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SAMURAIセミナーレポート(maneoグループへの取り組みなど)

SAMURAIのブロガー向けセミナーに参加しましたので、内容をお伝えします。

■開催日
2019年9月25日

■登壇者
SAMURAI証券 代表取締役社長 中山 幹之氏
SAMURAI証券 取締役 久保 広晃氏

■内容

●中山新代表の経歴
今年7月からSAMURAI証券代表を務めている。
私は日立でシステムエンジニアとして社会人のスタートを切った。
次に、システム関連のフューチャーアーキテクトに入社した。
その後HIS協立証券(現HIS証券)の立ち上げ時にCIOとして関わった。
さらに、ばんせい証券で経営企画本部長としてブラジル国債などを個人向けに販売する業務を手掛けた。
また、スリランカにて持ち株会社の社長も務め、銀行やホテルの買収に携わった。
その後むさし証券でネット証券の運営に携わった後、SAMURAI証券にて澤田から代表を引き継いだ。

ネット証券の登場により手数料が下がり、直接金融の民主化が一部実現した。
しかし、ネット証券は収益性は高いが、同業他社との差別化が難しい状況に陥っている。多くの対面証券会社、オンライン証券会社が未だに株の売買手数料中心のビジネスから抜け出せない現状では、直接金融に未来はなく、証券業界には閉塞感が広がっている。

そうした中、クラウドファンディングが注目を集めている。
クラウドファンディングは今後の直接金融の要になっていくと考えている。
直接金融には、企業に対しては固定化されたアセットを流動化するという役割がある。
また投資家へは金利型でミドルリスク・ミドルリターンの商品を届けることが本来の直接金融の使命である。

●SAMURAI証券の特徴
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SAMURAI証券の特徴として4つが挙げられる。

・コーポレートガバナンス体制
 SAMURAI証券はJASDAQ上場のSAMURAI&JPARTNERSの100%子会社であり、上場企業の基準に沿ったガバナンス体制を構築している。
・財務健全性
 SAMURAI&JPARTNERSは上場企業であり、財務健全性維持のための資金調達手段は豊富。
 
・透明性・公正性
 当社はクラウドファンディング事業者としては数少ない第一種金融商品取引業者登録を受けている企業である。第一種は、登録要件として求められる基準が非常に高く、当局からの監督も第一種基準でしっかり受けている。

・許認可
 当社は第一種だけでなく、第二種および電子申込型電子募集取扱業務の登録もも受けている。
 
●様々な企業との提携による商品組成
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過去、一部のクラウドファンディング企業は、高い金利で投資家を集めていた。
我々は、3%から5%程度の金利で、可能な限り保証のついた安全性の高い商品を中核商品として出すことを目指していく。
大儲けしたい人には向かないが、堅実な資産運用をしたい投資家向けの商品提供を目指す。

当社は商品を提供するペースはそれほど早くはないが、慎重に審査して案件を作っている。

日本だけでなく、海外の商品も出す。為替リスクはあるが、より利回りの高いものを出せる可能性がある。

KeyHolderと提携し、エンタメ性の高い商品を出すことを検討している。

今後、案件の提供頻度を高める予定。

クラウドファンディングを広く一般の投資家に広めたい。
また、第一種金融商品取引業の強みを生かし、将来は株や債券も取り扱っていく。投資家の様々なニーズにこたえていきたい。

●maneoグループへの取り組み
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当社には、上場親会社や第一種金融商品取引業者としてのガバナンス体制・コンプライアンス体制がありmaneoの信用回復に資する支援が期待されている。

また、投資家の保護とクラウドファンディング市場の信頼回復を期待されている。

まず、maneoの投資家を保護し、コンプライアンス向上の支援を進めて行く。
その後、新しく何ができるかを考えていく。

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●質疑応答

Q:SAMURAI証券代表交代の理由は

A:澤田前社長の任期が今年の6月であり、特別な理由があったわけではない。
引継ぎは円満に進んだ。

Q:日本保証を活用した案件とはどのようなものか

A:日本保証による保証付きで、万一借り手がデフォルトに陥っても元本の保全ができるようなものを考えている。
日本保証はもともと銀行の保証を引き受けており、債権審査能力は高い。

