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ソーシャルレンディングサービス2017年貸出額ランキング・シェア

前年度に引き続き、2017年度の各サービス年間貸出額ランキングを発表します。

なお、年間貸出額の算出にあたっては、「ソーシャルレンディング赤裸々日記」でまとめられている各サービス実績の値を元にさせていただきました。

各サービスの年間貸出額(2017年)ランキングは以下の通りです。

表:ソーシャルレンディングサービス 貸出額実績ランキング(2017年)
表:ソーシャルレンディングサービス 貸出額実績ランキング(2017年)
ランキング前年度ランキングサービス名開始時期年間貸出額(2017年)
(単位:億円)
シェア
(2017年)
    
11maneo2008年10月413.4 31.5%
22SBIソーシャルレンディング2011年4月209.0 15.9%
33クラウドバンク2013年12月136.2 10.4%
412グリーンインフラ
レンディング
2016年10月113.7 8.7%
55LCレンディング2015年7月92.6 7.1%
64ラッキーバンク2014年12月69.1 5.3%
78クラウドリース2016年2月51.0 3.9%
89クラウドクレジット2014年7月38.9 3.0%
97ガイアファンディング2015年10月33.6 2.6%
1013オーナーズブック2014年9月30.6 2.3%
1111スマートレンド2016年4月24.9 1.9%
12-アップルバンク2017年4月16.8 1.3%
136みんなのクレジット2016年4月16.8 1.3%
14-キャッシュフローファイナンス2017年2月15.9 1.2%
1510トラストレンディング2015年11月15.4 1.2%
1616アメリカン
ファンディング
2016年7月9.1 0.7%
1715TATERU FUNDING2016年6月6.5 0.5%
1817さくらソーシャルレンディング2016年12月5.5 0.4%
1919クラウドリアルティ2016年12月4.1 0.3%
20-レンデックス2017年7月3.1 0.2%
2114J.Lending2015年12月2.2 0.2%
22-プレリートファンド2017年12月1.7 0.1%
23-Pocket Funding2017年8月1.4 0.1%
2418SAMURAI2015年5月0.0 0.0%
2520AQUSH2009年12月0.0 0.0%
  (合計) 1311.5 100.0%


シェアを円グラフで表すとこうなります。
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■全体
サービス事業者の数は前年の20社から25社に増えました。
また、貸出金額の合計は、前年は538.9億円でしたが、2017年は1311.5億円と143%の伸びを示しました。
飛躍的な成長だといえます。

■ランキング
ランキング1位~3位までは前年から変動ありませんでした。

1位:maneo(413.4億円)
2位:SBIソーシャルレンディング(209.0億円)
3位:クラウドバンク(136.2億円)


いずれも安定して貸出額を伸ばしています。
特に1位・2位はそれ以下に比べて大きく差をつけており、簡単に逆転されることはなさそうです。

4位に、グリーンインフラレンディング(113.7億円)が入っています。
前年は12位だったのですが、大きく順位を伸ばしました。

5位は前年と同様LCレンディング(92.6億円)です。

6位はラッキーバンク(69.1億円)です。
前年は4位で、貸出額自体は伸びているのですが、やや順位を落としました。

あとは目立った動きとしては、2017年4月以降業務停止中のみんなのクレジット(16.8億円)が6位から13位に順位を落としました。
また、SAMURAI(旧スマートエクイティ)・AQUSHは2017年は全く募集がありませんでした。

■年間貸出額の増減
各社とも大きく年間貸出額を伸ばしています。

maneoは前年(217.7億円)から200億円近く伸ばしており、最も年間貸出額を伸ばした事業者です。
また、SBIも前年(89.1億円)から100億円以上ほど伸ばしており、2倍以上となっています。
クラウドバンクは前年(46.1億円)から一気に136.2億円まで伸びており、3倍近くの飛躍的な伸びを示しています。

また、一般的にソーシャルレンディング事業者の損益分岐点と言われる年間貸出額20億円を越えているのは、1位のmaneo~11位のスマートレンドまでです。
徐々にソーシャルレンディングがビジネスとして儲かるようになりつつあるといえます。
12位以降の事業者は、黒字化までもう少しかかりそうです。

■シェア
事業者が増えた影響で、各社のシェアにも変化がありました。
まず、昨年は40.4%であったmaneoのシェアは、31.5%とやや低下しました。
変わってクラウドバンク(前年8.6%→10.4%)や、グリーンインフラレンディング(前年1.5%→8.7%)がシェアを伸ばしています。
maneoの独占状態がやや崩れてきたと言えます。
しかし、maneo、SBI、クラウドバンクの上位3社でシェア57.8%を占めており、寡占状態であることには変わりありません。

■新規参入事業者
2017年度の新規参入事業者は、以下の5社でした(参入時期順)
キャッシュフローファイナンス(2017年2月)
アップルバンク (2017年4月)
レンデックス (2017年7月)
Pocket Funding (2017年8月)
プレリートファンド (2017年12月)

新規参入事業者としては、アップルバンク(16.8億円・12位)が最も健闘しました。

次回は「TATERU Apartmentでの投資を決めました(2) 」の予定です。



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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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