各サービス事業者の紹介および評価を掲載します。
今回はアップルバンクです。

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アップルバンク概要
サービス名 | アップルバンク |
運営会社 | 株式会社アップルバンク |
サービス開始時期 | 2017年4月 |
貸出金額実績(2018年) | 7.4億円(シェア0.4%・20位) |
平均利回り | 8.70% |
主な投資対象 | 給与前払い事業者・その他事業者 |
貸倒率実績 (金額ベース・2019年4月時点・サービス開始以来累計) | 0.0% |
返済遅延率実績 (金額ベース・2019年4月時点) | 0.0% |
キャッチコピー(※) | 給与前払いシステムへの投資 |
(※)キャッチコピーは私が勝手に考えたものです。 |
沿革
アップルバンクは、2017年4月にサービス開始しました。
maneoマーケット社がサービス運営を手掛けています。
アップルバンクの特徴は、「給料前払いサービス」を手掛ける関連会社が借り手である点です。
給料前払いサービスとは、企業の従業員が希望すれば、給与を給料日よりも前に受け取ることができるサービスです。
従業員は、前払いを申請した時に、その金額の6%のシステム利用料を支払います。これが給料前払いサービス事業者の収入となります。前払い分と利用料は給与から後で天引きされます。
前払いされるのは、すでに確定している給与分のみです。例えば当月10日間すでに働いていたとしたら、最大でその10日分の給与の7割までが支払い対象となります。
その社員がこれまで何日働いたかというデータを会社から得て、確定している給与額はを算出します。また、日給・週給を都度企業に入力してもらう場合もあります。
支払いは、社員の銀行口座に、勤務先の企業名義で振り込みます。振り込み作業は、必ず給料前払いサービス事業者の社員が確認したうえで行っているとのことです。
給料前払いシステム事業の目的は、人材確保・離職率低下・消費者金融から社員を守ることです。そのため、導入した企業からは、一切費用はとっていないとのことです。
このシステムの導入により、週払い・日払いといった従業員のニーズにこたえることができ、 福利厚生にもなります。
日本では5人に1人が消費者金融を利用したことがあるというデータもあるそうですが、このシステムがあれば従業員は消費者金融を利用しなくて済みます。
給料前払いサービス事業者が給与を立て替えることになるので、万一企業が倒産した場合やオーナーが逃げた場合などは、回収できなくなるというリスクがあります。
そのため、導入企業については審査し、不動産担保やオーナーの個人連帯保証をとるようにしているとのことです。
また、従業員300名以上の企業を対象とし、不動産担保をとるようにしています。
それでも回収できない場合は、厚生労働省の「未払い賃金立て替え制度」を利用することも考えているとのことです。
これは、従業員に対して未払い賃金の8割までを保証するというもので、そこから直接回収が可能となるようにしています。
また、アップルバンクではほかに不動産関連の案件も募集しています。
アップルバンクの平均利回りは8.
7%です。2018年7月にmaneoマーケットに対して金融当局より行政処分が下され、 以降いくつかの事業者において返済遅延が発生したり、サービス中止となったりしていますが、アップルバンクにおいてはそうした事態は発生していません。
2018年の貸出額は7.4億円、シェア0.4%と業界20位の規模です。
なお、2019年5月現在、
貸倒れ・返済遅延はまだ発生していません。 
高橋代表
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。
2019年4月時点 | | | |
評価項目 | 評価基準 | アップルバンク | |
| | | 根拠 | 評価 |
利回り | | B |
| 平均利回り | A:平均利回り9%以上 B:平均利回り7%以上 C:平均利回り7%未満 | 8.7% | B |
投資のしやすさ | | C |
| 年間募集額(2018年)(単位:億円) | A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 7.4 | C |
ファンドの安全性 | | A |
| 現時点での貸倒・返済遅延発生率 (募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合) | A:貸倒+返済遅延発生率1%未満 B:貸倒+返済遅延発生率3%未満 C:貸倒+返済遅延発生率3%以上 | 貸倒:0% 返済遅延:0% | A |
| 平均利回り | A:平均利回り7%未満 B:平均利回り9%未満 C:平均利回り9%以上 | 8.7% | B |
サービス事業者自体の安全性 | | B |
| 金融取引事業者の種別 | A:第1種 B:第2種、不動産特定事業 C:その他 | 第2種 | B |
| 上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている | A:上場企業もしくはその関連企業である。 B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている C:その他もしくは不明 | 株式会社翔栄が出資者 | C |
| 金融当局からの行政処分などを受けていないか | A:処分を受けていない B:軽微な指摘 C:重大な指摘・行政処分 | 処分を受けていない | A |
運営力 | | A |
| システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくい。 C:不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A |
| オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A |
次回は
「ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2019年版)「プレリートファンド」 」の予定です。
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