「投資2.0 投資型クラウドファンディング入門」を読みました
- 2019/04/20
- 05:00
以前このブログでも紹介したベストセラー「お金2.0」のタイトルをあからさまに意識している印象ですが、内容は全く異なります。
ソーシャルレンディングを含めた、投資型クラウドファンディング全般についての解説書です。
■著者について
藤原久敏
1級FP技能士、CFP®。
藤原FP事務所/藤原アセットプランニング合同会社代表。
大阪市立大学文学部哲学科卒業後、尼崎信用金庫を経て独立。
投資に関する講演・執筆を中心に活動する。『60歳からのお金の増やし方(スタンダーズ)』『あやしい投資話に乗ってみた(彩図社)』など著書20冊超。
以前このブログでも紹介した「あやしい投資話に乗ってみた」の著者です。
書籍紹介「あやしい投資話に乗ってみた」
■内容について
投資型クラウドファンディング全般に関する解説書です。
貸付型(ソーシャルレンディング)、
ファンド型(セキュリテ、ソニーバンクゲートなど)、
株式型(FUNDDINO、エメラダ・エクイティなど)
のすべてを同じ程度の比率で取り上げています。
それぞれの仕組みや魅力、特徴、具体的なプロジェクトの選び方などを丁寧に解説しています。
貸付型(ソーシャルレンディング)についても詳しく正確に記載されており、実際に著者自身でも投資していると思われます。
2018年10月に出版されたので、金融庁が貸付先の情報開示を行う方針を決めたことや、maneoマーケットがグリーンインフラレンディングの問題で行政処分を受けたことなど、最新の情報も盛り込まれています。
■印象に残った点
「クラウドファンディング」と言えば一般的には購入型や寄付型のイメージが強いですが、この書籍ではあくまでクラウドファンディングを「投資」としてとらえています。
また、「初心者はどれからはじめるべき?」というページでは、「貸付型をお勧めします」と記載されています。
理由としては、
・あらかじめ利回りが決まっている
・運営業者が多い
・担保設定されていることが多い
ことを挙げています。
一方、ファンド型・株式型はよりハイリスク・ハイリターンなので上級者向け、とされています。
■投資に役立つ点
これまで貸付型・ファンド型・株式型クラウドファンディングを包括的に扱った書籍はおそらくありませんでした。
しかも学術的な視点や資金需要者の視点ではなく投資家の視点で書かれており、投資型クラウドファンディングについて全く知らない人でもこれを読めばすぐに投資が始められるでしょう。
また、すでにソーシャルレンディングで投資をしている人でも、貸付型・ファンド型・株式型のすべてで投資をしている人は少ないのではないでしょうか。
そうした方は、まだ投資したことのないタイプについて知る機会になると思います。
次回は「2018年度確定申告~ソーシャルレンディング源泉徴収税を全額取り戻そう(4) 」の予定です。
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