maneoマーケット元代表瀧本氏が先日ブログを再開しました。
瀧本氏にブログを通じてメールにて質問したところ、以下の回答が得られたので、公開します。
■回答日
2019年11月15日
■内容
Q:ブログ再開の理由は
A:今までは監督当局や会社から、ブログやツイッターなどは控えるように要請されていました。
そのため、ご迷惑をおかけした投資家の方々にこれまでずっとお詫びしたかったのですが、できませんでした。
今般、会社とは無関係となりましたので、再開いたしました。
Q:ブログを通じてどういった質問があったか
A:たくさんの質問をいただいており、まだすべてには返信できていません。
自分の投資した商品の今後の見通しについての質問などが多いです。
案件の詳細については承知しておらず、十分なご回答ができずに申し訳なく思っています。
Q:NLHD株式会社へのmaneo株式の売却の経緯は
A:売却先については、何社かの候補がありましたが、maneoマーケット社の経営陣が選定しました。
NLHD社は債権回収会社・保証会社などと関係があるので、適切であると判断したようです。
会社の判断を受け、maneoマーケット株式会社び株式持分の全てを、NLHD株式会社に売却しました。
経営改善委員会や金融庁(関東財務局)等にも相談した上で判断したと聞いております。
Q:株式の売却額は
A:売却額や方法については控えさせてください。
Q:maneoマーケットはSMBCベンチャーキャピタルなど複数の会社からの出資を受けていたが、その分も売却したのか
A:私の保有分以外については売却されておらず、そのままだと思います。
Q:昨年7月に行政処分を受けてから各社で返済遅延が相次いだのはなぜか
A:各社により状況が異なります。
・グリーンインフラレンディングについては、募集停止により資金が不足し、風評被害もあったため、物件が売却できなくなってしまったことが原因だと思います。
社長の中久保氏は物件を売却するために現在も動いています。
ただ、案件が複雑で規模も大きいため、売却契約ができても着金までに時間がかかっている状態だと思います。
一部の太陽光発電案件の売買契約書は私自身が目視したことがあります。バイオマス案件も何件か売買契約ができていると聞いています。
まもなく進展があると聞いています。買い手の情報などについては、公表すると多方面に影響が出て売却に支障が出るので非公表で進めていると聞いています。
JCサービスの補助金関連の報道がありましたが、JCサービスは環境庁に対して訴訟を起こしているそうです。
一部でいわれているような、物件の実態がないということはありません。
グリーンインフラレンディング、JCサービスの案件をご存知の複数の太陽光・バイオマス関係の専門家に私がお聞きしたところ、価値は(通常ならば)十分にあるとのことです。
売却による回収金額や配当金額、時期等については分かりません。
・ガイアファンディングについては、同時に複数の案件で返済遅延が生じるといった事態は全く予想していませんでした。
この件については、行政処分と直接は関係ないと思われます。
maneoマーケット社としても調査し、案件が実在していることは確認しています。
案件を売却し、回収する計画だと思いますが、時期や金額については現在の私は分かりません。
・クラウドリースについても、一斉に返済がとまるといったことは予想していませんでした。
原因や詳細についてはわかりません。ただ、悪意をもって架空の案件募集を行っていたということはないと思います。
・アメリカンファンディングについては、取引先の建設業者の業績が悪化したため、自社で開発をし直していると聞いています。
不動産物件が実在していることは確認しており、いずれ完成・売却されれば回収・配当となると思います。
時期や金額については分かりません。
・キャッシュフローファイナンスについては、個人的にもつながりが薄く、詳細を把握しておりません。
無担保に近い案件に貸し出しをしており、その貸出先の業績が悪化し、遅延・延滞していると聞いています。
・maneoについては、子会社が貸し付けを行っていた分については、不動産担保評価は子会社が行い、私は査定に関わっていませんでした。
その査定の仕方に問題があったため、売却ができていないのだと思います。
担保不動産の売却の計画が遅延している、というものと、そもそも評価が高く(実勢価格は評価より低く)、損失が出そうだというものに分かれるようです。
そのため、案件により返済の見込みは異なるようです。
案件ごとの回収金額や時期については分かりません。
Q:いくつかの事業者に対して訴訟を起こしているとのことだが、その経緯は。
A:訴訟の提起が私の退任後のため詳しくは承知しておりません。
裁判を提起すると弁護士が間に入ってしまうので、直接の会話できなくなり得策とは思えませんが、このような形を取らざるを得なかったのだろうと思います。
Q:JCサービスが供託金を無断で引き上げていたとのことだが
A:供託された資金が利用されたことはmaneoマーケット社も私も、まったく知りませんでした。
JCサービスに確認したところ、投資家の資金回収を図るため、 弁護士に相談した上で確定債権を購入する形をとり運用しているとのことでした。
供託することは当局にも報告されていました。
Q:LCレンディングなど返済遅延の起きていないサービスでも新規募集を停止しているのはなぜか
A:当局がmaneoマーケットに対して募集停止を迫っていました。
Q:今後の募集再開の見通しは
A:「maneo」という名称で募集を再開されることはないのではないかと考えています。
Q:今年4月に代表を安達氏に交替してからはどのような立場で経営に関わっていたのか
A:退任後は経営には一切関わっていません。
退任前も、行政処分後は事実上、経営にはほとんど関わっておらず 情報は伝聞の形で入ってきてはいました。
業務改善命令後は、発表文書も全て当局の承認がないと発表できない状況でした。
Q:経営改善委員会からの提言を受けてどのような改善を行ったのか
A:詳細は分かりませんが、業務面はいろいろと改善されていると思います。
Q:現在maneoの社員はどの程度残っているのか
A:行政処分後に退職した社員はそれほど多くなく、大部分が残っていました。
現在は新規募集を行っていないので、回収業務などを手掛けているようです。
Q:瀧本氏個人としては今後は何をするのか
A:投資家の資金の回収に向けて、何かお手伝いできることがあれば行動させて頂きたいと考えております。
Q:投資家に向けて何か伝えたいことは
A:ご心配・ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
以上
次回は
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