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(速報)ラッキーバンクが業務改善命令に対する再発防止策を提出

現在業務停止中のラッキーバンクが、6月29日に業務改善報告書を関東財務局へ提出しました。

(以下投資家向けのメールから引用)
この度、弊社は、同命令に基づく業務改善報告書を関東財務局へ提出しました。今後、当該報告書に盛り込んだ再発防止策等(下記URL参照)を順次実行してまいります。また、今回の行政処分を真摯に受け止め、深く反省するとともに、より一層の内部管理態勢の強化・充実を図ってまいる所存でございます。


お客様ならびに関係者の皆様には多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

なお、弊社は、今般の行政処分を踏まえ、これまでの弊社のビジネスモデルを一から見直します。今後のソーシャルレンティング事業において、単に不動産転売による収益を目的とする不動産事業会社に融資を実行するのではなく、中古不動産の再生を図り、収益化の向上を目的とするプロジェクト(不動産事業会社)への融資に特化していきます。
 具体的には、リノベーション会社や運営会社と協働し、国内の設備・構造が有効に活用されていない中古不動産で、リノベーション等(例:ホステル案件)によって、テナント収益の向上を見込めるプロジェクト(不動産事業会社)に対し、物件の取得又はリノベーション費用等を融資していく予定です。
今後とも、ご支援、ご愛顧のほど何卒よろしくお願いいたします。



少なくとも業務再開への意欲はあるようで、投資家としてもやや希望が持てるニュースだと言えるでしょう。


再発防止策の概要は以下の通りです。


1. 再発防止策(概要)
(1) X 社との密接な関係の遮断
今回の行政処分において、貸付が集中しているとの指摘を受けた弊社代表
取締役の親族が経営する X 社について、今後は、借換えを含む新規の貸付け
は行いません。また、これに伴い、弊社役職員による X 社の営業会議等への
出席などの人的関係も一律に排除し、同社との間での業務上の接触は既存貸
付債権の回収についての交渉に限って行うこととします。
(2) 株主構成の変更
筆頭株主である弊社代表取締役は、本事業年度末までに、第三者である投
資家に弊社株式を譲渡して、弊社への影響力を弱めるとともに、当該第三者
株主による監視の目を入れることで、X 社はもちろん、その他の利害関係先
との間についても、同種の問題の再発防止を図ります。
(3) 営業部の新設及び代表取締役の営業への不関与
弊社では、営業部を新設し、代表取締役は経営に専念し、今後貸付先と接
点を持たない態勢を構築することで貸付先からの独立性・客観性を維持しま
す。
(4) 審査部(従来の管理部)の増員
貸付の可否等の審査に当たって不動産の担保価値以外の考慮要素について
も十分に検討するため、新しい審査部長の採用(平成 29 年 6 月実施済み)
に加え、金融機関における審査経験者を増員し、不動産に偏重した審査を是
正します。
(5) 融資審査委員会の設置
弊社代表取締役を除く取締役、審査部長及び法務・コンプライアンス部長を
構成員(監査役はオブザーバー)とする融資審査委員会を設置し、その過半数
の決議を一定の融資実施に当たっての必須要件とします。
(6) 社外監査役の設置
コンプライアンス等に知見を有する弁護士を本年5月 31 日付で社外監査
役として選任し、業務執行の監視機能の強化を図っています。社外監査役は
取締役会に出席するほか、コンプライアンス委員会及び融資審査委員会にも
オブザーバーとして出席することとします。

(7) 利益相反を防止するための仕組み
利益相反の恐れのある取引の類型化及び管理方法を定め、利益相反取引を
厳格に管理します。また、X 社への借換えを含む新規の貸付けは禁止としま
す。
(8) 貸付先の分散
一社あたりの貸付上限金額を弊社貸付総額に対して上限を設定し、特定の
一社に依存しない体制を構築します。また、各社への貸付金額が上限を超えな
いよう継続的にモニタリングを行います。また、前述のとおり、今後 X 社への
借換えを含む新規の貸付けは行いません。最終的には、X 社との取引を解消し
ます。
(9) 不動産担保偏重からの脱却と融資審査体制の構築
弊社では、不動産の知見に基づいた対象不動産単体の精査に偏って審査を
行っていた従来の体制を是正すべく、適切な融資審査体制を構築し、実効的な
融資審査を実施するものとします。
(10) 債権管理・債権回収ノウハウの蓄積と基準の整備
債権管理・回収について豊富な経験を有する担当者を採用すると共に、各種
マニュアルを整備し、実効的な債権管理・回収を図ります。
(11) 適正な期待利回りの設定
弊社では、今後、上記(9)記載の融資審査体制を反映した審査基準マニュ
アルに基づき審査を行ったうえで適正な貸付金利を設定し、当該金利に基づ
き期待利回りを設定します。
(12) 投資者保護意識の醸成
ソーシャルレンディングを行う金商業者として必要な知識の向上を図るた
め、毎月役職員に研修を実施します。また役員は、第二種金融商品取引業協会
が開催する研修に参加し、その内容を社内にフィードバックすることとしま
す。



