記事一覧

COOL 河原代表インタビュー

COOL代表者にインタビューさせていただきました。

DSC_0509.jpg


■インタビューさせていただいた方
株式会社COOL 代表取締役 河原克樹氏
株式会社COOL 取締役 青木氏

■インタビュー日時
2019年8月1日

■インタビュー内容
―河原代表の経歴についてうかがいたい
私は社会人になった当初は証券会社・銀行で勤務した。
その後事業会社に転職し、ベンチャー企業への投資・財務・管理部門などをトータル15年ほど担当した。

その後日本クラウド証券に入社し取締役を務めた。
クラウド証券では管理部門を担当し、財務経理、資金管理などを担当していた。
2016年にCOOLに入社し、現在は代表を務めている。

なお、当社取締役の青木も日本クラウド証券に在籍していた。

―「COOL」サービス開始の経緯は
創業者の王 為清が2014年頃から日本でアジア向け支援ビジネスを手掛けたいという意向を持っており、事業準備を始めた。
王は日本に留学した経験があり、特に在日中国人に対する支援ビジネスに興味を持っていた。
ちょうどソーシャルレンディングが日本でも一般的になってきた時期で、自分たちでも手掛けたいと準備を進めてきた。

―株式会社COOLは設立2007年とのことだが、これまでどういった事業を手掛けてきたのか
当社の前身であるウィナーズサポートは、第二種金融商品取引業者であり、私募ファンドなどを手掛けていた。

―貸金業の登録はしているのか
COOL SERVICESという会社を設立しており、2016年に貸金業者として登録している。

―最近は第二種金融商品取引業者登録の審査が厳しいと聞くが
当社は、第二種金融商品取引業者としてすでに登録をしていたため貸付型クラウドファンディングのサービスを開始するにあたり、同事業の基準の変更等もあり相談業務等も含め2年ぐらいの時間を要した。

―会社の出資者は
創業者の王が筆頭株主となっている。

―現在の社員数は何名か
現在は、COOLとCOOL SERVICESを合わせて7名

―ソーシャルレンディング以外にどのような事業を行っているのか
現在はソーシャルレンディングのみ。

―他のソーシャルレンディングと比べてCOOLの特色は
日本在住外国人のビジネス支援を手掛ける点が特徴。
当社は後発なので、他社の手掛けていない分野を手掛けたいと考えた。日本在住外国人における独特の社会事情において運営される企業のビジネスモデル・業態は非常に興味深いものが多くあり、他社にはない独自性の高い商品を世に送り出すことができるものと考えている。
独特の社会という話については、例えば横浜中華街や華僑などをイメージしてもらえればと思う。
元々中国人コミュニティでの資金調達は、民間金融が中心だった。
日本に来て中華料理店を開く場合、親族などのコミュニティからお金を調達していた。中国人は、互助会のような形でどこの国でも協力しあっている。彼らの間では、同郷・同族・同胞であるということが大きな意味を持つ。

―日本在住外国人への投資に着目したのはなぜか
日本はアメリカなどと比べると移民はまだ少ないが、在日中国人は100万人ほどおり、経営する会社も数千社ある。
今後、国策もあり在日外国人は増えていくことは必至であり、マーケットは拡大していくだろう。
しかし、在日外国人がどういう社会を形成しているか知っている人は少なく、参入障壁は高いと考えている。
当社の強みはそこにアクセスできること。現時点では、日本在住外国人特に在日中国人を中心としたマーケットに注力する予定である。日本における在日中国人は、約100万人、在日中国人が経営する企業は数千社あり、その歴史も長く無視できない規模となっている。

旅行などで日本に来る中国人は年間800万人ほどいる。そういう人が集まる場所へも投資したい。

将来的には海外への投資も考えているが、当面は国内の在日外国人向けの融資を考えている。海外への貸付を行うには、管理体制を整える必要がある。

―借り手はどのように探すのか
創業者である王や、中国人スタッフの人脈を活用して探している。
在日中国人による社団法人や任意団体のようなものもあれば、もっと細かく出身地ごとのコミュニティもある。その中で、ビジネスでもプライベートでも協力しあい、案件を発掘している。
そういったコミュニティ・ネットワークにアクセスしていく。

―借り手の審査はどのように行うのか。また、その体制は。
COOL SERVICESで貸金業の経験を持つメンバーが規定に沿って通常の審査を行う。
当社独自のプロセスとしては、「クレジット・コミッティ」がある。
ファンド営業者の取締役を議長とし公認会計士・税理士又は弁護士資格を有する外部有識者及び営業者代表取締役が指名する者によって構成され、審査通過に於いては、当機関構成員過半数が賛成、且つ外部有識者のすべてが賛成することを必須条件としている。

―融資先の情報はどこまで開示されるのか
融資先の情報はすでに開示している。開示内容としては、社名・所在地・財務情報・担保の内容などの情報はすべて公開している。

―融資先の情報は口座開設した投資家にしか公開されないのはなぜか。
借り手への配慮のため。不用意に検索されると、借り手の不利益になってしまう恐れがある。
会員以外は投資の意思がないので、参照する必要はないと考えている。

―口座開設が殺到しているとのことだが、どの程度か
受付開始1週間で1300名ほどの申し込みがあった。実際に口座開設に至った投資家は800名ほど。
想定以上の申し込みがあり、事務処理に時間を要してしまい、住所確認のハガキ送付が遅れてしまった。申し訳ないと思っている。

申込が多かったのは、キャンペーンの効果が大きいと考えている。アジア向けという点も目新しかったのではないか。
また、新規参入した同業他社の勢いも手伝って、ソーシャルレンディング業界全体が再度注目を集めているのではないか。

