ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2020年版)「CREAL」「スマートレンド」
- 2020/07/08
- 05:00
今回はCREALとスマートレンドです。

⇒CREAL
概要
サービス名 | CREAL |
運営会社 | 株式会社ブリッジ・シー・キャピタル |
サービス開始時期 | 2018年11月 |
貸出金額実績(2019年) | 30.3億円(シェア2.3%、8位) |
平均利回り | 3~5% |
主な投資対象 | 不動産 |
貸倒率実績 (金額ベース・2020年5月時点・サービス開始以来累計) | 0.0% |
返済遅延率実績 (金額ベース・2020年5月時点) | 0.0% |
沿革CREALは、株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが提供するサービスです。
株式会社ブリッジ・シー・キャピタルは老人ホーム・マンション・病院・ホテルなどの不動産に投資するファンドの組成・運用を手掛けており、現在約300億円を運用しています。ファンドへの出資者は機関投資家がメインです。
CREALは不動産特定共同事業法に基づくサービスです。
安定的に賃料を分配するため、同社が劣後出資を行います。
劣後出資の割合は案件により異なりますが、例えば10%の案件では、物件の価格下落が10%以内であれば、優先出資である一般投資家は影響を受けません。
また、CREALは、マンション・ホテル・老人ホーム・保育園といった、社会的に必要性が高く、多様な不動産を扱っているのが特徴です。
例えば老人ホームなど、社会的には必要だが、なかなか開発資金が集まらないために開発できていない施設があります。
安定的な収益を生み、かつ社会的にニーズがあっても、案件規模が小さいという効率性の観点から機関投資家などが資金を出してくれないことも多くあります。
そうした問題を解決するため、「不動産投資を民主化、眠るお金を呼び覚まし、社会をよくする」ことをミッションとして、同社はCREALをサービス開始しました。
第1号ファンドは都内のホテルを対象とするファンドでしたが、募集金額は8.8億円と大きな規模でした。
その後も1件で数億円規模のファンドを次々と募集しており、2019年の貸出額は30.3億円、シェア2.3%と業界6位の規模です。
なお、2020年5月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。

代表取締役社長 横田 大造氏
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。あくまでご参考としてください。
2020年5月時点 | ||||
評価項目 | 評価基準 | CREAL | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | C | |||
平均利回り | A:平均利回り9%以上 B:平均利回り7%以上 C:平均利回り7%未満 | 4.0% | C | |
投資のしやすさ | B | |||
年間募集額(2018年)(単位:億円) | A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 30.3 | B | |
ファンドの安全性 | A | |||
現時点での貸倒・返済遅延発生率 (募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合) | A:貸倒+返済遅延発生率1%未満 B:貸倒+返済遅延発生率3%未満 C:貸倒+返済遅延発生率3%以上 | 貸倒:0% 返済遅延:0% | A | |
平均利回り | A:平均利回り7%未満 B:平均利回り9%未満 C:平均利回り9%以上 | 4.0% | A | |
サービス事業者自体の安全性 | B | |||
金融取引事業者の種別 | A:第1種 B:第2種、不動産特定事業 C:その他 | 第2種、不動産特定事業 | B | |
上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている | A:上場企業もしくはその関連企業である。 B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている C:その他もしくは不明 | 創業者および経営陣 | C | |
金融当局からの行政処分などを受けていないか | A:処分を受けていない B:軽微な指摘 C:重大な指摘・行政処分 | 処分を受けていない | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくい。 C:不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A |
⇒CREAL
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⇒スマートレンド
概要
サービス名 | スマートレンド |
運営会社 | SmartLend株式会社 |
サービス開始時期 | 2016年4月 |
貸出金額実績(2019年) | 20.7億円(シェア1.6%、9位) |
平均利回り | 7.9% |
主な投資対象 | 国内外各種事業者 |
貸倒率実績 (金額ベース・2020年5月時点・サービス開始以来累計) | 0.0% |
返済遅延率実績 (金額ベース・2020年5月時点) | 0.0% |
沿革
スマートレンドは、小口分散された金融事業を投資対象とするソーシャルレンディングです。
創業者の柳澤氏は、アメリカの会計事務所に勤務した後、ゼネラル・エレクトリック社の監査部門や日本インテルの執行役員・CFOを務めました。
その後独立し、中小企業へのコンサルタントを手掛ける中で、資金需要にこたえることが重要だと強く感じ、maneoマーケット社と協力して2016年にスマートレンドを立ち上げました。
スマートレンドは、家賃保証会社や香港の消費者金融といった、小口分散された金融事業を投資対象としているのが特徴です。
融資先の資産は小口分散されているので、リスクのコントロールがしやすく、安定しているとのことです。
2017年には高井氏へと代表を交替しました。
2018年7月にmaneoマーケットに対して金融当局より行政処分が下され、 以降いくつかの事業者において返済遅延が発生したり、サービス中止となったりしていますが、スマートレンドにおいてはそうした事態は発生していません。
2019年の貸出額は20.7億円(シェア1.6%)と、業界9位の規模です。
なお、2019年5月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。
2020年5月時点 | ||||
評価項目 | 評価基準 | スマートレンド | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | B | |||
平均利回り | A:平均利回り9%以上 B:平均利回り7%以上 C:平均利回り7%未満 | 7.9% | B | |
投資のしやすさ | B | |||
年間募集額(2019年)(単位:億円) | A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 20.7 | B | |
ファンドの安全性 | A | |||
現時点での貸倒・返済遅延発生率 (募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合) | A:貸倒+返済遅延発生率1%未満 B:貸倒+返済遅延発生率3%未満 C:貸倒+返済遅延発生率3%以上 | 貸倒:0% 返済遅延:0% | A | |
平均利回り | A:平均利回り7%未満 B:平均利回り9%未満 C:平均利回り9%以上 | 7.9% | B | |
サービス事業者自体の安全性 | B | |||
金融取引事業者の種別 | A:第1種 B:第2種、不動産特定事業 C:その他 | 第2種 | B | |
上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている | A:上場企業もしくはその関連企業である。 B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている C:その他もしくは不明 | (未公開) | C | |
金融当局からの行政処分などを受けていないか | A:処分を受けていない B:軽微な指摘 C:重大な指摘・行政処分 | 処分を受けていない | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくい。 C:不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A |
次回は「アパート金利交渉は可能か」の予定です。
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