古家再生投資プランナーの資格を取得しました
- 2020/11/07
- 05:00
古家再生投資プランナーとは、一般社団法人「全国古家再生推進協議会」が、認定する古家投資専門家としての「資格」です。
古家再生投資の基礎知識を習得し、協議会の認定を受けた人を「古家再生投資プランナー」と呼称しています。
古家再生投資プランナーは、協議会が推薦する物件を購入出来る「権利」が得られます。
⇒「全国古家再生推進協議会」

古家再生投資とは、不動産投資の一種です。
中古の空き家戸建てを購入し、リフォームして貸し出し、賃貸収入を得るという投資です。
例えば以下の例では、250万円で購入した戸建てを、160万円かけてリフォームし、家賃55000円で貸し出しています。
表面利回りは16.0%となります。

古家再生投資のメリットは以下の通りです。
■古家再生投資のメリット
・不動産投資としては少額で実施できる。(300万~500万円)
・利回りが高い。(10~15%)
・一度入居者が入ると長期で借りてくれることが多い。
中古戸建ての入居者は、家族が多かったり、ペットを飼っていたり、生活保護を受けていたりといった事情のある人が多いそうです。
そうした人は、そもそも入居できる物件が少ないため、いったん入居すると長期にわたって借りてくれることが多いとのことです。
■デメリット
・購入時に銀行などのローンを使えず、現金で購入する必要がある。
ただ、リフォーム費用については金融機関で借りられることもあるそうです。
・リフォーム費用の目利きが必要となる。
購入前に物件を見て、リフォーム費用がいくらくらいかかるかある程度判断できる必要があります。
私が「古家再生投資プランナー」の資格を取得した理由は、不動産投資を拡大するにあたり、現状金融機関からの融資をひくのが非常に厳しいためです。
そのため、現金でも購入できる程度に安く、また高利回りの不動産投資を探していたところ、この古家再生投資に行きつきました。
ただ、私はリフォームにいくらかかるか、といった目利きはできないため、その勉強をするとともに、必要であれば専門家のサポートが受けられるようにこの資格を取得しようと考えました。
■古家再生投資プランナーになるには
古家再生投資プランナーになるには、4つのステップがあります。
1.古家再生投資プランナー認定オンライン講座を受講する。
まず、古家再生投資プランナー認定オンライン講座を申し込み、受講する必要があります。
カリキュラムは全20章、約200分の動画です。
内容は以下の通りです。
第1章
総論、講師紹介、古家再生投資プランナーとは、古家再生事例、日本の空き家問題、空家等対策の推進に関する特別措置法、一般社団法人全国古家再生推進協議会、古家再生の必要性、空家対策、賃貸住宅に転用、民間資金の活用。
購入方針の決定と見つけ方
第2章
対象とする物件、対象不動産と入居者、住宅確保困難者、古家再生投資のメリット、デメリット、耐震基準、専門家の同行、賃貸住宅転用、再建築不可とは、再建築不可のリスクヘッジ、物件の見つけ方、収益不動産専門サイト、検索設定条件例。
物件の選定と検討
第3章
チラシの見方①、物件種目、中古戸建、テラスハウス(連棟)、再建築不可、最寄駅、交通、賃貸需要、徒歩速度、間取内訳、同じ4Kなのに、価格。
第4章
チラシの見方②、登記簿謄本の見方、物件所在地、表題部(土地・建物)、チラシと比較、甲区、所有者の移り変わり、所有権、借地権、乙区、担保、抵当権、共同担保目録。
第5章
チラシの見方③、交通、土地、面積、坪と畳、私道負担、セットバック、建物(チラシと謄本表示比較)。
第6章
チラシ用語の説明都市計画・用途地域、都市計画法とは、市街化調整区域、市街化区域、用途地域、建ぺい率、容積率、防火地域、その他の法令、設備(ライフライン)、接道状況、備考、瑕疵担保責任
購入の検討
第7章
購入の為の調査と検討、賃貸需要の判断、見える賃貸経営、家賃相場とサイト、住宅扶助、物件内覧現地調査、リフォーム箇所、予算目安、予備費、購入想定価格。
第8章
想定した家賃・リフォームから物件購入価格と表面利回り、物件総予算額、表面利回り、総額予算から物件購入価格を決める、逆算、購入の意思表明。
第9章
購入希望価格を前提に安く買う交渉術、売主業者と直接取引、相談員制度、買付申込書、いろいろな呼び方、物件表示、購入金額、指値、公簿取引、その他の条件、現状渡し、正規仲介手数料、備考欄でアピール、事例の購入金額は?
購入手続き
第10章
契約準備、契約前チェック事項、重要事項説明書、売買契約書案、支払金のチェック、手付金、契約書印紙、登記費用、固定資産精算、決済金、抵当権設定費用、火災保険等、オーナーチェンジ、売買契約のポイント、特約条項。
決済手続き
第11章
決済、物件引渡し、残代金支払い、残代金支払い時に支払うもの!、固定資産税の精算の知識、印紙税、所有権移転登記の知識、登記識別情報通知、リフォーム工事の準備、入居募集の準備。
賃貸転用
第12章
賃貸転用の為の基礎知識①、賃貸経営のフローチャート、家賃設定。
事例:家賃設定と表面利回、購入金額はいつでも家賃を意識して
第13章
賃貸転用の為の基礎知識②、敷金、オーナー負担の修繕費、礼金、保証金・権利金、その他の入居条件、仲介業者への手数料・広告料、賃貸仲介業者への広告料の考え方、賃貸契約、普通契約、定期借家契約、借家人賠償保険、家賃滞納保証会社、募集条件例。
