サラリーマンでも飲食店オーナーになれるか(8)
- 2021/01/30
- 05:00
今回はまたサロン業に問合せしてみました。
場所は都内で、年間の利益は600万円程度で、売却希望価格は1,000万円〜3,000万円とのことです。
オーナーと面談し、様子を聞きました。
私
「どういう経緯で開業したのか」
現オーナー
「5年ほど前にオープンした。
元々メイクアップの研修をやっていたが、資金をためてサロンを作った。」
私
「売却理由は」
現オーナー
「引っ越すことになったため、サロンの方は譲渡したいと考えている。」
私
「スタッフの時給はいくらか。」
現オーナー
「スタッフの給与体系は、売上が発生したらインセンティブが発生する仕組みとなっている。
月給19万円見込み残業+インセンティブで、残業代は支払っていない。
売上に応じてインセンティブの割合が上がる。
人件費の比率は売り上げに対して30%ほど。
社会保険料も支払っている。一人3万円程度。
私
「事業は法人でやっているのか、個人でやっているのか。」
現オーナー
「法人でやっている。」
私
「スタッフは何人いるのか」
現オーナー
「現在2名おり、いずれも正社員。
1名は引き継ぎ可能で、経験は3年ほど。店長とする予定。
譲渡を行う前に求人と採用及び教育までは行える。
サロンが3ベットのため、2〜3名いる状態で整えてから譲渡を考えている。」
私
「当方はマッサージ業は未経験で、実際に店舗に入ることもできないが、日々の店舗のオペレーションはそれでも問題ないか。」
現オーナー
「私は週1回程度しかこない。
給与の支払い、スタッフの面談を毎月実施。
勉強会で、理念の共有やクロージング強化を図っている。
消耗品の仕入れなどもスタッフがやっている。
採用は自分がやっているが、店の運営はスタッフがやっている。
現在スタッフの1名を店長候補として教育している。
店長になったら、手当をつける予定。2~3万円。
技術については、月1回技術講習を行い、私が教えている。
引き継ぐとしたら、外部に講習を依頼する必要がある。」
私
「売上・利益の状況は」
現オーナー
「先月の売上は130万ほどで、スタッフ1人あたり60万円程度だった。
2020年4月~5月は休業しており、6月から再開した。
費用は月々80万円ほどかかっている。内訳は、給与38万、家賃12万円、商材3万円などで、利益は50万円程度。
先月の客数は110名ほど。」
私
「スタッフが技術を覚えるのにどのくらい時間がかかるか」
現オーナー
「講習自体は1日で終わる。
1週間ほどしてチェックして問題なければ接客可能。」
私
「スタッフ間で技術を指導させることはできるか」
現オーナー
「できるはず。」
私
「売上金の管理はどのように行っているのか」
現オーナー
「営業用と、釣銭を用意するためのレジが2つある。
私が来た時に、売り上げは銀行に入れている。」
私
「給与の支払いはどのように行っているのか」
現オーナー
「銀行振り込みで行っている。
その他の支払いも口座から支払っている。
現金で支払うのは、サーバーの水・電話代・電気代など。口座引き落としに変えることはできる。」
私
「広告は毎月出しているのか」
現オーナー
「ミニモ、各クーポン、Eパーク、ホットペッパービューティーなどで広告を出している。
月々6万円程度の広告費がかかっている。」
私
「予約はどのように受け付けているのか」
現オーナー
「ホットペッパービューティー、LINE@、メールで受け付けている。
電話は公表しておらず、電話がかかってこないようにしている。
事前予約が必須で、当日いきなり来ることはあまりない。
大体毎日予約が埋まっており、予約を断ることも結構ある。
できれば3名体制にしたい。」
私
「テナントの保証金・敷金はいくらか」
現オーナー
「部屋の広さは約30平米で、保証金は48万円。
2年更新で、更新料は家賃1ヶ月分。
オーナーが代わっても賃料は変更なし。」
私
「一日の来客数は」
現オーナー
「4~5名」
私
「スタッフはどのように募集しているのか」
現オーナー
「ビジョブという専門サイトで募集している。一人22000円かかる。
書類審査や面談を行う。
未経験者可の条件で募集している。」
私
「メニューの内容は誰が考えているのか」
現オーナー
「私が決めているが、今後、スタッフに任せることはできる。
価格に関してはある程度柔軟にできる。
キャンペーンや価格設定もスタッフが話し合って決める。
新サービス開発もスタッフができる。
業務の合間にやっている。」
私
「売上・経費の記録はどのようにつけているのか」
現オーナー
「ホットペッパービューティー経由で予約があった顧客については、自動で売上管理、顧客管理ができる。
ホットペッパービューティー以外の売り上げは手入力する必要がある。スタッフが入力している。
レシートも発行できる。
顧客の購入履歴もわかる。」
私
「経費はどのように管理しているのか」
現オーナー
「現金で買うものは、領収書を保管し、月末にまとめて税理士に提出している。
エクセルなどで管理はしていない。
口座から支払ったものについても、税理士が月次で集計している。
税理士費用は年間60万円ほど。」
この案件については、具体的な月次での収支を提示してほしいと依頼しましたが、その提示前に他の買い手により買われてしまいました。
ただ、サロン業はやはり儲かる印象を受けました。
次回は「 2020年ソーシャルレンディング市場規模分析 」の予定です。
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