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ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2020年版)「CREAL」「スマートレンド」

各サービス事業者の紹介および評価を掲載します。
今回はCREALとスマートレンドです。

CREAL.jpg

CREAL



概要
サービス名CREAL
運営会社株式会社ブリッジ・シー・キャピタル
サービス開始時期2018年11月
貸出金額実績(2019年)30.3億円(シェア2.3%、8位)
平均利回り3~5%
主な投資対象不動産
貸倒率実績
(金額ベース・2020年5月時点・サービス開始以来累計)
0.0%
返済遅延率実績
(金額ベース・2020年5月時点)
0.0%

沿革

CREALは、株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが提供するサービスです。
株式会社ブリッジ・シー・キャピタルは老人ホーム・マンション・病院・ホテルなどの不動産に投資するファンドの組成・運用を手掛けており、現在約300億円を運用しています。ファンドへの出資者は機関投資家がメインです。

CREALは不動産特定共同事業法に基づくサービスです。

安定的に賃料を分配するため、同社が劣後出資を行います。
劣後出資の割合は案件により異なりますが、例えば10%の案件では、物件の価格下落が10%以内であれば、優先出資である一般投資家は影響を受けません。

また、CREALは、マンション・ホテル・老人ホーム・保育園といった、社会的に必要性が高く、多様な不動産を扱っているのが特徴です。
例えば老人ホームなど、社会的には必要だが、なかなか開発資金が集まらないために開発できていない施設があります。
安定的な収益を生み、かつ社会的にニーズがあっても、案件規模が小さいという効率性の観点から機関投資家などが資金を出してくれないことも多くあります。
そうした問題を解決するため、「不動産投資を民主化、眠るお金を呼び覚まし、社会をよくする」ことをミッションとして、同社はCREALをサービス開始しました。

第1号ファンドは都内のホテルを対象とするファンドでしたが、募集金額は8.8億円と大きな規模でした。
その後も1件で数億円規模のファンドを次々と募集しており、2019年の貸出額は30.3億円、シェア2.3%と業界6位の規模です。
なお、2020年5月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。

CREAL横田氏
代表取締役社長 横田 大造氏

評価

私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。

2020年5月時点
評価項目評価基準CREAL 
   根拠評価
利回り C
 平均利回りA:平均利回り9%以上
B:平均利回り7%以上
C:平均利回り7%未満
4.0%C
投資のしやすさ B
 年間募集額(2018年)(単位:億円)A:100億円以上
B:10億円以上
C:10億円未満
30.3 B
ファンドの安全性 A
 現時点での貸倒・返済遅延発生率
(募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合)
A:貸倒+返済遅延発生率1%未満
B:貸倒+返済遅延発生率3%未満
C:貸倒+返済遅延発生率3%以上
貸倒:0%
返済遅延:0%
A
 平均利回りA:平均利回り7%未満
B:平均利回り9%未満
C:平均利回り9%以上
4.0%A
サービス事業者自体の安全性 B
 金融取引事業者の種別A:第1種
B:第2種、不動産特定事業
C:その他
第2種、不動産特定事業B
 上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けているA:上場企業もしくはその関連企業である。
B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている
C:その他もしくは不明
創業者および経営陣C
 金融当局からの行政処分などを受けていないかA:処分を受けていない
B:軽微な指摘
C:重大な指摘・行政処分
処分を受けていないA
運営力 A
 システム(わかりやすいか、不具合等がないか)A:わかりやすく不具合などがない
B:わかりにくい。
C:不具合が存在する。
わかりやすく不具合等もないA
 オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か)A:問題なし
B:何らかの問題あり
C:重大な問題あり
問題なしA

CREAL


*******************




スマートレンド

概要
サービス名スマートレンド
運営会社SmartLend株式会社
サービス開始時期2016年4月
貸出金額実績(2019年)20.7億円(シェア1.6%、9位)
平均利回り7.9%
主な投資対象国内外各種事業者
貸倒率実績
(金額ベース・2020年5月時点・サービス開始以来累計)
0.0%
返済遅延率実績
(金額ベース・2020年5月時点)
0.0%


沿革


スマートレンドは、小口分散された金融事業を投資対象とするソーシャルレンディングです。

創業者の柳澤氏は、アメリカの会計事務所に勤務した後、ゼネラル・エレクトリック社の監査部門や日本インテルの執行役員・CFOを務めました。
その後独立し、中小企業へのコンサルタントを手掛ける中で、資金需要にこたえることが重要だと強く感じ、maneoマーケット社と協力して2016年にスマートレンドを立ち上げました。

スマートレンドは、家賃保証会社や香港の消費者金融といった、小口分散された金融事業を投資対象としているのが特徴です。
融資先の資産は小口分散されているので、リスクのコントロールがしやすく、安定しているとのことです。

2017年には高井氏へと代表を交替しました。

2018年7月にmaneoマーケットに対して金融当局より行政処分が下され、 以降いくつかの事業者において返済遅延が発生したり、サービス中止となったりしていますが、スマートレンドにおいてはそうした事態は発生していません。

2019年の貸出額は20.7億円(シェア1.6%)と、業界9位の規模です。
なお、2019年5月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。


評価


私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。

2020年5月時点
評価項目評価基準スマートレンド 
   根拠評価
利回り B
 平均利回りA:平均利回り9%以上
B:平均利回り7%以上
C:平均利回り7%未満
7.9%B
投資のしやすさ B
 年間募集額(2019年)(単位:億円)A:100億円以上
B:10億円以上
C:10億円未満
20.7 B
ファンドの安全性 A
 現時点での貸倒・返済遅延発生率
(募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合)
A:貸倒+返済遅延発生率1%未満
B:貸倒+返済遅延発生率3%未満
C:貸倒+返済遅延発生率3%以上
貸倒:0%
返済遅延:0%
A
 平均利回りA:平均利回り7%未満
B:平均利回り9%未満
C:平均利回り9%以上
7.9%B
サービス事業者自体の安全性 B
 金融取引事業者の種別A:第1種
B:第2種、不動産特定事業
C:その他
第2種B
 上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けているA:上場企業もしくはその関連企業である。
B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている
C:その他もしくは不明
(未公開)C
 金融当局からの行政処分などを受けていないかA:処分を受けていない
B:軽微な指摘
C:重大な指摘・行政処分
処分を受けていないA
運営力 A
 システム(わかりやすいか、不具合等がないか)A:わかりやすく不具合などがない
B:わかりにくい。
C:不具合が存在する。
わかりやすく不具合等もないA
 オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か)A:問題なし
B:何らかの問題あり
C:重大な問題あり
問題なしA


次回は「アパート金利交渉は可能か」の予定です。


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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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