ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2020年版)「LCレンディング」「LENDEX」
- 2020/06/27
- 05:00
今回はLCレンディングとLENDEXです。

⇒LCレンディング
概要
サービス名 | LCレンディング |
運営会社 | 株式会社LCレンディング |
サービス開始時期 | 2015年7月 |
貸出金額実績(2019年) | 47.6億円(シェア3.7%、6位) |
平均利回り | 6.2% |
主な投資対象 | 不動産事業者 |
貸倒率実績 (金額ベース・2020年5月時点・サービス開始以来累計) | 0.0% |
返済遅延率実績 (金額ベース・2020年5月時点) | 0.0% |
沿革LCレンディングは、JASDAQ上場企業でもあるLCホールディングス株式会社の100%子会社です。
LCホールディングス株式会社(旧ロジコム)は半世紀近くに渡り商業不動産の投資・運営を手掛けてきた会社であり、その目利き力・運営力には自信を持っています。
LCホールディングスは従来、不動産物件取得時の資金の70%~80%程度を銀行融資でまかなっており、残りはノンバンクなどから借り入れていましたが、より柔軟に資金調達を行うためmaneoと提携してLCレンディングを立ち上げました。
LCレンディングのシステムと投資家募集や管理といった運営業務はmaneoマーケット社が提供しています。
maneoマーケットはソーシャルレンディングのすそ野を広げるために他社へのサービス提供をいくつも手掛けていますが、その第1号がLCレンディングです。
LCレンディングの貸出先は、原則として全てLCホールディングス関連のSPC(特別目的会社)です。
また、案件によってはLCホールディングスの保証付きのものもあり、運営会社および貸出先の信頼度は高いと考えられます。
LCレンディングは不動産投資型のソーシャルレンディングですが、特に食品スーパーやドラッグストアのような生活必需品を取り扱う店舗を含むショッピングセンターや駅ビルといった商業不動産に特化しているのが特徴です。
社長の山中氏によると、こうした施設ではテナントと10年以上の長期契約を結ぶことが多く、短期的な不動産市場の価格変動にあまり左右されないため、キャッシュフローの安定性は高いとのことです。
首都圏だけでなく地方の商業施設もターゲットとしています。
また、医療関連事業への融資も手掛けています。
2018年7月にmaneoマーケットに対して金融当局より行政処分が下され、 以降いくつかの事業者において返済遅延が発生していますが、LCレンディングにおいてはそうした事態は発生していません。
ただ、2020年5月現在は新規募集を停止しています。
2019年の貸出額は47.6億円、シェア3.7%と業界6位の規模です。
なお、2020年5月現在、貸倒れ・返済遅延は発生していません。

山中代表(右から2番目)
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。あくまでご参考としてください。
2020年5月時点 | ||||
評価項目 | 評価基準 | LCレンディング | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | C | |||
平均利回り | A:平均利回り9%以上 B:平均利回り7%以上 C:平均利回り7%未満 | 6.2% | C | |
投資のしやすさ | B | |||
年間募集額(2018年)(単位:億円) | A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 47.6 | B | |
ファンドの安全性 | A | |||
現時点での貸倒・返済遅延発生率 (募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合) | A:貸倒+返済遅延発生率1%未満 B:貸倒+返済遅延発生率3%未満 C:貸倒+返済遅延発生率3%以上 | 貸倒:0% 返済遅延:0% | A | |
平均利回り | A:平均利回り7%未満 B:平均利回り9%未満 C:平均利回り9%以上 | 6.2% | A | |
サービス事業者自体の安全性 | A | |||
金融取引事業者の種別 | A:第1種 B:第2種、不動産特定事業 C:その他 | 第2種 | B | |
上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている | A:上場企業もしくはその関連企業である。 B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている C:その他もしくは不明 | LCホールディングス(JASDAQ上場企業)が100%出資 | A | |
金融当局からの行政処分などを受けていないか | A:処分を受けていない B:軽微な指摘 C:重大な指摘・行政処分 | 処分を受けていない | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくい。 C:不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A |
⇒LCレンディング
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⇒LENDEX
概要
サービス名 | LENDEX |
運営会社 | 株式会社LENDEX |
サービス開始時期 | 2017年7月 |
貸出金額実績(2019年) | 33.5億円(シェア2.6%、7位) |
平均利回り | 8.9% |
主な投資対象 | 不動産事業者 |
貸倒率実績 (金額ベース・2020年5月時点・サービス開始以来累計) | 0.0% |
返済遅延率実績 (金額ベース・2020年5月時点) | 0.0% |
キャッチコピー(※) | 第三者による不動産評価を元に投資 |
沿革
LENDEXは、公認会計士である筧 悦生氏が立ち上げたソーシャルレンディングサービスです。
投資対象は住宅・商業ビルなどの国内不動産で、主な借り手は不動産事業者と民泊事業者です。
ファンドの平均利回りが8.9%と比較的高いのが特徴です。
LENDEXでは、不動産の担保価値評価を自社で手掛けていますが、東急リバブルによる担保物件の鑑定結果も掲載しているのが特徴です。
これは、不動産評価の透明性・客観性を高めるための牽制的役割との位置づけとのことです。
2019年には、筧氏は代表を退任し、かわって田川徳彦氏が代表に就任しました。
さらに同年8月には深澤克己氏が代表に就任しています。
2019年の貸出額は33.5億円(シェア2.6%)と、業界7位の規模です。
なお、2020年5月現在、貸倒れ・返済遅延はまだ発生していません。
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。あくまでご参考としてください。
2020年5月時点 | ||||
評価項目 | 評価基準 | レンデックス | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | B | |||
平均利回り | A:平均利回り9%以上 B:平均利回り7%以上 C:平均利回り7%未満 | 8.9% | B | |
投資のしやすさ | B | |||
年間募集額(2018年)(単位:億円) | A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 33.5 | B | |
ファンドの安全性 | A | |||
現時点での貸倒・返済遅延発生率 (募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合) | A:貸倒+返済遅延発生率1%未満 B:貸倒+返済遅延発生率3%未満 C:貸倒+返済遅延発生率3%以上 | 貸倒:0% 返済遅延:0% | A | |
平均利回り | A:平均利回り7%未満 B:平均利回り9%未満 C:平均利回り9%以上 | 8.9% | B | |
サービス事業者自体の安全性 | B | |||
金融取引事業者の種別 | A:第1種 B:第2種、不動産特定事業 C:その他 | 第2種 | B | |
上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている | A:上場企業もしくはその関連企業である。 B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている C:その他もしくは不明 | 筧悦生氏が出資者 | C | |
金融当局からの行政処分などを受けていないか | A:処分を受けていない B:軽微な指摘 C:重大な指摘・行政処分 | 処分を受けていない | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくい。 C:不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A |
⇒LENDEX
次回は「アパート金利交渉は可能か 」の予定です。
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