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ネクストシフト株式会社代表 伊藤氏インタビュー(2)

前回に引き続き、ネクストシフト株式会社代表 伊藤氏インタビューです。

―借り手はどのように探すのでしょうか。
主には、取締役の永野が現地でマイクロファイナンス機関との人脈の構築や新規での案件の発掘を行っています。
彼は日本の銀行を退職した後、カンボジアのマイクロファイナンス機関で勤務していたため、カンボジア国内のことは熟知しています。
また、これまで60か国近くに渡航し、各国の状況についてヒアリングを行っているため、世界の国々の状況とカンボジアを比較して評価することができます。

―貸出の審査はどのように行うのでしょうか。
まず財務情報や金融機関としての登録がちゃんとされているか、といった基本的な点を確認します。
また、先方の経営陣に直接インタビューをして、経営方針を確認するなど定性的な情報収集にも努めています。
より投資家の皆様に安心される投資先にするべく、まだまだやりたいことはたくさんありますので、実直に取り組んでいきたいと考えています。

―伊藤社長ご自身に貸金業の経験はあるのでしょうか。
私は銀行で法人融資も手掛け、住宅ローン会社も経営していたため、国内における一通りの業務内容は理解しています。

―なぜ第一号ファンドの投資対象としてカンボジアを選んだのでしょうか。
カンボジアは現地がドル経済のため、現地通貨よりも米ドルの方が多く流通している実情があります。従って、外資規制があまり厳しくなく、海外送金などもしやすいです。
また、カンボジアのマイクロファイナンス機関は発達していますが、最終的な借り手に対する貸倒率は1%ほどと低い水準です。
こうした点に加えて、ある程度経験・土地勘があったことも一番始めに手がける投資対象としてカンボジアを選定した大きな要因です。

―カンボジアファンドの仕組みはどうなっているのでしょうか。
1口2万円から投資を受け付けています。
2つのマイクロファイナンス機関に分散して融資をし、6ヶ月ごとに利払いを受けて個人投資家に償還をします。
運用期間中には、定期的に財務的なモニタリングや現地情報を投資家に提供しています。
このファンドは円で投資し米ドルで運用するため、投資家の為替リスクはありますが、現地通貨建てではないため、新興国通貨の激しい値動きの影響は一定程度抑えられると考えています。
外貨建てでの金利は決まっているので、債権の価値は国債や株のように相場の変動はあまりありません。
また、為替の両替コストは抑えるような工夫はしています。
こうした投資は、日本の投資家にあっているのではないかと考えていますが、これまであまり知られていませんでした。

―手数料はどの程度とっているのでしょうか。
手数料としては営業者報酬という形で投資金額の2%を取っています。
従って、弊社が利益を上げるには何よりもまず、運用残高を増やしていく必要があると考えています。
他社さんの中には、手数料を5%近く取るなど管理費が高い事業者もありますが、当社としては金融機関向けに貸しているため、相対的に金利が低く、それほど高い手数料は取れません。
事業の運営コストもそれなりにかかりますが、例えば、鳥取だとオフィスなどの固定費は安く抑えられるため、そうした積み重ねで経費を削減し、筋肉質な財務体質にしていきたいと考えています。
また、ベンチャーキャピタル事業の利益など、会社全体としては損益分岐点を低くできるよう工夫をしています。

―最終的な借り手に対してどの程度の金利で貸しているのでしょうか。
カンボジアの上限金利が18%であり、その範囲内で貸しています。
なお、マイクロファイナンス機関に対しては、案件にもよりますが、当社からは7~8%程度で貸しています。
間にあるマイクロファイナンス機関が中間利益を取っている形にはなりますが、小口の借り手に対して、貸し回収をするという業務には運営コストがかかることは承知しているため、適正な水準であると考えています。

―ネクストシフトファンドからマイクロファイナンス機関に対する貸し倒れや返済遅延はどの程度あると見込んでいるのでしょうか。
今は慎重に融資先を選んでいるので、貸し倒れや返済遅延が起きる可能性は極めて低いだろうと想定しています。

―マイクロファイナンス機関に対して融資する際、担保は設定するのでしょうか。
金融機関が対象なので担保や保証は設定していません。また、投資対象が海外のため、担保をとるのが必ずしも有効ではない場合もあるだろうと考えています。

―何故分配は6カ月ごとなのでしょうか。
毎月分配、3か月ごとなども検討しましたが、先方から利息を送金するにもコストがかかるため、結果として個人投資家の皆様の利回りが悪化することを考慮し、半年といたしました。

―返済が滞った場合どのように対応するのでしょうか。
現地の金融機関には社会的責任があるので、万一そうした事態になっても、全く連絡がつかなくなるといったことはないだろうと考えています。
個別にそれぞれの金融機関と交渉をして、契約に基づき返済をしてもらいます。

―カンボジアにもオフィスがあるとのことだがどういった体制及び業務内容になっているのでしょうか。
カンボジアには取締役の永野が、新規開拓・既存の融資先との情報交換・モニタリング・最終的な借り手の情報収集などを行っています。
現状では融資先の数が少ないため、現体制でも管理できておりますが、今後は投資対象の国を増やす予定のため、必要に応じて体制を強化することを考えています。

―投資先のカントリーリスクについてはどう評価しているのでしょうか。
カントリーリスクが発生する可能性は常に想定をしています。
従って、変化が起こった時に迅速に対応し、投資家の皆様に情報提供ができるかが重要であると認識しています。
国内においてもニュースは注視しており、同時に、有事が発生した際には現地で得られるリアルな情報も重視しながら、対応をしていきます。

次回は「ネクストシフト株式会社代表 伊藤氏インタビュー(3)」の予定です。



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次回はネクストシフト株式会社代表 伊藤氏インタビュー(3)の予定です。

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Author:中田健介(けにごろう)
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2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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