また、日本保証以外の上場会社等による保証がついた案件も出していきたい。
今後は、保証を活用することで、多くの投資家の安心・安全に対する期待に応えつつ、案件の規模を大きくできると考えている。

また、企業の資金ニーズは依然として大きいため、クラウドファンディングにより資金調達ニーズを満たしていきたい。


Q:エンタメ系・コンテンツ系案件はSAMURAIから募集するのか

A:SAMURAIから募集する予定。
コンテンツ系というと、購入型CFがイメージされることが多い。購入型では映画などの案件が多く募集されている。
ただ、購入型では、あまり大きな資金規模のものはやりにくい。
海外では規模の大きな映画ファンドなどもある。先行試写会に参加出来たり、エンドロールに名前が載ったりという、投資+αのリターンが得られるようなものを作っていきたい。

Q:Jトラストはアジアで広く金融を手掛けているが、SAMURAIとの提携によりどういった案件が出るのか。

A:銀行テーマの案件などわかりやすさを重視したものを出したい。
Jトラストは、韓国・インドネシア・カンボジアに銀行を持っている。それらを活用とした銀行の貸出債権をベースとした商品などが考えられる。


Q:融資金額が100万~500万円と少額の案件を募集しているが、これはどういうものか。

A:そうした案件についてもSAMURAIアセットファイナンスとして審査をしっかり行っており、事業計画の審査とともに、不動産担保については鑑定士を使った審査も行っている。
クラウドファンディングは、貸金の目線でやっている事業者も多く、「デフォルトになっても担保があればよい」という考えのところもあった。
当社は、まず審査をしっかりと行い、デフォルトする可能性が低いと判断した借り手に貸すことが重要だと考えている。

Q:利回り8%の比較的高い利回りの案件もあるが、不動産を担保にして8%で借りるというのはどういう借り手か。

A:不動産を担保とした融資にはシニアローンとして行う場合とメザニンローンとして行う場合がある。
金利が低いのはLTVが50~60%の場合で、銀行から2~3%で借りられる。
不動産に担保余力がある場合は当社がメザニンローンとして貸すこともある。売却までの資金計画がしっかりしているかを確認したうえで、8%といった金利で貸し出している。

Q:デフォルト時には担保不動産を売却して返済に充てるとのことだが、不動産を売却する場合2~3年かかることもあり得る。その場合、売却できるまでの金利はどうなるのか。

A:もしデフォルトが発生した場合、法的手続きも考慮するが、投資家にとって、案件毎に回収に長く時間を要しても確実に回収する方がよいのか、早期回収を図る方がよいのかを検討し、もっともよい方法を検討する。
ただし、損失補填は法律で禁止されているので、不動産が売却できるまでの間、先行して返済を行うことはできない。

Q:今後のmaneoマーケットとの連携は

A:当社は新しい直接金融ビジョンの実現を目指している。銀行預金に代わる長期の資産形成を目的とした金融商品を提供したい。
最近クラウドファンディング業界にはいろいろな波乱があったが、何とか業界の信頼を取り戻したいと考えており、maneoマーケットに当社役員1名を派遣しており、今後はmaneo社の信用回復に努めていく。

Q:瀧本氏からNLHD社が株式を買収したとのことだが、その他のmaneoの株主構成に変化はあるのか

A:当社は今回の株式譲渡に関わっておらず、我々としては関知していない。


Q:現在maneoファミリーで発生している返済遅延に関して、どのように対応する予定か

A:当社の関連グループ会社である日本保証、Jトラスト、パルティール債権回収が審査・回収に強みを持っているので、それぞれの会社がノウハウや特長を生かして支援するものと認識している。
当社は、上場親会社のSAMURAI & J PARTNERS社と共に、証券会社として顧客の信頼回復に努める。

Q:maneoマーケット社とSAMURAI証券の合併・統合はあり得るのか

A:まず、現時点で両社に直接的な資本関係はないということは申し上げたい。
合併・統合については何も決まっていない。

方針が決まれば適宜開示していく。

以上

次回は「ソーシャルレンディング事業者比較(2019年)「投資のしやすさ」」の予定です。



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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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