの設備が完成していないプロジェクトをテクノ社側から買い取り、その金を返済に充てたようだ。

・テクノ社は熱海にホテルを建設するプロジェクトでも約30億円を集めている。しかし、来月完成予定のはずが、現在でも更地のままである。



「熱海にホテルを建設するプロジェクト」とは、2019年7月に募集された「SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド16号」のことだと思われます。

SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド16号
利回り:8.0%
予定運用期間:約24カ月
募集時期:2019年 7月
募集額:25億4,000万円
借手資金使途:借手が静岡県熱海市で行うリゾートホテル開発のための、土地の購入及び建物の建築プロジェクト資金の一部



ちなみに私も同ファンドに100万円出資しており、他人事ではありません。
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他にもテクノ社が関わっているファンドがないのか気になります。
SBIソーシャルレンディングは事実を明らかにしてほしいと思います。

一方、SBIソーシャルレンディングは、「対象ファンドの未償還元本の償還などを含めた対応について検討しております。」と公表しています。

当社が取り扱う一部ファンドに関するお知らせ

<以下引用>
当社が取り扱う一部ファンドに関するお知らせ

 SBIソーシャルレンディング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮地 直紀、以下「当社」)が当社ウェブサイトにて2月5日付で公表した「第三者委員会設置に関するお知らせ」にもあります通り、当社のソーシャルレンディング貸付先の事業運営に重大な懸案事項が生じている可能性が認められたことから、現在、第三者委員会による調査が進められており、あわせて関係当局への報告等を行っております。

 一方、これまでの社内調査の結果、当該懸案事項が生じている可能性が認められた貸付先に貸し付けているファンド(以下、「対象ファンド」)に関しては、当社がファンドの業務執行者として通常求められる善管注意義務を十分に果たしていなかった可能性があることなどの問題を現時点で認識するに至り、第三者委員会による調査に誠実に協力しているところです。
 当社といたしましては、かかる事態を重く受け止め、投資家の皆様の保護を最大限に行うための対応として、対象ファンドの未償還元本の償還などを含めた対応について検討しております。なお、その結論につきましては、第三者委員会からの報告の受領後、慎重かつ速やかに決定の上、必要な諸手続きを行うことが前提となりますので、改めてご報告させていただく予定です。

 なお、当社が設置した第三者委員会による調査は継続しており、調査結果につきましては4月中を目途に受領する予定となっております。結果が判明次第、速やかにお知らせいたします。
<引用終わり>



もし対象ファンドの未償還元本の償還が行われるのであれば、投資家の損失は避けられます。
SBIグループの資金力があれば、上記対応を行うことは可能でしょう。SBIグループであれば、グループの信用を守るためにこの対応を取ることはあり得ると思います。
是非実行してほしいところですが、一方で投資家に対する損失補てんは金融商品取引法で禁止されています。
未償還元本の償還が行われるためには、SBIソーシャルレンディング側に悪意や重大な過失があったということが第三者委員会による調査で明らかになることが前提となりそうです。

次回は「確定申告にて経費を計上しすぎることのデメリット 」の予定です。


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Author:中田健介(けにごろう)
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2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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