ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2019年版)「プレリートファンド」
- 2019/09/11
- 05:00
今回はプレリートファンドです。

⇒プレリートファンド
概要
プレリートファンド |
プレリートファンド株式会社 |
2017年12月 |
23.1億円(シェア1.2%・13位) |
6.00% |
ヘルスケア・ホテルなど |
0.0% |
0.0% |
ヘルスケア・ホテルへの投資 成功時のアップサイドあり |
沿革
プレリートファンドは、maneoマーケット社が運営を手掛ける10社目のサービスで、2017年12月に開始しました。
プレリートファンドの代表である木山 憲一氏は一貫して不動産投資に携わってきました。
対象は、老人ホーム、病院、ホテル、レジデンスなど多岐に渡り、前職である外資系投資ファンドでは、累積1000億円程度の不動産投資を行ってきました。
中でも、三井住友銀行が最大スポンサーの上場ヘルスケアリートについて、その保有不動産のほとんどは木山氏が取得したもので、総額500億円ほどで売却したとのことです。
また、シンガポールのアジア最大の上場ヘルスケアリートに対しても総額150億円ほどの不動産を売却しました。
リートへの不動産売却の実績は豊富だと言えます。
プレリートファンドは、ヘルスケアやホテルなど、不動産関連事業を投資対象としたサービスです。
その特徴は、購入した不動産のリートへの売却をターゲットとしている点です。
リートへ物件を売却するには、非常に厳しい審査をクリアする必要があるため、プレリートファンドでは投資前に不動産に対する徹底的なデューデリジェンスを行っています。
鑑定評価やエンジニアリングレポートも取得し、レポートの中では現状の建築物の診断、順法性診断、土壌等の環境リスク診断、地震のリスク診断、長期修繕計画の策定も行っています。
プレリートファンドの平均利回りは6.0%です。
ただし、不動産売却時に想定よりも高く売れれば、その分投資家への分配金も高くなるという仕組みが採用されています。
例えば、2019年に募集された「ヘルスケア・プレリートファンド165号「チャーム奈良三郷」」は、運用利回りは5.0%ですが、ターゲット価格を上回る金額での売却により期限前返済がなされた場合には、最大10%の利回りでの分配が行われる予定となっています。
2018年7月にmaneoマーケットに対して金融当局より行政処分が下され、 以降いくつかの事業者において返済遅延が発生したり、サービス中止となったりしていますが、プレリートファンドにおいてはそうした事態は発生していません。
2018年の貸出額は23.1億円、シェア1.2%と業界13位の規模です。
なお、2019年5月現在、貸倒れ・返済遅延はまだ発生していません。

木山代表
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。
評価項目 | 評価基準 | プレリートファンド | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | C | |||
平均利回り | A:平均利回り9%以上 B:平均利回り7%以上 C:平均利回り7%未満 | 6.0% | C | |
投資のしやすさ | B | |||
年間募集額(2018年)(単位:億円) | A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 23.1 | B | |
ファンドの安全性 | A | |||
現時点での貸倒・返済遅延発生率 (募集総額に対するデフォルト額・返済遅延額の割合) | A:貸倒+返済遅延発生率1%未満 B:貸倒+返済遅延発生率3%未満 C:貸倒+返済遅延発生率3%以上 | 貸倒:0% 返済遅延:0% | A | |
平均利回り | A:平均利回り7%未満 B:平均利回り9%未満 C:平均利回り9%以上 | 6.0% | A | |
サービス事業者自体の安全性 | B | |||
金融取引事業者の種別 | A:第1種 B:第2種、不動産特定事業 C:その他 | 第2種 | B | |
上場しているか、または上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている | A:上場企業もしくはその関連企業である。 B:上場企業・ベンチャーキャピタルからの出資を受けている C:その他もしくは不明 | ブルーメロンキャピタル株式会社が出資者 | C | |
金融当局からの行政処分などを受けていないか | A:処分を受けていない B:軽微な指摘 C:重大な指摘・行政処分 | 処分を受けていない | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくい。 C:不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A |
⇒プレリートファンド
次回は「ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2019年版)「ネクストシフトファンド」」の予定です。
アジア圏への投資
最先端技術企業へ投資する株式型クラウドファンディング
上場企業・有名企業への投資
中古不動産の再生に投資

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不動産・ホテルに投資
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