リフォーム
第14章
リフォームと差別化、各事例比較:100万円の工事、200万円の工事、250万円の工事、リフォーム工事の目安、リフォーム工事のコスト低減。
賃貸住宅経営
第15章
賃貸経営、募集チラシ、情報公開、不動産業者に依頼、業者に大家さんが直接訪問、内見者対策、見せる演出、内見者に住んだ時の事をイメージさせる、モデルルーム化、満室対策。
第16章
入居申込から賃貸契約書、入居申込書、復習:家賃滞納保証会社、家賃滞納保証会社の見つけ方、復習10章オーナーチェンジ、賃貸契約書のチェックポイント、口頭約束も特約で明記、賃貸契約完了、賃貸契約の解約。
第17章
不動産管理運営、自主管理、委託管理、管理業務の主なもの、物件・入居者の緊急対応クレーム対応、事件事故の対応、24時間緊急サポート会社、家賃滞納が起きたら、退去させない為に。
ファイナンス
第18章
ファイナンス、法定耐用年数、日本政策金融公庫、公庫のメリット、公庫のデメリット、公庫を受けるコツ、融資の種類、NGワード、事業目的、古家再生及び不動産賃貸業、公庫の担当者が決まれば、借り入れ申込書、事業計画書、必要書類、収入を証明するもの、公庫融資向きの物件、融資特約、融資向き物件、番外編:融資に頼らなくても。
60歳で月100万円の家賃、無借金で一億円の資産ができる。預金で貯めると。
税務
第19章
税務申告、事業開始届、青色申告承認申請書、青色事業専従者給与に関する届出書、領収書の保管、記帳、青色申告の3つのメリット、赤字の繰り延べ、特別控除、専従者給与、不動産所得とは、青色申告特別控除、事業的規模、青色事業専従者とは、生計を一にする。
参照:確定申告用紙、役立つ参考本。
第20章
古家再生投資プランナーの使命、ビジネスプラン。
なお、このオンライン講座の受講料は30000円です。
2.認定テストを受験し、合格する。
オンライン講座の内容を踏まえた認定テストを受験し、合格する必要があります。
答案用紙はメールで送信し、採点結果が返信されてきます。
テストの範囲は以下の通りです。
不動産情報(チラシ)を読み取る力がある。
適正な購入価格とリフォームか価格が算定できる。
購入申込書(買付証明)が自ら作成できる。
物件の賃貸相場を査定できる。
賃貸経営(募集から入居者管理まで)の基礎知識がある
基礎的な不動産用語は理解している。
古家再生投資のメリット・デメリットを理解している。
なお、講座申込みをした日から半年間以内に認定テストに合格する必要があります。
3.物件見学ツアーに参加し、レポートを提出する。
全国古家再生推進協議会が主催する受講者向けの物件見学ツアーが定期的に開催されており、受講者はそのいずれかに参加し、レポートを提出する必要があります。
私も先日横須賀の方の物件見学ツアーに参加しました。
4.認定料を支払う。
認定料年間20000円を支払います。
■「古家再生投資プランナー」になると
「古家再生投資プランナー」になると以下のサービスが受けられます。
認定証の発行
自身の訴求物(名刺など)に「古家再生投資プランナーⓇ」と記載する事
当協議会が案内する古家再生投資向け物件情報に対して買付を入れる事
古家再生投資向け物件の情報がある場合、一般会員よりも優先的に情報を受けとる事
物件購入時における各種サポートを受ける事
当協議会に古家物件情報を提供し、協議会で売買が成立したら情報提供料を受けとる事
当協議会から購入した物件を、協議会経由で(物件を探している協議会の有料会員に)売却する事
当協議会が主催する各種セミナー情報を一般会員よりも優先的に受けとる事
当協議会が主催する各種セミナーに有料会員価格で参加する事
古家再生投資の事例(HP非公開事例)の情報を受けとる事
古家再生投資のノウハウ等の最新知識の情報を優先的に受けとる事
協議会が提供するサービス(講座、セミナー等)のキャンペーン(割引)情報を受けとる事
上記にある通り、プランナーになると協議会が案内する古家再生投資向け物件情報に対して買付を入れる事ができます。
ただ、その場合、協議会所属の「購入時専属相談員」に相談料を支払う必要があります。

相談料を支払うと以下のサポートが受けられます。
物件選定と売買価格査定と賃貸家賃相場査定
買主への売買契約書の内容に関する各種ご相談
(購入前の相談から売買契約書のチェック、賃貸契約や賃貸募集等のアドバイス)
リフォーム工事に関する各種相談
賃貸経営する為の各種アドバイス
というわけでせっかく資格を取得できたので、今後古家再生投資を手掛けたいと考えています。
また進展があれば報告します。
次回は「2020年9月 投資中ファンド一覧」の予定です。
不動産業界の風雲児が再起を図る
上場企業・有名企業への投資
不動産ファンドのプロが独自のスキームで参戦

マザーズ上場企業が手掛ける不動産クラウドファンディング

“応援を届ける” 融資型クラウドファンディング
ポイントで投資できる不動産型クラウドファンディング
最先端技術企業へ投資する株式型クラウドファンディング
不動産・ホテルに投資
証券会社の運営するソーシャルレンディング
中古不動産の再生に投資

アジアの中心!沖縄発クラウドファンディング
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