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グリーンインフラレンディングはみんクレ・ラッキーバンクと同じ道をたどるのか

プレリートファンドの融資先であるヘルスケア運営会社のパンフレット表示に消費者庁から措置命令が下されました。

募集案件のヘルスケア運営会社に対する、パンフレット表示への消費者庁からの措置命令について

<以下引用>
プレリートファンドがヘルスケア・カテゴリーの中で投資案件(イリーゼ西宮の沢)としているヘルスケア施設の大手運営会社、HITOWAケアサービス(東京)に対し、消費者庁は7月3日、「終の棲家として暮らせる」「介護度が重い人も過ごせる」と記載したパンフレットに、「従業員に危害を加え、通常の介護方法で防止できないときに契約を解除する」との条件は記載しなかったとして、景品表示法違反(有料老人ホームに関する不当表示)の再発防止命令を出しました。

本件に対し、HITOWAケアサービスに問い合わせたところ、昨年作成配布したパンフレットへの単純な記載漏れとのことからも、3日付けのHITOWAグループからのお知らせの通り、今回の措置命令を真摯に受け止め、再発防止に努めるとのことでした。

HITOWAケアサービスからのお知らせ
https://www.hitowa.com/holdings/info/view/24



見たところパンフレットに対する指摘内容は軽微であり、単なる記載漏れとの説明で違和感はありません。
それほど大きな問題にはならないと思われます。

*************
6月30日にmaneoマーケット社がグリーンインフラレンディングのサービス停止を宣言しました。

今後グリーンインフラレンディングは新規ファンドの募集ができなくなったわけですが、グリーンインフラレンディングおよびJCサービスはこれからどうなるのでしょうか。
2018年7月5日現在、グリーンインフラレンディングの貸出残高は約125億円です。
この資金は今後投資家に無事償還されるのでしょうか。あるいはデフォルトとなってしまうのでしょうか。

みんなのクレジットは2017年3月に業務停止処分を受けてから、しばらくは通常通り返済されていましたが、4カ月後にほぼすべてのファンドで返済遅延が生じ、そのまま貸し倒れとなりました。
また、ラッキーバンクは、2018年2月に業務停止処分を受けてから3カ月後に大規模な返済遅延が生じました。(ただ、まだ貸し倒れが確定したわけではありません)
グリーンインフラレンディングは金融当局による業務停止処分を受けたわけではありませんが、maneoマーケットによりサービス停止を宣言されたので、今後資金調達ができなくなるという点では同様です。
グリーンインフラレンディングもみんクレ・ラッキーバンクと同じ道をたどるのでしょうか。

グリーンインフラレンディングと、みんクレ・ラッキーバンクには一つ共通点があります。
それは、「貸出資金のほとんどすべてが1社の借り手に集中している」という点です。
みんクレの借り手はほとんどすべてテイクオーバーホールディングスでしたし、ラッキーバンクの借り手はほとんどすべてX社(ウィングトラスト社)でした。
同様に、グリーンインフラレンディングの借り手は、ほぼJCサービスが全てです。
また、借り手が関連会社である点・不動産開発事業を手掛けていた点も共通しています。(みんクレについてはそもそも事業の実態があったのかどうか怪しいところですが)

この、「貸出資金のほとんどすべてが1社に集中」「借り手が関連会社である」こと自体が問題だとは思いません。
他にもそうした事業者はいくつもありますし、投資家がそのことを承知の上で投資するのであれば特に問題とは言えないでしょう。

ただ、これらの事例から、「借り手が資金調達の大部分をソーシャルレンディングに依存している場合、その資金調達手段を急に止められると遠からず破綻してしまう可能性が高い」ということは言えるでしょう。

これはまあ仕方のない面もあると思います。
どんな企業でも、多かれ少なかれ金融機関・社債などでの資金調達を継続的に行っています。
ある日突然それを止められたら、よほど手元資金が潤沢にない限り、倒産しないまでもピンチに陥るのではないでしょうか。
急成長を遂げたソフトバンクの孫社長も「自転車操業」を自認していますし、仮に資金調達が急にできなくなったらソフトバンクもつぶれるかもしれません。

一方、クラウドバンクも業務停止処分を受けましたが、借り手が返済不能に陥ることはありませんでした。(一部で返済遅延は生じましたが)
クラウドバンクの借り手はそこまでソーシャルレンディングに対する依存度が高くなかったためだと思われます。

では、JCサービスはどうでしょうか。

先にも述べたように、現在グリーンインフラレンディングの借入残高は約125億円です。
一方、JCサービスの決算公告(2017年11月時点)を見ると、「流動負債-その他」の額は135億円です。
タイミングが異なるので単純には比較できませんが、このほとんどはグリーンインフラレンディングでの借入だと考えてよいのではないでしょうか。
だとすれば、JCサービスの総資産163億円のうち135億円をグリーンインフラレンディングからの借入金が占めていることになります。
比率としては80%になり、ソーシャルレンディングへの依存度は非常に高いと言えます。
詳細がわからないので確かなことは言えませんが、これを借り換えなしで1~2年以内に全て返済するのはかなり難しいと思われます。
(グリーンインフラレンディングのファンドの返済期間は1~2年のものが中心でした)
今後銀行などから借り換えができれば良いのでしょうが、そもそも発電施設の開発資金は銀行からの借り入れが難しいからソーシャルレンディングで資金調達していた訳で、急に切り替えるのは難しいのではないかと思われます。

JCサービス決算公告20180213-57

JCサービスの主な事業内容は、発電施設の開発・運営です。
JCサービスが今後存続を図るには、どの程度あるのかわかりませんが、まず保有する発電施設を片っ端から売却するしかないでしょう。
現在開発中のものについては、そのまま売却するのは難しいと思われるので、早期に完成させて売却するか、あるいは開発を中止することになるでしょう。
JCサービスの借り入れが無事返済されるかは、開発中の施設を早期に完成させてスムーズに売却できるかどうかにかかっていると言えるでしょう。

ちなみに、私のグリーンインフラレンディングでの投資残高は54万円で、内訳は以下の通りです。

【第1弾】小型風力発電ローンファンド(第5次募集) 投資残高13万円 期限:2018年7月31日
【第9弾】メガソーラーローンファンド(第1次募集) 投資残高41万円 期限 2018年10月01日

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返済されるかどうかは何とも言えない状況です。

次回は「TATERU Apartmentセミナー「新築アパートが資産形成で最強の理由」に参加しました」の予定です。



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コメント

No title

JCサービス側は、金融庁とも話をしたいとマネオに頼みましたが、マネオは断固拒否したみたいですね。(なちゆき氏談)
償還金に関してもマネオは納得せず、JC側が法務局に供託せざる得ないと言ってます。このままマネオ側が融資拒否なら、JCは、デフォルトだと思います。そう現代ビジネスにも書かれてました。幸いメディアが疑惑として報道した、JC社長口座振込疑惑、JCサービスの証券への不正送金疑惑も、金融当局の発表の中には有りませんでした。JCはこの件は一貫して否定しております。JCの実業は確認されているので、投資家の125億円は、正にマネオの融資可否次第の状態ですが、怒りは相当なので、マネオリスクとでも言うべき新しいリスクです。マネオの立場は現状我々投資家優先とはいかない気がします。困ったものです。

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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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