―第一号ファンドの仕組みは
第一号ファンドの借り手は貿易会社であり、資金使途は商品の仕入れ代金である。
おむつ・化粧品などの商品を仕入れ、中国へ輸出する。中国ではインターネットなどで販売する。
いわゆる爆買いというのは収まりつつあるが、それは、日本に来なくても買えるようになったため。
また、個人が商品を日本から中国に持ち込むと関税が取れないので、そうした行為には厳しくなった。
需要自体がなくなったわけではなく、むしろ広がっていると感じる。

輸出業者としてはできるだけ多く商品を仕入れたいが、銀行貸し付けは基本的にスパンが長いものを対象としており、審査にも時間がかかる。
貿易業は、輸出して買い手がお金を払ってくれるまでに一定の時間がかかる。その間は資金がないと何もできなくなってしまう。通常の金融機関からの借入とは異なった多様な資金調達のニーズが高まってきている。
仕組み自体はそれほど特殊なものではない。

―担保となる不動産の評価はどのように行うのか
当社のルールとして、不動産の評価は必ず不動産鑑定士が行うようにしている。
また、評価額の最大80%相当額までしか貸さないというルールとしている。

―手数料はどの程度とっているのか
第一号ファンドについては、営業者報酬として3%を徴収している。
すなわち、借り手に対しては7.5%で貸している。
今後も2~3%程度の報酬をとる予定。
なお、会社のルールとして、営業者報酬上限は5%としている。

―分配方法は
第一号ファンドは、貸出期間が3ヶ月と短いため、期日一括で分配する。
今後も基本的には期日一括で分配する方針。トータルコストを考えると、期日一括の方が毎月分配よりも投資家にメリットがあると考えている。
ただ、仮に2年などの長期の案件を手掛ける場合は、定期的に分配することを検討する。

―第一号ファンドの利回りは4.5%だが、今後の案件もこの水準か
他社では、4%以下の利回りのファンドも出しているが、当社では今後も4%以上の利回りを出すことを目標としている。

―海外関連の投資だが、為替リスクはないのか
国内の企業に円で貸付を行っているので、ファンド自体には為替リスクはない。
(借り手である輸出業者は為替リスクを負う可能性がある)

―投資家の資金の分別管理はどのように行っているのか
匿名組合出資金と分配金は特定の銀行口座で管理しており、当社の資金とは分別管理している。
また、当社は原則として投資家の資金を預かる行為はしない。分配金は即座に投資家の銀行口座に入金する。

―今後はどういった案件を予定しているか
現在、いくつかの案件候補があり、精査している。
面白くわかりやすいものもいくつか出せそうであるが、サービスを始めたばかりなので慎重に審査を行っている。
第一号は貿易業者であったが、今後は他業種などへの融資も検討していきたい。

―募集金額の目標は
まずは50億円を目指したい。
その規模に達すれば経営としても安定する。
ただ、無闇に規模を拡大すると管理も大変となるので、バランスが重要。

―株式会社COOL自体の経営状況は
すぐに利益が出るビジネスではないので、2年程度かけて黒字化を目指す。

―決算書を公開したり外部の監査を受ける予定は
現状では予定はない。

―株式公開予定は
株式公開が有効であると判断すれば行う可能性はある。上場できるような経営状況にはしていきたい。
ただ、株式公開すること自体が目的ではない。
継続的にサービスを提供することが目的。

―セミナーなどの開催予定は
今後は開催したいと考えている。

―投資家にサービスをアピールしていただきたい
当社には、会社立ち上げの段階からアジア向けのビジネス支援をしていきたいというコンセプトがあった。また、それを実現できるだけの人材もそろっている。
他社とは異なる分野に投資できるような、投資家にとって魅力ある商品を提供したいと考えている。

以上

次回は「ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2019年版)「LENDEX」 」の予定です。



鳥取から世界を救う!


上場企業・有名企業への投資
Funds


最先端技術企業へ投資する株式型クラウドファンディング
ユニコーン


アジア圏への投資
COOL



不動産・ホテルに投資
CREAL



証券会社の運営するソーシャルレンディング



公認会計士が運営するソーシャルレンディング
LENDEX


中古不動産の再生に投資




アジアの中心!沖縄発クラウドファンディング




狭い国内市場には興味なし! ソーシャルレンディングで世界を救う!




証券会社の手掛けるソーシャルレンディング



日本初の株式型クラウドファンディング


にほんブログ村 株ブログ ソーシャルレンディングへ
にほんブログ村


金融・投資(全般) ブログランキングへ




関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

株式型クラウドファンディング事業者リンク

ソーシャルレンディング比較サイト

ソーシャルレンディングに特化した中立的な比較サイト・ニュースサイトです。

このブログが本になりました!

2015年3月10日 ぱる出版より発売されました。 お得なKindle版も出ています。

広告

広告

Amazon人気商品

カテゴリ

プロフィール

中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

FC2カウンター

メールフォーム

ご意見、ご感想、取材、セミナー講師依頼、執筆依頼などを受け付けております。
メールフォームからメールが送信できない場合、お手数ですが以下のメールアドレスまで送信ください。
kensukenakata1975@gmail.com

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
株式・投資・マネー
96位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
10位
アクセスランキングを見る>>

Twitter

Twitter始めました
@kennygorouのツイッタ
ブログの更新情報などをお知らせします。
是非フォローよろしくお願いします。

お知らせ

2015年8月にブログのテンプレートを変更しました。
変更に伴い、過去記事の表などが一部見えなくなってしまったため、過去記事を別サイトに移しました。(別サイトでは旧テンプレートで表示されます)
旧記事がうまく表示されないときは、お手数ですが下記のリンクよりご参照ください。
「けにごろうのはじめてのソーシャルレンディング日記」(旧)