まちづくり参加型クラウドファンディングサービス「ハロー!RENOVATION」が6月にサービスを開始
- 2018/07/25
- 05:00
↓
まちづくり参加型クラウドファンディング ハロー!RENOVATION

<以下引用>
ハロー!RENOVATIONは、空き家・遊休不動産(モノ)と利活用したい人(ヒト)をつなぎ、
みんなが想いのあるお金(カネ)を中心にサポートする、
まちづくり参加型クラウドファンディングサービスです。
(中略)
投資型クラウドファンディングでは、想いをもって投資したプロジェクトの事業収益からリターンを金銭として受け取ることが出来、また元本部分である出資金の返還を受けることができます。
不動産に投資するクラウドファンディングですが、空き家や遊休不動産のリノベーション案件を対象としている点が新しいと言えそうです。
ハロー!RENOVATIONの3つの特徴
①3者マッチング
1. 用途に困っている空き家・遊休不動産を所有している「物件オーナー」の方
2. 事業を行いたい「プロジェクトリーダー」の方
3. 想いのある事業に投資をしたい「投資家」の方
上記3者をマッチングして、空き家などを再生していくためのプラットフォームです。
②参加型クラウドファンディング
3者マッチングの当事者「物件オーナー」「プロジェクトリーダー」「投資家」になる以外にも、想いを実現するためのサポート方法があります。
・物件についての意見交換に「参加」する
・DIYイベントに「参加」する
・プロフェッショナルとして「参加」する
⓷投資方法の選択肢
ハロー!RENOVATIONでは、プロジェクトの特徴によって「投資型」「購入型」「寄付型」に投資・支援方法が分かれていますので、ご自分に合った方法を選んでいただくことができます。
「投資型」
事業の収益の一部をリターンとして金銭で受け取ることが出来、また元本部分である出資金の返還を受けることができる方法です。(一部のプロジェクトでは、金銭以外の物品やサービスも投資家特典として受け取れるものがあります。事業状況により、返還される出資金は元本を割る可能性があります。)
ただし「ハロー!RENOVATION」では、リターンのみを追求する投資ではなく「参加型」であることで、プロジェクトを応援したいという想いをよりダイレクトに伝えられる、持続可能で豊かなまちづくりを実現していくための「新しい投資のかたち」を目指しています。
「購入型」
プロジェクトに関する物品やサービスを購入することでサポートを行います。金銭以外の物品やサービスをリターンとして受け取れます。
「寄付型」
募金と同じ考え方です。金銭的価値のあるリターンはなく、プロジェクトに対する純粋な金銭的サポートです。
単に投資家として資金を出すだけではなく、物件の活用のアイデアを出したり、リノベーションの作業を手伝ったりする形での参加もできるそうです。
また、自分が大工や税理士などのプロの場合は、その専門知識を活かしてプロとしての参加もできるそうです。
投資方法として、「投資型」「購入型」「寄付型」の3種類が選べるそうです。
すべてを提供するサービスは珍しいといえます。
サービス提供会社は株式会社エンジョイワークスで、鎌倉を拠点に、不動産、建築、まちづくり、空き家再生などの取り組みを行っている会社です。
同社は2018年5月に全国初となる小規模不動産特定共同事業者への登録を行い、サービスをスタートしました。

これまでに鎌倉で何件かのリノベーションを行い、またその施設の運営も手掛けているそうです。
リノベーションは自社の一級建築士が手掛けているとのこと。
社名:株式会社エンジョイワークス
代表者:代表取締役 福田和則
本社:〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-10-9
設立:2007年11月29日
資本金:13,750,000円
社員数:37名(パート・アルバイト含む)※2017年10月現在
免許:宅地建物取引業 [神奈川県知事(2)第28062号] 、一級建築士事務所 [神奈川県知事登録 第16506号]
社員数37名とある程度の規模の会社のようです。
代表取締役は福田和則氏です。
プロフィールについて調べてみました。
http://yadokari.net/interview/50310/
https://bukkenfan.jp/e/6077898741870756269
福田 和則(ふくだ かずのり)
1974年兵庫県生まれ。外資系金融機関勤務を経て、2007年エンジョイワークスを設立。