X 社(ウィングトラスト社)との決別を含む抜本的な改善案だとは思います。
是非実現して欲しいと思います。

ただ、以前から私が希望していた、「貸付先の識別を可能にする」というのは入っていないようです。
これも入れてほしいところです。

また、(2) 株主構成の変更
筆頭株主である弊社代表取締役は、本事業年度末までに、第三者である投資家に弊社株式を譲渡して、弊社への影響力を弱める、とあるので、田中代表は今年度中には少なくとも辞任するものと思われます。

ただ、投資家として気になるのは、再発防止策の内容よりも、やはり現在返済遅延中のファンドの今後の見通しです。
たとえこの再発防止策を全て実践したとしても、ファンドの返済がなされなければ、今後ラッキーバンクで投資しようという人はいないでしょう。

今後の債権回収の見通しについて以下の通り通知されています。


2. 遅延が発生しているファンドに関する今後の債権回収について
本年6月28日現在、遅延が発生しているファンドについて、弊社としては、以
下の方針により、可能な限り貸付債権を回収することができるよう、努めて参る
所存です。
(1)X社について
弊社で運用しているファンドのうち、X社が借入人となっているファンドが152
本あり、そのうち152本の返済が遅延しております。また、総貸付金額(元本部
分)は、45億8,236万円です。
本貸付については、早期の債権回収に向け、本借入人と協議を継続しておりま
す。本借入人より返済計画案を受領いたしましたので、今後、返済計画案の実現可
能性等を検討し、必要に応じ本借入人との間で更に協議等を行った上で、本借入人
に対する貸付債権の回収方針を決定する予定です。
(2) Y社について
弊社で運用しているファンドのうち、Y社が借入人となっているファンドが2本
あり、そのうち1本の返済が遅延しております。総貸付金額(元本部分)は、
4,082万円です。
本貸付については、早期の債権回収に向け、本借入人と協議を継続しておりま
す。弊社では、本借入人より、本貸付にかかる担保物件に関し、本年6月末まで
に売却の決済が完了しない場合は、本貸付相当額部分について、他の金融機関か
らの借換えによる返済を検討している旨の返済計画を受領しておりますが、現状
では借換先について具体的な進捗はありません。
今後、本年6月末までに返済がなされない場合には、本借入人との間で更に協
議等を行った上で、本借入人に対する貸付債権の回収方針を決定する予定です。
(3) Z社について
弊社で運用しているファンドのうち、Z社が借入人となっているファンドが1本
あり、そのうち1本の返済が遅延しております。総貸付金額(元本部分)は、
1,500万円です。
本貸付については、早期の債権回収に向け、本借入人と協議を開始しておりま
す。また、本借入人に、平成30年6月15日までを目途として返済計画案を徴求し
ておりましたが、現状、借入人側の代理人(弁護士)が情報を整理している段階
であるため、本年6月28日時点では受領に至っておりません。今後弊社では、本
借入人から提出される返済計画案の実現可能性等を検討し、必要に応じ本借入人
との間で更に協議等を行った上で、本借入人に対する貸付債権の回収方針を決定
する予定です。




X社の返済遅延ファンドは、152本、45億8,236万円と改めてその規模の大きさが浮き彫りになりました。

みんなのクレジットのテイクオーバーホールディングスに対する債権額が約31億円だったので、それを上回る規模です。
考えたくないことですが、もしこれが全額デフォルトとなれば、国内ソーシャルレンディング史上最大の被害となるでしょう。

ただ、ラッキーバンクについては、当局からの指摘として担保不動産評価額が不適切だったというのはありましたが、担保自体が存在しないという指摘はなかったので、あることはあるのでしょう。
だとすれば、仮にデフォルトになるとしても全損ということはないと考えられます。

