グリーンインフラレンディングが現在管理する資金を3月中に分配する方針
- 2019/02/27
- 05:00
<以下引用>
今回のプロジェクトは、不動産に特化した投資型クラウドファンディングを活用して、飲食店を運営する初の取り組みとなります。CRは、インターナショナルサポートが、飲食店(店名:「焼肉ホルモンブンゴ天王寺店」、「炭火とワイン天王寺店」)として運営を行う為の、不動産の賃借・内装工事等の資金調達を行いました。
「焼肉ホルモンブンゴ天王寺店」(おおいた和牛プロジェクト)は、2018年11月19日より募集を開始し、約14日で満額の4,050万円の出資金を集めました。「炭火とワイン天王寺店」(炭火とワインプロジェクト)は、2018年11月22日より募集を開始し、約16日で満額の3,250万円の出資金を集めました。

上記の2つのプロジェクトはいずれも年想定利回り6.0%、運用期間60カ月です。
以下、お店の写真です。








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ご存知の通りグリーンインフラレンディングにおいては2018年7月以降返済遅延が続いています。
ただ、一部の資金が返済原資として法務局に供託されていますが、それがどのプロジェクトを原資とするものであるか判別できないため、投資家に対して分配できない状況が続いています。
その資金について、今回投資家に分配される可能性が出てきました。
<以下maneoマーケット社からのメールより引用>
「株式会社グリーンインフラレンディングを営業者とするファンドにかかる資金の分配に向けて」
株式会社グリーンインフラレンディング(以下「GIL 社」といいます。)を営業者とするファンドについては、
2018年11月12日までに株式会社JCサービス(以下、「JCS社」といいます。)
ほか計2先から約15.5億円がGIL社に入金されたことを確認しております。
また、現在もその資金は適切に管理されていることを確認しております。
弊社では、GIL社を営業者とするファンドについて、
投資家の皆様に貸付先における資金使途(返済原資となる対象事業)を明示して出資を募っていたことを踏まえ、
GIL社に入金された資金がどの対象事業を原資として返済されたものかを確認したうえで、
当該対象事業に対応するファンドの償還・分配を進めていくことが適切であると考えております。
こうした考えの下、弊社では2018年7月以降、GIL社及びJCS社(以下「両社」といいます。)に対し、
GIL社に入金された資金がどの対象事業を原資とするものか確認できる資料等の提出を再三にわたり要請して参りました。
しかしながら、現時点においても、一部の資金については上記の特定に至っておりません。
こうした状況を踏まえ、弊社では、
・GIL社に入金された資金のうち、
GIL社を営業者とするいずれかのファンドの対象事業を原資として返済されたことが確認できたものについては、
当該ファンドの出資者へ償還及び分配する
・GIL社に入金された資金のうち、原資の確認ができないもの、
また、GIL社を営業者とするいずれのファンドの対象事業にも該当しないものについては、
全ファンドの元本に平等に充当し、各ファンドにおける投資家の皆様の元本額に応じた平等分配を行う
ことが、出資者の皆様の公平性を確保する観点から適切であると判断しております。
弊社は、係る方向性で両社との協議を引き続き進めることとし、
その進捗状況や平等分配の方法につきましては、2月28日までに改めて報告致します。
また、GIL社が現在管理する資金については3月中を目処に償還及び分配を実現いたしたく考えております。
現在グリーンインフラレンディングが返済原資として保有している資金は約15.5億円とのことです。
グリーンインフラレンディングの返済遅延総額は127億円なので、15.5億円の資金はその12%程度にすぎませんが、それでも返ってくるというのはいいニュースと言えるでしょう。
「・GIL社に入金された資金のうち、原資の確認ができないもの、
また、GIL社を営業者とするいずれのファンドの対象事業にも該当しないものについては、
全ファンドの元本に平等に充当し、各ファンドにおける投資家の皆様の元本額に応じた平等分配を行う」
とあり、原資がどのプロジェクトか判別できない資金についても、投資家に対して分配する方針に変更したようです。
これまで、金融当局からの指導により、「投資家に対する公平性の観点から、原資がどのプロジェクトか判別できない資金は分配してはならない」とされてきたものが、今回分配可能となったことは、投資家にとっては一歩前進と言えるでしょう。
事態が全く進展しないことにしびれを切らせた金融当局側が姿勢を変化させたものと思われます。
とはいえ、残りの110億円以上の資金については未だにJCサービス社より返済されておらず、予断を許さない状況であることに変わりはありません。
次回は「危険な事業者の見分け方はあるのか(7)(総括)」の予定です。
上場企業・有名企業への投資
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不動産・ホテルに投資
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