10年ほど銀行に勤務していたそうですが、具体的にどこの金融機関に勤務していたのかはわかりませんでした。
これまでに募集されたプロジェクトは以下の3つです。

「投資型」「購入型」とプロジェクトごとに表示されています。
投資型プロジェクトの内容を見てみます。
逗子の"廃工場"桜山シェアアトリエ【投資型】

<募集条件>
■想定利回り
年率最大約8%(税引前)
■運用期間
5年間
■募集期間
2018/07/10〜2018/09/10
■投資家特典
ハロー!RENOVATIONクラブへの参加等
■目標募集額
¥12,000,000
■出資単位(1口あたり)
1口金5万円(1口以上1口単位、1人当たり上限20口)
・計算期間 分配の基準とする決算日は毎年9月末日として、匿名組合員に対する分配金額の計算を行います。
・分配日 決算日から120日以内
とあることから、分配は年1回と思われます。
本ファンド対象事業は、神奈川県逗子市桜山にある廃工場をリノベーションして、クリエイターやアーティストの活動の場として誕生し、開業後すでに約3年間運営をしている「桜山シェアアトリエ」です。
魅力1:最大想定利回り「年率約8%(税引前)」・運用期間「5年」
最大想定利回り年率約8%(税引前)という高利回りが、本事業の最大の魅力。例えば、100万円をご出資いただいた場合、5年後には合計で約140万円が償還される分配シミュレーションになります。
魅力2:過去3年間の優良なトラックレコード
本事業は、すでに約3年間の優良な稼働実績があります。
アトリエとして利用されている14室のブースと、別棟になっている小屋の合計15の貸しスペースを稼働させていますが、初年度である2016年9月期から稼働率95%(稼働率95%での想定利回りは年率約6.7%)。2年目の2017年9月期には稼働率100%を達成しています。以降入退去はありつつも、7月10日募集開始時の稼働率は1ブース空室の93%、7月21日現在の稼働率は100%満室稼働で運営しています。
魅力4:施設の早期売却によるキャピタルゲインのチャンス
本ファンドの終了時には、物件の売却または営業者独自の勘定への移管を行いますが、期中においても好条件での売却が可能な場合、途中売却する可能性があります。その場合には、売却時に利益(キャピタルゲイン)が得られる可能性があり、さらに利回りが高まります。
魅力5:施設の優先買取が可能
さらに、本ファンドにご出資いただいた方には、優先して物件を購入することが出来る仕組みとします。前述の早期売却同様に、他のご出資者の方が十分な利益が得られるような購入価格とすることが条件となりますが、本事業に参画いただく中で、ご自身でより長期間にわたって本事業を運営してみたい!とお考えになったら、それを実現できるのです!
魅力6:投資家、空き家再生・まちづくりコミュニティとのつながりがもてる
投資家コミュニティ「ハロー!RENOVATIONクラブ」へ参加いただけます
スキーム図

スキーム図からすると、ファンドの資金は、物件取得の費用に充てられるようです。
ただし、土地については借地であり、あくまで取得するのは建物だけのようです。
分配金は不動産の賃料を原資とするようで、貸金業のスキームではないようです。
貸金業ではなく、不動産の賃料から分配金を支払うというスタイルは、クラウドリアルティやTATERU FUNDINGと近いものと思われます。
投資期間5年間というのは長すぎるように感じますが、想定利回り8%はなかなか魅力的です。
まずは10万円ほど投資してみようと思います。
なお、氏名や住所などの情報は、会員登録時ではなく、ファンド申込時に入力するようになっていました。
次回は「2018年4~6月ソーシャルレンディング投資実績」の予定です。
東証一部上場企業が運営する1万円からできるアパート投資
公認会計士が運営するソーシャルレンディング
アジアの中心!沖縄発クラウドファンディング

法人融資歴15年以上の経験と実績でソーシャルレンディングに挑む!

不動産の目利きには自信あり! 銀座の不動産屋がソーシャルレンディングに参戦!
狭い国内市場には興味なし! ソーシャルレンディングで世界を救う!

- 関連記事
-
- ハロー!RENOVATION担当者インタビュー(2) (2018/10/06)
- 「ハロー!RENOVATION」「RENOSY」での投資を始めました (2018/08/11)
- ハロー!RENOVATION担当者インタビュー(1) (2018/10/03)
- まちづくり参加型クラウドファンディングサービス「ハロー!RENOVATION」が6月にサービスを開始 (2018/07/25)