Funds、デュアルタップ合同セミナーに参加しました。
- 2019/03/30
- 05:00

開催日
2019年3月20日
内容
クラウドポート代表 藤田雄一郎氏 「クラウドポート紹介」
■当社は現在3期目
以前ソーシャルレンディング比較サイトを運営していたが、事業を譲渡した。
現在はFundsのサービスに特化
■少子高齢化が進んでいるが、資産運用のすそ野は広がっていない。
「資金不足」「何をやればよいかわからない」という理由が多い。
■既存の株式・FX・投資信託といった商品は、忙しい現在世代にとってはマインドシェアを取られてしまい、ハードルが高い。
⇒我々は安定的に資産を増やせる社債に注目した。ただし、常に募集されているわけではない。
■「貸付投資」は相場に左右されず安定的なリターンが見込めるため、現役世代向け。
■Fundsは、国内初の貸付ファンドのオンラインマーケット
自分たちでファンドを組成することはせず、あくまで場所を提供するのみ。
ファンド組成企業は、各分野のプロ。
ひとつ口座を開設すれば、様々なテーマの貸付ファンドに分散投資できる。
■Fundsの特徴
・ファンド組成企業になるには当社の審査基準をクリアする必要がある。
上場企業、
監査法人の監査を受けている、
VCから出資を受けている、
のいずれかを満たしていること。
・これまで募集した企業
アイフル(ノンバンク)
LENDY(Fintech)
PhilCompany(不動産)
デュアルタップ(不動産)
明豊エンタープライズ(不動産)
・投資家リスクを減らす「関係会社スキーム」を採用
借り手企業は必ずファンド組成企業の関連会社である。
また、貸付はリコースローンなので、必ず返さないとならない。
・ミドルリスク・ミドルリターン
国債・定期預金:ローリスクローリターン
株・FX:ハイリスク・ハイリターン
Fundsは、社債(1%程度)よりは若干利回りが高く、ソーシャルレンディング(6~12%)よりは利回りが低い
・最小投資単位は1円
・相場に左右されない
管理の手間やマインドシェアを取られない
・販売と運用の分離
既存のSL:取扱者と組成企業が実質的に同じ会社であることが多い。
⇒利益相反が起こる可能性がある。
Fundsでは、取扱者(クラウドポート)とファンド組成企業は別会社。
■リスク
・借り手企業のデフォルト
・当社やファンド組成企業の倒産リスク
・期間中の解約不可
など
■デュアルタップのファンド募集実績
大田区XebeCファンド 予定利回り5%
・デュアルタップが関連会社DPM社に対して貸し付けを行う。DPM社は不動産の購入を行う。
・デュアルタップ・DPM社が倒産した場合は元本が欠損する可能性あり。
■当社の運営体制
取締役 河野哲行氏 元スイス長銀社長
弁護士2名・会計士2名
コンプライアンス体制は充実している
■目指す方向性
既存のSLは高利回りだったので、信頼性の高い企業は借りなかった。
当社は、上場企業でも調達できる水準(1.5~6%程度)の金利のファンドを組成する。
資産運用領域における国民的なサービスを目指す。
デュアルタップ 企画開発部マーケティング企画課 主任 新川美也氏
■会社概要
2006年8月設立
2016年JASDAQ上場
2018年に東証二部上場
■事業内容
不動産企画・開発・分譲
賃貸管理
損害保険
■手掛ける不動産
・駅近マンション
・海外不動産事業
東南アジアの物件販売、賃貸管理、仲介
■強み・差別化
駅近物件の開発力 最寄り駅徒歩10分以内・23区内のみ。
XEBECブランドは、デザイン性と実用性を追求。これまで1800戸を供給した。
入居率98%以上。他社のマンションも管理する。オーナー向けに専用WEBサイトで情報共有する。
インバウンド・アウトバウンド両方を手掛ける。
シンガポール・マレーシアに現地子会社があり、海外建物管理も手掛ける。
■XEBECシリーズコンセプト
都会的なデザインとワンランク上の住環境
家賃が落ちにくい物件の傾向
東京23区内・
駅から10分圏内・
利便性が高い
の3つの条件を満たす。
・ファサードデザイン(建物を正面から見たときの外観)を重視

・快適な住空間を設計
ワンルーム25㎡前後
・最先端・機能的な設備を導入
TATERUが開発したIoT機器を導入しており、外からエアコンなどを操作できる。
Wi-Fiルータも装備
・エントランスに高級感のあるデザイン
御影石・大理石を使用
廊下にタイルを使用しているので耐久性が高い