引き続き予断を許さない状況は続きそうです。


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コメント

はじめまして。
254号は一部債権回収の連絡があり、本日振込みを確認しました。
投資されている方に少しでも情報共有出来ればと思い、コメントさせて頂きます。

-----------
〇〇様

ラッキーバンク・インベストメント株式会社(以下「弊社」)は、掲題のプロジェクトにかかる借入人(以下「借入人」)から担保不動産の売却による弊社債権の一部弁済を受け、登記されていた担保権(根抵当権)の解除に同意いたしましたので、お知らせいたします。

【ファンド名】
第254号ローンファンド Lucky Bank 90億円突破記念


【対象となるプロジェクト】
東京都江東区不動産担保ローン(以下「プロジェクト1」)

※東京都千代田区不動産担保ローン(以下「プロジェクト2」)の元本及び利息は、既に償還しております。


【経緯】
平成30年5月28日付で弊社貸付債権の返済遅延が生じた後、借入人から、担保不動産の任意売却による弁済の意向を受けており、売却活動が行われておりました。
その後、担保不動産に買い手がつき、本年7月31日に本件の担保不動産の売買決済が行われたため、弊社は債権の一部弁済金を受領いたしました。
借入人に対する現在の貸付債権の状況は、以下となります。


【現在の貸付債権の状況】
プロジェクト1
a. 貸付元本 15,000,000円
b. 今回受領した弁済金 12,351,682円
c. 未収利息(本年5月2日~5月28日)133,150円
d. 遅延損害金(本年5月29日~7月30日)517,806円
e. 要返済額 15,650,956円(a + c + d)
f. 貸付から本年5月までに受領した利息 1,686,570円

プロジェクト2(償還済)
g. 要返済額 13,215,112円
h. 受領した利息及び元本 13,215,112円

営業者報酬(運用開始~本年7月)
i. 営業者報酬総額(プロジェクト1) 537,975円
j. 営業者報酬総額(プロジェクト2) 304,177円

■未回収の元本
3,299,274円
計算式:a -(b - c - d)

■元本回収率
約78.0%
計算式:(b - c - d)÷ a

■貸付債権総額(利息及び遅延損害金含む)に対する回収率
約80.4%
計算式:(b + f - i)÷(e + f - i)

■本ファンド総額(プロジェクト1及びプロジェクト2合算)に対する償還率
約88.9%
計算式:{(b + f - i)+(h - j)}÷{(e + f - i)+(g - j)}

※各項目の%は、小数点第二位以下を四捨五入しています。また上記の計算にあたり、税金は考慮していません。


【担保不動産の売却に対する弊社の判断】
弊社では、今回の担保不動産の売却金のみでは弊社貸付債権の完済に至らないことから、売却に伴う担保権の解除に同意するか否か慎重に検討いたしました。
その結果、今回の担保不動産の売却金が現時点での当該不動産の評価額と大きく乖離しないこと、他方で、借入人の財務状況が悪化しており、また今後、租税公課の未払いにより行政機関から督促を受けるなどし、物件価値の毀損や回収額の減少が生じる可能性があることなどを考慮し、早期に一部資金の回収を図る必要があるとの判断に至ったため、担保不動産売却による一部弁済を受けることで、担保権を解除することに同意いたしました。


【残存元本にかかる今後の回収方針】
借入人にかかる未回収金については、他の財産の状況を再度調査のうえ、引き続き借入人に対して、全額回収に向け請求を行ってまいります。


【一部弁済金の分配について】
借入人から受領した一部弁済金(上記 b )は、本年8月7日(分配日)に分配を実施する予定です。
※分配金額は、分配日から3営業日以内にご登録の銀行口座へお振込みいたします。


また、各投資家様への分配金の詳細は、本年8月7日の分配実施後、ログイン後のマイページからご確認が可能となります。

今後、債権回収に進捗があった際は、弊社ウェブサイト等を通じてご報告いたしますので、何卒、よろしくお願い申し上げます。

Re: タイトルなし

ラッキーバンクについて情報提供いただきありがとうございました。

254号のプロジェクト1の状況についてですね。
個別に返済されたということは、借り手はX社ではなかったのでしょうか。
元本1500万円のうち、1235万円が回収できたとのこと。
満額ではありませんが、大部分が戻ってきそうで良かったですね。
他のファンドについても多少望みが出てきたかもしれません。

元本1500万だったので、もしかしたらZ社の案件だったのかもしれないですね。
他の案件にも投資しているので、これに続いて欲しいところですね。

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Author:中田健介(けにごろう)
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2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
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 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

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