ソーシャルレンディングサービス2018年貸出額ランキング・シェア
- 2019/05/18
- 05:00
なお、年間貸出額の算出にあたっては、「ソーシャルレンディング赤裸々日記」でまとめられている各サービス実績の値を元にさせていただきました。
過去の記事はこちら
ソーシャルレンディングサービス2017年貸出額ランキング・シェア
ソーシャルレンディングサービス2016年貸出額ランキング・シェア
ソーシャルレンディングサービス2015年貸出額ランキング・シェア
各サービスの年間貸出額(2018年)ランキングは以下の通りです。
表:ソーシャルレンディングサービス 貸出額実績ランキング(2018年)
ランキング | 前年度ランキング | サービス名 | 開始時期 | 年間貸出額(2018年) (単位:億円) | シェア (2018年) |
1 | 1 | maneo | 2008年10月 | 556.6 | 28.2% |
2 | 2 | SBIソーシャルレンディング | 2011年4月 | 451.6 | 22.9% |
3 | 3 | クラウドバンク | 2013年12月 | 214.0 | 10.8% |
4 | 5 | LCレンディング | 2015年7月 | 112.6 | 5.7% |
5 | 8 | クラウドクレジット | 2014年7月 | 107.2 | 5.4% |
6 | 7 | クラウドリース | 2016年2月 | 93.8 | 4.8% |
7 | 4 | グリーンインフラ レンディング | 2016年10月 | 79.2 | 4.0% |
8 | 10 | オーナーズブック | 2014年9月 | 66.5 | 3.4% |
9 | 15 | トラストレンディング | 2015年11月 | 53.8 | 2.7% |
10 | 9 | ガイアファンディング | 2015年10月 | 39.9 | 2.0% |
11 | 11 | スマートレンド | 2016年4月 | 35.9 | 1.8% |
12 | 17 | TATERU FUNDING | 2016年6月 | 30.1 | 1.5% |
13 | 22 | プレリートファンド | 2017年12月 | 23.1 | 1.2% |
14 | 14 | キャッシュフローファイナンス | 2017年2月 | 21.9 | 1.1% |
15 | 6 | ラッキーバンク | 2014年12月 | 15.8 | 0.8% |
16 | 16 | アメリカン ファンディング | 2016年7月 | 15.4 | 0.8% |
17 | 20 | レンデックス | 2017年7月 | 9.9 | 0.5% |
18 | - | CREAL | 2018年11月 | 9.7 | 0.5% |
19 | 18 | さくらソーシャルレンディング | 2016年12月 | 8.3 | 0.4% |
20 | 12 | アップルバンク | 2017年4月 | 7.4 | 0.4% |
21 | 24 | SAMURAI | 2015年5月 | 7.1 | 0.4% |
22 | 23 | Pocket Funding | 2017年8月 | 3.6 | 0.2% |
23 | 19 | クラウドリアルティ | 2016年12月 | 3.0 | 0.2% |
24 | - | FANTAS Funding | 2018年12月 | 2.6 | 0.1% |
25 | 21 | J.Lending | 2015年12月 | 1.7 | 0.1% |
26 | - | RENOSY | 2018年7月 | 1.3 | 0.1% |
27 | - | ネクストシフトファンド | 2018年3月 | 0.3 | 0.0% |
28 | - | ハロー!リノベーション | 2018年6月 | 0.2 | 0.0% |
29 | 13 | みんなのクレジット | 2016年4月 | 0.0 | 0.0% |
30 | 25 | AQUSH | 2009年12月 | 0.0 | 0.0% |
(合計) | 1972.5 | 100.0% |
シェアを円グラフで表すと以下の通りです。

■全体
サービス事業者の数は前年の25社から30社に増えました。
また、貸出金額の合計は、前年は1311.5億円でしたが、2018年は1972.5億円と52%の伸びを示しました。
2018年は行政処分・大規模な貸し倒れなどがありましたが、業界全体としては成長を続けているといえます。
■ランキング
ランキング1位~3位までは前年と同様でした。
1位:maneo(556.6億円)
2位:SBIソーシャルレンディング(451.6億円)
3位:クラウドバンク(214.0億円)
いずれも安定して貸出額を伸ばしています。
ただ、1位のmaneoと2位のSBIソーシャルレンディングの差はかなり縮まっています。
2019年はSBIソーシャルレンディングが逆転して1位になることもあるかもしれません。
4位にLCレンディング(112.6億円)が入りました。
前年は5位だったのですが、着実に順位を伸ばしています。
5位は昨年8位だったクラウドクレジット(107.2億円)です。
100億円越えと大きく貸出額を伸ばしました。
6位はクラウドリース(93.8億円)、
7位はグリーンインフラレンディング(79.2億円)です。
いずれも2018年にサービスを停止していますが、その時点までの貸出額はある程度大きな金額でした。。
■年間貸出額の増減
各社とも大きく年間貸出額を伸ばしています。
SBIは前年(209.0億円)から200億円以上伸ばしており、最も年間貸出額を伸ばした事業者です。
また、クラウドバンクも前年(136.2億円)から80億円ほど伸ばしています。
また、一般的にソーシャルレンディング事業者の損益分岐点と言われる年間貸出額20億円を越えているのは、1位のmaneo~14位のキャッシュフローファイナンスまでです。
徐々にソーシャルレンディングがビジネスとして儲かるようになりつつあるといえます。
15位以降の事業者は、黒字化までもう少しかかりそうです。
■シェア
事業者が増えた影響で、各社のシェアにも変化がありました。
まず、昨年は31.9%であったmaneoのシェアは、28.2%とやや低下しました。
変わってSBI(前年16.1%→22.9%)や、クラウドクレジット(前年3.0%→5.4%)がシェアを伸ばしています。
maneoの独占状態はかなり崩れてきたと言えます。
しかし、maneo、SBI、クラウドバンクの上位3社でシェア62.0%を占めており、寡占状態であることには変わりありません。
■新規参入事業者
2018年度の新規参入事業者は、以下の5社でした(参入時期順)
ネクストシフトファンド(2018年3月)
ハロー!リノベーション(2018年6月)
RENOSY(2018年7月)
CREAL(2018年11月)
FANTAS Funding(2018年12月)
新規参入事業者としては、CREAL(9.7億円・18位)が最も健闘しました。
参入時期は11月と比較的遅かったのですが、1ファンドで8億円を集めるなど、早い立ち上がりを見せました。
次回は「 ソーシャルレンディング事業者の紹介および評価を掲載します(2019年版) 」の予定です。
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