・独立洗面台、バストイレ別、オートロック
バスにテレビを設置
・直近の入居率は98%
・建物管理を重視
質疑応答
Q:なぜFundsで資金調達を行うことにしたのか
A:資金調達が目的というより、当社のブランドを知ってもらう機会としたいと考えた。
Q:Fundsでの募集を公表した際、デュアルタップの株価が上昇したとのことだが
A:ありがたいことだが、本業での利益もしっかり出していけるように努力したい。
Q:不動産の市況についてどのように考えるか
A:昨年から、不動産の悪いニュースがいろいろ出てきている。
施工・管理がずさんだったという例があるが、当社は高い資産価値を提供できる。
当社は海外の顧客が30%を超えている。海外の顧客は分散投資の一環として購入している。
Q:賃貸管理をアプリで行えるようなサービスはあるのか
A:当社では物件管理はオーナー専用のWEBサイトで見られるようになっている。
今後はアプリの提供も考えている。
当社は総合不動産事業を目指している。
土地の仕入れ・建設・賃貸管理・売却までトータルでサポートする。
Q:FUNTAS FUNDINGなど、不動産特定事業法に基づくサービスを提供する業者も出てきているが、それらとFundsの違いは?
A:投資家の負うリスクが異なると考える。
不動産特定事業者の場合、事業者が正しく不動産を評価できているか、想定通りの価格で売却できるかがポイントとなる。
Fundsでは、不動産の売却価格は投資の結果に直接関係ない。
会社の信用リスクのみがある。
Q:子会社であるDPM社が倒産した場合はどうなるのか
A:ファンド組成企業であるデュアルタップ社が損失を直接補填することはできない。
ただし、デュアルタップ社が子会社を経営指導することが前提となっている。
もしDPM社が倒産した場合、デュアルタップの信用が大きく損なわれる。
Q:商品を知ってもらうことが目的であればFundsで資金を募集する以外にも方法はあるのでは。
また、上場企業であれば資金調達の手段は他にもあるのでは。
改めてFUNDSで募集した経緯を教えてほしい。
A:クラウドファンディングに参入した理由として、物件の利回りなど、詳細を知ってほしいという思いがある。
当社の扱うマンションは3000万円ほどで、決して安くはない。知ってもらって購入につなげたい。
Fundsとは縁があり、体制を見ても安心感があった。
Q:デュアルタップ社としては、エクイティ型の商品を自社で販売する予定はあるか
A:不動産特定事業法の取得の準備を進めている。エクイティ型についても検討しているが、まだ詳細を公表できる段階ではない。
募集する場合、Fundsで募集するか、他サービスを利用するか、直接募集するかはわからない。
Q:不動産投資について、最近は銀行融資が厳しくなっているが、その融資支援は行っているのか
A:海外の投資家は、ほぼ現金で購入している。
国内については、スルガ銀行など、一部の金融機関は融資姿勢を厳しくしている。
ただし、都内23区のしっかり賃貸がつく物件については、あまり融資姿勢は変わっていない。
ローンの支援も行っており、本業には影響はない。
Q:海外不動産の案件をFUNDSで取り扱う予定はあるのか
A:マレーシアとシンガポールに子会社があり、おとといマレーシアで日本企業の進出を支援するサービスを始めるとニュースリリースを出した。
今後、そういった事業を広げたいと考えており、その資金調達も目指していきたい。
Q:Fundsでは不動産関連の案件が多い印象だが、他にはどういった選択肢を検討しているのか
A:昨年12月に営業を開始したので、最初はニーズの根強い不動産からスタートした。
今後、不動産に関わらず、様々な業界と提携していきたい。例えば上場して間もない企業などは、銀行の与信枠に制約があるので、ニーズがあると考えている。
Q:デュアルタップのファンドの返済原資は何か?
A:賃貸収入と、売却時のキャピタルゲインが返済原資となる。
Q:運用期間中に物件を売却できなかったらどうなるのか
A:その場合はデュアルタップ社本体で物件を買い取る。
Q:Fundsの分別管理はどのように行っているのか
A:投資家の資金は、クラウドポート社の口座とは別の口座で管理している。各ファンドごとに別の口座を開設し、分別している。
以上
次回は「CAMPFIRE責任者インタビュー」の予定です。
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