今回はソーシャルレンディングの市場規模に関するレポートです。
昨年までは矢野経済研究所やクラウドポートがレポートを出してくれていたのですが、2019年度に関してはいずれからも出ていないようなので、自分で集計しました。
2015年~2019年までのソーシャルレンディング市場規模は以下の通りです。

数値は各社から公表されている金額を独自に集計したものです。
ファイアフェレット氏のブログ「ソーシャルレンディング赤裸々日記」にて集計されている金額も参考にしています。
まず、上記のグラフを見ていただければわかる通り、ソーシャルレンディング市場規模は2015年から2018年まで右肩上がりで成長してきました。
しかし、2018年は1972.5億円だった市場規模は、2019年には1290.7億円と35%ほど縮小しました。
2017年とほぼ同じ規模まで戻ってしまったと言えます。
サービス開始以来右肩上がりで成長を続けてきたソーシャルレンディング業界にとって、これは初めての大きな試練と言えます。
市場規模縮小の原因としては、まず、業界最大手であったmaneoの返済遅延が相次ぎ、募集額が徐々に減少し、2019年には事実上新規募集を停止したことが挙げられます。
2018年にはmaneoの募集金額は556.6億円でしたが、2019年には77.6億円まで低下しています。
また、2018年の一連の行政処分により、グリーンインフラレンディング、クラウドリース、ガイアファンディング、トラストレンディングなどがサービスを停止したことも大きく影響しています。
特にクラウドリースの2018年の募集額は93.8億円、グリーンインフラレンディングは79.2億円といずれも非常に勢いがありました。
一方、これらに代わり2018年から2019年にかけておおきく規模を拡大したのがクラウドバンクです。
クラウドバンクは2018年の募集額は214.0億円でしたが、2019年には415.7億円と倍近くに規模を増やし、SBIソーシャルレンディングを抜いてシェア1位となりました。
2019年はクラウドバンクとSBIソーシャルレンディングの2社合計で60%以上のシェアを占めていたことになります。
2020年の市場規模は再び拡大に転じるでしょうか。
鍵を握っていると思われるのは、maneoマーケット社と同じグループとなったSAMURAIです。
現在のところmaneoグループ各社のサービス再開の目途は立っていませんが、それらのサービスが募集を再開することになれば、募集金額は大きく増加するでしょう。
また、ファンズやビットリアルティなど、新規参入組のサービス規模がどれだけ拡大するかも注目したいと思います。
次回は「
2020年1~3月ソーシャルレンディング投資実績 」の予定です。
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